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「梅ちゃん先生」物語と橋下某 [閑話]

「梅ちゃん先生」物語も、後半戦に入ってスタッフもお疲れのようだ。以前比較した
4ヒロインの物語から考察すると、全ヒロインが、昭和シングル生れ以上の年齢だが、
「ゲゲゲ」の布美枝は、戦後、昭和28年からが殆どで、松下奈緒が最後まで演じた。
「おひさま」の陽子と、「カーネーション」の糸子は、戦前戦後を通じて、主に井上真央と
尾野真千子が主に演じたが、糸子は、晩年、夏木まりを起用してマンネリを凌いだ。
「ゲゲゲ夫婦」と、「糸子」の物語は、戦前・戦中・戦後を生き抜いた成功者の実話を
下敷きにしているから、迫力もあり、主義・主張も明らかで、よくまとまっていた。

「おひさま」の陽子は、有名人モデルはいなかったが、物語全編に奥床しい主張があった。
それに引き換え、「梅ちゃん先生」は、何を主張したいのか?人気のあった井上真央の
「おひさま」は、戦後の語りは昭和25年頃までに絞っていたから、主張が生きた。
「おひさま」の(陽子の)主張は、「心に太陽を」、「女性は太陽」であった。それは
現代社会の家族の崩壊への警告であり、女性・母親・主婦としての自覚への呼掛けだった。

「おひさま」の年老いた陽子(若尾文子)の物語の聞き役、主婦・房子(斉藤由貴)の
家庭も崩壊しかかった状況だった?陽子の物語を聞き、「心に太陽を」、「女性は太陽」
というフレーズを噛締める事によって、房子の心の中に変化が起ったのではなかろうか?
家族の中で目立たない仕事に明け暮れ、損な役割という不満をいう前に、自分が謙虚になり
家族に深い関心を示す様になれたのではないか?房子の家庭は、健全な家庭に戻った!
この物語を視聴した多くの主婦が、房子の様に、様々な出来事に対しても、従来と異なる
柔軟なアプローチができる心境が生まれたのではなかろうか?家族の絆の総元締めである
主婦の心の在り方が、主婦の存在価値、家族の存在価値を高めもすれば、無にもする。

第83話の「梅ちゃん先生」では、頑固な建造(高橋克美)の許可も下りて開業のために
梅子(堀北真希)は大学病院に退職予告。銀行への金策に走る。何だか良く分からないが
下村家の横に、納屋?または倉庫の様な建物があり、其処を診療所に当てるという。
好都合に出来ている。折りしも高度成長の走りでもあり、何でも思い通りになる世に?
私の知人(10年位先輩)も、昭和30年代に数百万円の資金を調達し、それを原資にして
銀行から融資してもらい病院を建てた。あの当時、信用できる人材なら銀行は融資した。

さて、橋下某の「維新八策」を新聞紙上で読んで、「梅ちゃん先生」の梅子のように
何でも、自分の思い通りになると思っているのではないか?と、疑ってしまった。
消費税の地方税化と地方交付税制度の廃止が、最も税の配分にかかわる重大問題である。
橋下は、日本第二の大都会・大阪を地方として考えているから、消費税や地方交付税を
地方で取り立てれば良いという事になるが、弱小地方は、大幅税収減になるだろう。

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小沢氏ら離党届と梅ちゃん先生_79回 [閑話]

小沢氏ら50名が、民主党に離党届を出した。(以下のURL参照)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0200N_S2A700C1000002/ 
【衆院議員】(38人) (当選14回)小沢一郎 (当選5回)東祥三、山岡賢次
(当選4回)牧義夫 (当選3回)小宮山泰子、鈴木克昌、樋高剛
(当選2回)青木愛、太田和美、岡島一正、古賀敬章、松崎哲久、横山北斗
(当選1回)相原史乃、石井章、石原洋三郎、大谷啓、大山昌宏、岡本英子、笠原多見子、
  金子健一、川島智太郎、木村剛司、菊池長右エ門、京野公子、熊谷貞俊、黒田雄、
  瑞慶覧長敏、菅川洋、高松和夫、玉城デニー、中野渡詔子、萩原仁、畑浩治、福嶋健一郎
  三宅雪子、水野智彦、村上史好
【参院議員】(12人) (当選2回)主濱了、広野允士、森裕子 (当選1回)佐藤公治、
  谷亮子、友近聡朗、外山斎、中村哲治、はたともこ、姫井由美子、平山幸司、藤原良信
当初の離党届から【衆院議員】(当選2回)の階猛、辻恵を削除し再届という失態を演じた。
福田衣里子や先日のブログ「見かけによらぬ人」で取上げた田中美絵子は、次の選挙の公認
と資金を約束されて、離党しなかった?というネット上の噂を目にしたので紹介しておく。
今後の日本の政治が、「梅ちゃん先生」物語と同様に先が読めない展開になっている。
物語の方は大勢に影響ないが、政治はいろいろ影響も大きい。ほどほどに願いたいもの。

