春日これ好日? [閑話]
◎ うらうらと 心浮き立つ春なれば 軽やかに鳴く野辺の鶯 (拙作)
ぬるむ春になれた身に、この処の花冷えは、ひとしお身にしみた。その反動で、
この暖かさは、桜の開花を一挙に早める事になるだろう。
おぼろの春に無粋な話で恐縮だが、野田内閣が今日午前、消費増税法案を閣議決定した。
消費税率を2014年4月に8%、2015年10月に10%に引き上げるという。
閣議決定は良いが、連立政権内部は、国民新党は政権内残留組と離脱組に分裂。
民主党内も、小沢元代表らの反発も予想され、支離滅裂状態のようだ。そこで今日は
素人なりに各政党首脳の発言内容を吟味して、何が真相なのか?検討してみた。
1)みんなの党・渡辺代表発言の注目すべき点は、「民主党は国民との約束よりも、
官僚との約束を優先した」という内容だ。この発言を吟味する。
野田首相が、政治生命をかけて消費増税法案を23年度末迄に閣議決定した理由は、
昨年11月の主要20カ国・地域(G20)首脳会議での国際公約履行のため?内容は
「社会保障と税の一体改革案を具体化し、実現する法案を平成23年度内に提出する」
それはまた、自民党政権が敷いた政治スケジュールなのである。自民党政権時代に
決められた「法案提出期限」(守らなければ法律違反)付の大事な法案が、
連立政権の3党合意で蔑ろにされた理由はなにか?思い出した理由は何か?
第一の理由> 政権交代で舞い上がっていた!というしかない。民主党政権内の人々は
所詮、その程度の人物集団でしかない、という事である。
第二の理由> 対国内総生産(GDP)比で約2倍に積み上がろうとする国・地方の長期
債務残高、である。そしてこの理由こそ、渡辺代表が指摘した「官僚との約束を優先」
2)自民党・谷垣総裁の発言「マニフェスト(政権公約)違反のけじめをつけなければ
ならない。衆院解散・総選挙をすれば問題解決の道筋もおのずから見えてくる」
この発言を吟味しよう。そして、明らかになった事を基に今後を考えよう。
「マニフェスト(政権公約)違反のけじめ」とはどういう事か?
1)で見てきたように、民主党政権は、消費増税法案には当初、見向きもしないで
八ツ場ダムだの、基地移転のトンチンカンだの、‘事業仕分け’だの、子ども手当だの
高速料金無料化だのの幼稚園生政治で、全く「着眼大局、着手小局」を欠いていた。
確かに「政治家指導で官僚無視」だったかも知れないが、こんな政治では国が潰れる。
続きを読む
そこで、野田首相は、真面目に法律を守ろうとして、強引な手法で消費増税法案を
閣議決定し、国会に提出することになった。さあ、だから仲良く法律を通そう!では
余りにも筋か通らない。
だから、谷垣総裁は「けじめ」を付けろという。その「けじめ」とは、
けじめ1> 大きな問題が残されているから、解散総選挙しなければならぬという。
けじめ2> 社会保障と税の一体改革なのに政策的に社会保障の具体像も全体像も曖昧。
多くの問題点を内包しているという。
さて、以上の吟味を受けて、今後、どう考えれば良いか?皆で考えよう!
(以下は私見である)
大方の意見は政界再編だと思うが、兎も角、大衆に甘言を弄する民主党その他の様な
大衆迎合政党・政治家ではなく、社会保障に切り込む勇気ある人材を求める。
社会保障に歯止めを掛けぬ限り、甘えの国日本では、消費税増税は垂れ流しになる?
如何なものか
ぬるむ春になれた身に、この処の花冷えは、ひとしお身にしみた。その反動で、
この暖かさは、桜の開花を一挙に早める事になるだろう。
おぼろの春に無粋な話で恐縮だが、野田内閣が今日午前、消費増税法案を閣議決定した。
消費税率を2014年4月に8%、2015年10月に10%に引き上げるという。
閣議決定は良いが、連立政権内部は、国民新党は政権内残留組と離脱組に分裂。
民主党内も、小沢元代表らの反発も予想され、支離滅裂状態のようだ。そこで今日は
素人なりに各政党首脳の発言内容を吟味して、何が真相なのか?検討してみた。
1)みんなの党・渡辺代表発言の注目すべき点は、「民主党は国民との約束よりも、
官僚との約束を優先した」という内容だ。この発言を吟味する。
野田首相が、政治生命をかけて消費増税法案を23年度末迄に閣議決定した理由は、
昨年11月の主要20カ国・地域(G20)首脳会議での国際公約履行のため?内容は
「社会保障と税の一体改革案を具体化し、実現する法案を平成23年度内に提出する」
それはまた、自民党政権が敷いた政治スケジュールなのである。自民党政権時代に
決められた「法案提出期限」(守らなければ法律違反)付の大事な法案が、
連立政権の3党合意で蔑ろにされた理由はなにか?思い出した理由は何か?
第一の理由> 政権交代で舞い上がっていた!というしかない。民主党政権内の人々は
所詮、その程度の人物集団でしかない、という事である。
第二の理由> 対国内総生産(GDP)比で約2倍に積み上がろうとする国・地方の長期
債務残高、である。そしてこの理由こそ、渡辺代表が指摘した「官僚との約束を優先」
2)自民党・谷垣総裁の発言「マニフェスト(政権公約)違反のけじめをつけなければ
ならない。衆院解散・総選挙をすれば問題解決の道筋もおのずから見えてくる」
この発言を吟味しよう。そして、明らかになった事を基に今後を考えよう。
「マニフェスト(政権公約)違反のけじめ」とはどういう事か?
1)で見てきたように、民主党政権は、消費増税法案には当初、見向きもしないで
八ツ場ダムだの、基地移転のトンチンカンだの、‘事業仕分け’だの、子ども手当だの
高速料金無料化だのの幼稚園生政治で、全く「着眼大局、着手小局」を欠いていた。
確かに「政治家指導で官僚無視」だったかも知れないが、こんな政治では国が潰れる。
続きを読む
そこで、野田首相は、真面目に法律を守ろうとして、強引な手法で消費増税法案を
閣議決定し、国会に提出することになった。さあ、だから仲良く法律を通そう!では
余りにも筋か通らない。
だから、谷垣総裁は「けじめ」を付けろという。その「けじめ」とは、
けじめ1> 大きな問題が残されているから、解散総選挙しなければならぬという。
けじめ2> 社会保障と税の一体改革なのに政策的に社会保障の具体像も全体像も曖昧。
多くの問題点を内包しているという。
さて、以上の吟味を受けて、今後、どう考えれば良いか?皆で考えよう!
(以下は私見である)
大方の意見は政界再編だと思うが、兎も角、大衆に甘言を弄する民主党その他の様な
大衆迎合政党・政治家ではなく、社会保障に切り込む勇気ある人材を求める。
社会保障に歯止めを掛けぬ限り、甘えの国日本では、消費税増税は垂れ流しになる?
如何なものか
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