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うらみの強風 [閑話]

昨日は、春の嵐が列島縦断。大きな被害をもたらした。その影響か?日経平均株価は前日比
230円40銭安の9819円99銭と、3月13日以来約3週間ぶり1万円大台を割込。下げ幅は
今年最大という。昨日西日本や東日本に暴風をもたらした低気圧は、北海道付近で猛烈に
発達し、今日は北日本で吹雪になる等、大荒れの天気になっているという。
天の思し召しのない政権が居座るとロクなことはない?

古今集の春歌下(76)に
◎ 花散らす風の宿りは誰か知る 我に教えよ行きて恨みむ 作:素性法師
歌意:花を散らす風の居場所を誰か知っているなら教えてよ。恨みの1つも言って来ます。
しかし今年の強風は、そんな生易しいものではなかったらしい。

今日は上天気で気温もそこそこだったけれど、強い風に吹きまくられて、体が冷えた。
◎ はな遅し いずこに春のとどまるや  2012.04.04 拙作
◎ かぜ無常 蕾ならびて 討ち死にす  2012.04.04 拙作
このたびの春嵐は、桜のまだ咲かぬうちに吹き千切るという無常さである。
昨日などは、枝ごと、ぶち折られているのをたくさん見かけてしまった。
しかしそれらの枝を見ると、老いた枝か、病んだ枝であった。
老いや病は、自然の厳しさには、脆いものなのだ。

昔、年寄が春先になっても、綿入れ半纏に大きな首巻をしていた。当時、若かったセイか
あんな格好で暑くないのか?と思ったが、最近、私がそんな格好をしているのに気付いた。
先日、鼻風邪を引いたのがキッカケだが、年取ると代謝力減退で、従来の着衣だと外気温
によっては体温が下がる事に気付いたのである。15℃以下の環境でジッとしている場合、
首巻着用が熱を逃がさず、体温の維持に効果的なことが分かった。

春嵐の様なチョッとした自然の変化にも、大きな被害がでる。日本は今、蓄えがあり、
人間で言えば、今だ壮年期である。しかしこれから超高齢化社会になるという事は、
環境の小さな変化でも、直ぐに風邪を引き、熱を出す事になる。「大震災」その他の
大災害が次々と襲ってくれば、今までの様な訳に行かない?蓄えも底をつく大ピンチに
陥るだろう。今の政治は、自然災害は従来通りという想定だが、環境問題の悪化で、
その想定が大きく崩れる事だってあり得るだろう。今こそ、政治指導者は、将来を
見つめなおして、現在の自分を謙虚に振り返って欲しい。如何なものか
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