今日の梅子(堀北真希)と松岡(高橋光臣)の二つの対話を取上げ、その見方を書いてみた。
1つは、「尊敬する坂田先生(世良公則)が、何時も患者の傍に居る。」という話。
この“傍”というのは物理的距離ではなく、心理的距離だと梅子は解説していた。これは、
患者との心理的距離が、町医者の治療に比べて、大学病院での治療の方が遠いという事だ。
町医者は、患者の情報(一般的背景や家庭の事情等)を様々な人間関係や生活環境の中で
知る機会が多く、当然、心理的に身近な存在である。こんな一般的な事は、当り前?
今頃になって、そんな事で建造(高橋克美)の期待を裏切るとは!よく理解できない。

もう1つは、それだけ思いつめて建造に認めて欲しかった開業の事を、松岡から、病状が
回復したらもう一度ちゃんと話をする様に勧められ、「その話は当分いいの!」と返事。
松岡から、建造の倒れた事と、開業の話とは科学的に無関係だと説明されて、今度は、
松岡に「松岡さんは理屈ばっかりだからわからないの!」と、反対に噛付く始末である。

梅子には梅子の論理があるのだろうが男社会には通じない。女性論理と男性論理の衝突?
女性は、地道な自分自身の体験をベースに着実に成長していく?男性は、世間の常識や、
科学的知識、論理を積み重ね、それによって選別された経験を重要視する。最終的到達点
あるいは、境地は似た様なもの?しかしその過程でのズレは大きい? 如何なものか
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梅ちゃん先生と国家財政危機 [閑話]

消費増税と社会保障の一体改革法案が、いよいよ山場に来ている。6/18日中に、
民主党内における修正案の合意を得る予定は、脆くも崩れた。今日のMNS産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120619/stt12061903250001-n1.htm
「民主党と消費税 「造反」許さぬ姿勢みせよ」と題した記事は、概略次の通り。
〔前略・・・18日の民主党内会合では、年金改革案の柱である最低保障年金の創設や
 後期高齢者医療制度の廃止をめぐる議論を「社会保障制度改革国民会議」に棚上げした事に、
 「修正合意は自民党案の丸のみ」などと批判が相次いだ。根底には、民主党マニフェスト
 (政権公約)を変えたくないという考え方がある。しかしそのマニフェストはムダ削減等で
 16.8兆円の財源を生み出せるとし、ばらまき政策を並べ、必要な財源を捻出できなかった。
 中略・・・ばらまき政策を撤回して国民に謝罪することこそ必要だ。〕と、している。
 
また、今日の日経Web刊では、「民主執行部、19日中の了承めざす 小沢系に造反の構え」
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO42770100Z10C12A6EB1000/?dg=1
と題して、民主党が、19日午後5時半から、都内のホテルで政策調査会の合同会議を開き、
3党修正協議で合意した社会保障と税の一体改革関連法案を巡る了承手続きを再開する事を
報じている。また、石原伸晃幹事長は、民主党について「19日中にまとめられなければ
反対の人と決別すればいい」と指摘。民主党執行部が党分裂を懸念して法案採決を先送りの
場合は、内閣不信任決議案や、首相への問責決議案提出に含みを持たせた、という。

最近の梅ちゃん先生で言えば、梅子(堀北真希)が、松岡(高橋光臣)に対する思いが
まとまらないのと、民主党内の意見がまとまらないのが、相似系に見えるのは私だけ?
ただ梅子の松岡に対する気持は、是非にかかわらず、時間をかければまとまるだろう。
しかし今の民主党内の「社会保障と税の一体改革」に関する意見の相違は、時間をかければ
何とかなるというレベルではないような気がする。

緊縮財政やEU支援の是非が争われたギリシャ再選挙(議会定数300)で、緊縮財政派の
新民主主義党(ND)が第1党になり、旧与党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)と
あわせて、162議席で、小差ながら過半数を占めるにいたった。ギリシャにも、今だ良識は
残っていた。ギリシャは、つい最近まで過酷な歴史を持った生い立ちの気の毒な国である。
それに比べて、日本はまだ伝統も保たれ人の心も素晴らしい。高齢者の自己犠牲の精神も、
いまだ健在である。梅ちゃん先生を信じる様に、我々は日本人の総体を信頼するべきだ。
社会保障と税の一体改革も、今回にこだわる必要は無い。梅子と松岡の冷却期間と同様に
社会保障と税の一体改革が、本当に大切な政策なら次の機会でも十分に成し遂げられる?
国民の多くも納得し国会でも議論を尽くし、後に禍根を残さぬ事が大切。如何なものか
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見かけによらぬ人 [閑話]

ネット検索で、『“小沢は放射能怖くて逃げた”週刊誌報道に驚き』という記事を読んだ。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120615/stt12061510040004-n1.htm
ネタ元は、週刊文春(6月21日号)の「小沢一郎 妻からの“離縁状”全文公開」。これを
読んで「人はみかけによらぬもの」という格言を、噛締めた。小沢氏とその妻・和子氏は、
政略結婚? 結婚前からの小沢氏の愛人の存在にも関わらず結婚。別の愛人の子どもまで
居るという。夫婦には子どももいるが、だいぶ前から偽装結婚だったらしい。
しかし驚かされたのは、小沢氏が放射能を恐れて家を出なかったという下りである。

週刊文春による「妻からの離縁状全文」から、該当個所を、以下に抜書きする。
“前略・・・それでも離婚しなかったのは、小沢が政治家としていざという時には、郷里と日本の
 為に役立つかもしれないのに、私が水を差すような事をして良いのかという思いがあり、
 私自身が我慢すればと、ずっと耐えてきました。ところが3月11日、大震災の後・・・中略
 ・・・国民の生命を守る筈の国会議員が国民を見捨てて放射能怖さに逃げると言うのです。
 ・・・中略・・・自分の保身の為に国政を動かそうとするこんな男を国政に送る手伝いをして
 きたことを深く恥じます。・・・・後略” 「人はみかけによらぬもの」というが、
これ程、国民にとって虚像と実像がかけ離れて見えた政治家も珍しいのではないか?

「見かけによらぬ人」という意味で、週刊誌ネタをもう1つ挙げよう。
田中美絵子議員と不倫“駅チュー” 国交省55歳官僚が更迭 というネット記事である。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120615/crm12061508370005-n1.htm
ネタ元は、週刊誌「週刊新潮」(6月21日号)。田中美絵子衆院議員(36)との不適切な
交際を報じられた中部地方整備局の高橋浩二副局長(55)は13日付で官房付に更迭された。
田中美絵子議員は、“秘められた過去”のある民主党の小沢ガールズであったから、彼女
自身は、「見かけどおりの人」かも知れない。気の毒なのは、妻子ある中年エリート官僚。
奥さんと大学生の娘さんもいるエリートぶらない穏やかな人だと言う。魔が差したのか?

人の考えもそれぞれ。法律さえ守っていれば、何をしても勝手でしょ!というのもある。
だから小沢夫婦や、田中美絵子議員或いは高橋浩二副局長を、悪いと言うつもりはない。
元々、「人はみかけによらぬもの」という格言は、男女や職場の人間関係を円滑化する
ために、相手に対する思い込みをなるべく少なくして、摩擦を避ける「お呪い」である。
「梅ちゃん先生」の梅子(堀北真希)も、可愛さに似ず女豪傑という事が分かってきた。
梅子には梅子の、松岡(高橋光臣)には松岡の、“愛し方”がある。それがお互いの心に
通じ合えるかどうか?相手に対する思いやりも、相手の性格や考え方抜きでは、無駄に
なったり、却って互いの妨げになったりする。相互の深い理解は難しい。如何なものか
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新しい社会?新しい人間? [閑話]

今日は朝から雨が降った。小降りになったと思い散歩に出たが、生憎終りの頃には本降り。
しかも勢い良く通った車に、水溜りの水をザンブとばかり浴びせられてしまった。今日は
近所の小学校の入学式だった様で、着飾ったお父さん、お母さんと子ども達に出会った。
生憎のお天気で気の毒に思ったが、ご本人たちの一生懸命な様子が、微笑ましかった。
さて橋下市長、その他のイカサマ政治家たちが、維新だ何だと大騒ぎして民衆の人気取りを
しているが、今日は、彼らの陰謀に乗せられる理由について、考えて見たいと思う。

従来西洋の近代化、即ちフランス革命の様な革命思想は、政治制度や経済制度の改革に
よって、新しい社会が生まれたら、半自動的に新しい人間を生み出すだろうと考えた。
即ち、社会構造の変革によって、人間の精神が変革され、その善性を発揮し、新しい
(即ち、より完全な)人間が生まれるという仮説に基づいている。

しかし、その考え方は全く観念的思考から生まれた空想である。現実には、新生社会を
運営する革命家やその後継エリートもまた、古い(旧弊な)人間であり、経済的に裕福と
なり福祉が増大しても、不平不満は解消されるどころか益々増大。人間性は益々、劣った
状態になるのである。この様に、西洋の革命思想は既にとっくの昔、破綻している。
昔、ピカソは「破壊は創造である」と言ったとか?それを深遠な思想の様に考えるのは、
間抜けな話で、昔は物に乏しく大切にしたから、素晴らしい発想と思うだけ。今の様に
物が溢れ壊す事に抵抗がなれば、壊して創るのは当り前。偉くも何ともない話だ。
同様に、物に乏しかった昔は、社会改革で、物が豊富になると人間も偉くなると思った。
だが現代の様に物が溢れる時代には、もっと物が豊富になっても人間が偉くなれない事位
分かるはずである。ところがイカサマ政治家に騙され続けるのは、どういう訳か?

それは、騙す側のイカサマ政治家も含めて、未だに「西洋信仰」から抜け出せないから?
その原因の1つに、西洋的論理の世界で、社会改革を伴わないと新しい人間を生めない
という説が根強くあるからである。その根拠は、孤独な人間を統合する手法として社会を
革新する必要があるというのである。しかしこの考え方自体が西洋の限界を語っている。
近代化の悪しき側面が人間を孤独な群衆にしたのであり、マイスターエックハルト(1260 - 1327?)やトマスアクィナス(1225? - 1274)迄遡れば、問題は何もない。先程もTVで
ユーロ圏の経済危機で悩み多きロンドンでは「禅」ブームだと言っていた。人間は
深層心理で繋がっている。新しい社会が新しい人間を生むのではなく、新しい人間が
新しい社会を建設する。新しい人間は内面から生まれ出るのでは? 如何なものか
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戦争を肯定? [閑話]

月刊誌「正論」5月号に、戦争(第二次世界大戦)を肯定する記事を二つ見つけた。
1)歴史捏造への反撃 *緊急鼎談「日本は自衛のために戦った」 マッカーサー証言を
  取り上げた都立高校教材の衝撃 鼎談 猪瀬直樹 八木秀次 野田数
これは、日本を糾弾した東京裁判の責任者であったマッカーサーが、全ての公職を解かれた
1951年・米国上院聴聞会における証言「日本が戦争したのは安全上の理由」をネタの記事。
2)根源へ 草舟立言  執行草舟
この記事では、「運命を生きなくなった日本人」という章の中の一節を取り上げた。
 大東亜戦争で反省すべき事は多々ありますが、日本民族が運命と懸命に戦ったという事は
 間違いありません。それは誇るべき事なのです・・・・以下略

二つの記事は、当時、真面目に生き、同胞を信じ、同胞の為に命を懸けた人々のみが
その是非を論じ、肯定する資格があると思う。戦争の苦労も、戦後の苦難の時代もろくに
知らない連中が、一方的な見方に立って、軽々しく云々するべき事柄では無いと思う。
例えば1951年のマッカーサーの証言も、真実を打ち明けたという証拠は何もない。
1950年の朝鮮戦争勃発で共産主義の脅威が強まり、日本再軍備の必要性に迫られたという
背景があり、そのためのパフォーマンス、政治的発言であったと思われる。
また草舟立言も「運命を生きる」という言葉には、大きな意味があると思うが、
当時の命を懸けた人々を見習わずに、価値観を変え「運命を生きなくなった」戦後日本人の
生き方の問題点を明らかにすべきだと思う。
現代人は、政治的発言を用いて権力を獲得し、社会を支配し、他国をも支配しようとする。

人間を、智恵と信条に従って生きる勇気ある人間Aとして生きるか?少数エリートしか
満足し得ない空虚な快楽生活に憧れる人間Bとして生きるか?に大雑把に分けてみる。
昔、キリスト教が安泰の頃、少数の人間Aと、少数の人間Bが居て、大部分はその間の
グレー領域。しかし社会は、正義の観念が浸透しており、政治的商業的搾取はなかった?

現代は、いかがわしい人間Bが、経済の膨張と共に大きく増大し、操作的知性によって
更に複雑な市場経済、政治的「洗脳」の時代となった。いかがわしい人間Bが、執行草舟
のいう「運命を生きる」はずがないのである。そして、少数の人間Aによる良き影響力も
陰が薄くなった。個人主義が利己主義へと変貌した今、西洋社会は学ぶべき対象ではない。
我々は今、智恵ある人間として在る事を目的とし、「洗脳」的言論に惑わされずに、
操作的知性ではなく、本当の「智恵」を心眼で身につけねばならぬ。如何なものか
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入学式・花見・橋下? [閑話]

今日は、Ryuの中学校入学式である。これでいよいよ三人目の孫も中学生になった。
最年長のHaruは高校二年。Natsuは中学三年である。こんなイベントがあると年を感じる。
小学生のコウタロやKotoもはや高学年と中学年、最年少Kotoも今年誕生日で二桁年齢である。
しかし、孫達が段々大きくなってくると、年齢比率が小さくなるのでなんだか心楽しい。
この調子だと、Kotoが三十歳でも、私はその三倍でしかない?何だか可能な気も?
いやいや、寿命の事は神のみぞ知る。とやかくは言うまいぞ!言うまいぞ!

さて今日は酒津に花見に行ってきた。朝快晴、昼頃一時間位にわか雨が降った。
今年は寒かったからか、花は全体で1分?木の単位で言えば0~2分、2分は少なかった。
昨日一昨日の強風で花が散っていないかと見回したが、吹き飛ばされたからか何処にも
見当たらなかった。直後、一瞬だけ額ごと蕾が、力尽きた様に数個音もなく落ちてきた。
◎ あわれよの 咲きいずる前の 散華かな  拙作
この処、風邪を引いた後遺症か?匂いがわからなくなっていたが、今日、沈丁花の香りに
我知らず振り向いた。嗅覚も大切な五感の一つ。欠けていた感覚も戻り、一安心である。

今日、本屋で月刊誌「正論」5月号に適菜収の「橋下徹は“保守”ではない」という記事を
見つけて読んでみた。論旨には必ずしも賛同できないと感じる節がある(用語:例えばB層に
精通していないため)が、取上げている具体的な事例には、私の知らないものも含まれており
興味を引いた。興味を引いた点を、以下に列挙しておく。
1.橋下は民意が生んだデマゴーグ(煽動的民衆指導者)――私見:表現が可笑しい。
  橋下は意図的に誇大妄想情報を流し「幻想的民意」を醸成するデマゴーグである。
2.橋下の本質はアナーキスト――私見:反対。出世欲、権力欲のみ?空想馬鹿?
3.橋下のメンタリティは古いタイプの左翼――私見:賛成。日本は時代遅れが多い。
4.橋下の父親は暴力団員だった。――私見:知らなかった。有力情報をありがとう。
  彼の人間性に理解できない節があったが、その筋の人なら、理解可能である。
  橋下に批判的職員に「我々が勝った時は、一族郎党どうなるか覚悟しとけよ!」など
  橋下の暴言は数限りなくあり、橋下に擦り寄る人間にろくな者はいないのでは?

その他、豊富な橋下の各種情報が詰まっているが、紙数の関係から割愛する。本稿著者は
民衆を層別した中の「B層」に着目した分析を通して橋下人気を分析しているが、私には
用語に不明な点もあり反論できないが、直感的には違うと思う。基本的問題は味噌も糞も
一緒にすること。心眼で本質を見よ!「色即是空、空即是色」が鍵である。如何なものか
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うらみの強風 [閑話]

昨日は、春の嵐が列島縦断。大きな被害をもたらした。その影響か?日経平均株価は前日比
230円40銭安の9819円99銭と、3月13日以来約3週間ぶり1万円大台を割込。下げ幅は
今年最大という。昨日西日本や東日本に暴風をもたらした低気圧は、北海道付近で猛烈に
発達し、今日は北日本で吹雪になる等、大荒れの天気になっているという。
天の思し召しのない政権が居座るとロクなことはない?

古今集の春歌下(76)に
◎ 花散らす風の宿りは誰か知る 我に教えよ行きて恨みむ 作:素性法師
歌意:花を散らす風の居場所を誰か知っているなら教えてよ。恨みの1つも言って来ます。
しかし今年の強風は、そんな生易しいものではなかったらしい。

今日は上天気で気温もそこそこだったけれど、強い風に吹きまくられて、体が冷えた。
◎ はな遅し いずこに春のとどまるや  2012.04.04 拙作
◎ かぜ無常 蕾ならびて 討ち死にす  2012.04.04 拙作
このたびの春嵐は、桜のまだ咲かぬうちに吹き千切るという無常さである。
昨日などは、枝ごと、ぶち折られているのをたくさん見かけてしまった。
しかしそれらの枝を見ると、老いた枝か、病んだ枝であった。
老いや病は、自然の厳しさには、脆いものなのだ。

昔、年寄が春先になっても、綿入れ半纏に大きな首巻をしていた。当時、若かったセイか
あんな格好で暑くないのか?と思ったが、最近、私がそんな格好をしているのに気付いた。
先日、鼻風邪を引いたのがキッカケだが、年取ると代謝力減退で、従来の着衣だと外気温
によっては体温が下がる事に気付いたのである。15℃以下の環境でジッとしている場合、
首巻着用が熱を逃がさず、体温の維持に効果的なことが分かった。

春嵐の様なチョッとした自然の変化にも、大きな被害がでる。日本は今、蓄えがあり、
人間で言えば、今だ壮年期である。しかしこれから超高齢化社会になるという事は、
環境の小さな変化でも、直ぐに風邪を引き、熱を出す事になる。「大震災」その他の
大災害が次々と襲ってくれば、今までの様な訳に行かない?蓄えも底をつく大ピンチに
陥るだろう。今の政治は、自然災害は従来通りという想定だが、環境問題の悪化で、
その想定が大きく崩れる事だってあり得るだろう。今こそ、政治指導者は、将来を
見つめなおして、現在の自分を謙虚に振り返って欲しい。如何なものか
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現実認識の罠 [閑話]

月刊雑誌「Will」5月号の仲村覚「中国が用意している『沖縄占領憲法』」を読んで、
面白い事に気付いた。記事では、沖縄独立運動集団が、全く別の目的の5万人集会に
紛れ込んで写真を撮り、如何にも5万人全員が沖縄独立運動をしている様に見せかけた
写真を捏造したという。こんな捏造写真記事で、沖縄独立運動が大規模に行われていると
日本で宣伝しても、すぐに化けの皮が剥れるだろう。しかし中国でまことしやかに流され
沖縄で人権侵害をしていると宣伝したら、中国人には信じる人も多いのではなかろうか?
そこで5万人集会に、1/10or1/100の人が紛れ込んで撮った捏造写真を、中国に捏造と
完璧に証明しようとした場合、その様な具体的証拠は見つかるのだろうか?恐らくは
犯罪捜査の用語である「状況証拠」しか見つからず、完璧な反論はできないであろう。

月刊雑誌「Will」5月号の「総力大特集 南京大虐殺は捏造だ!」等の問題も、所詮は
沖縄独立運動問題と同様で、精々状況証拠を固めるしかないだろう。
こういう問題は、まだ現場が保存されている現地で首謀者の自白、多人数の目撃者証言が
ない限り、所詮、状況証拠しかなく、時間の経過と共に、曖昧になってしまう。
沖縄独立運動問題と南京大虐殺問題とは時間の隔たりがあり、南京大虐殺問題では、
状況証拠も曖昧な為に、日本人としての現実認識が曖昧になっている。

或る時(1980年前後?)当時学生だった女性から、当時話題になっていた「南京大虐殺」で
随分長々と、ご高説を賜った。私は、たしなめる様な調子で、そんな大きな虐殺はなかった
のでは?と、やんわり反論したが、現地の記念館などを見て帰ってきた勢いだから、聴く耳
無し!という感じで終わった。つい最近(1年前?)彼女も50歳のおばさんになっていたが
当時の私に対する「非礼」を詫びてくれた。彼女曰く、あれは「捏造だった」と。

彼女が、何を根拠に「南京大虐殺」を信じ、そしてまた何を根拠に「捏造」と感じたのか?
私には良く分からなかったが、私の意見に同意してくれたのだから、感謝している。
いずれにしても、我々が情報に接した時に、その情報をどう捉えるか?は、現実認識の為
重要である。時々の情報に関して、状況証拠を集め、いちいちそれを検証する暇はない。
ある程度「心眼」で、重要性を仕分けし、ピックアップされた重要事項をうまくつなぐ。
創意工夫して、その矛盾点を把握活用しながら、般若心経の「色即是空」、「空即是色」
という考え方を念頭に、白黒を決め付けないで現実を把握するのである。情報収集から
重要事項仕分け、そして矛盾点の把握などには情報技術が役に立つ。そしてその矛盾点を
更に追及するために関連情報を検索する時にも威力を発揮するだろう。如何なものか
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春日これ好日? [閑話]

◎ うらうらと 心浮き立つ春なれば 軽やかに鳴く野辺の鶯 (拙作)
ぬるむ春になれた身に、この処の花冷えは、ひとしお身にしみた。その反動で、
この暖かさは、桜の開花を一挙に早める事になるだろう。
  
おぼろの春に無粋な話で恐縮だが、野田内閣が今日午前、消費増税法案を閣議決定した。
消費税率を2014年4月に8%、2015年10月に10%に引き上げるという。
閣議決定は良いが、連立政権内部は、国民新党は政権内残留組と離脱組に分裂。
民主党内も、小沢元代表らの反発も予想され、支離滅裂状態のようだ。そこで今日は
素人なりに各政党首脳の発言内容を吟味して、何が真相なのか?検討してみた。

1)みんなの党・渡辺代表発言の注目すべき点は、「民主党は国民との約束よりも、
  官僚との約束を優先した」という内容だ。この発言を吟味する。

野田首相が、政治生命をかけて消費増税法案を23年度末迄に閣議決定した理由は、
昨年11月の主要20カ国・地域(G20)首脳会議での国際公約履行のため?内容は
「社会保障と税の一体改革案を具体化し、実現する法案を平成23年度内に提出する」
それはまた、自民党政権が敷いた政治スケジュールなのである。自民党政権時代に
決められた「法案提出期限」(守らなければ法律違反)付の大事な法案が、
連立政権の3党合意で蔑ろにされた理由はなにか?思い出した理由は何か?

第一の理由> 政権交代で舞い上がっていた!というしかない。民主党政権内の人々は
 所詮、その程度の人物集団でしかない、という事である。
第二の理由> 対国内総生産(GDP)比で約2倍に積み上がろうとする国・地方の長期
 債務残高、である。そしてこの理由こそ、渡辺代表が指摘した「官僚との約束を優先」

2)自民党・谷垣総裁の発言「マニフェスト(政権公約)違反のけじめをつけなければ
  ならない。衆院解散・総選挙をすれば問題解決の道筋もおのずから見えてくる」
  この発言を吟味しよう。そして、明らかになった事を基に今後を考えよう。

「マニフェスト(政権公約)違反のけじめ」とはどういう事か?
1)で見てきたように、民主党政権は、消費増税法案には当初、見向きもしないで
八ツ場ダムだの、基地移転のトンチンカンだの、‘事業仕分け’だの、子ども手当だの
高速料金無料化だのの幼稚園生政治で、全く「着眼大局、着手小局」を欠いていた。
確かに「政治家指導で官僚無視」だったかも知れないが、こんな政治では国が潰れる。

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