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国政批判・今週のまとめ [社会]

今週の中盤は、散歩途中の読書などの影響か?国政について批判してしまった。
批判の要点は3つある。
(1) ボランティア或いは互助活動に対する「公助」における国の役割とは何なのか?
(2) 国家としての統合は、経済政策のみで片付く様な簡単な問題ではない。
(3) 福祉政策とは何か?

国家あっての国政である。永住を決意して米国に移住した人々の日系二世・三世の若者は
第二次大戦中、前線で戦い、国家への忠誠を証明した。当時、米国籍を取得したにも拘らず
日系人は強制収容所に入れられる屈辱を受けた。米国政府は当時、日系人を共通の価値観を
もった人間だとは評価していなかった?国家とは価値観を共有した人々によって形成される。

現状、日本では在日外国人の参政権に関して検討されているが、議論がお粗末なようだ。
戦後、徴兵制度の廃止に伴い、国家の認識が急速に希薄になったためではなかろうか。
米国の事例は約70年前であるが、現在でも米国では国籍がなければ参政権は得られない。
この問題一つ取上げても、様々な国で多様な取組みがなされており、人真似ではすまない。

政治というのは、利益をえる人も居れば損をする人も居る。皆が得する事は先ずない。
江戸時代は、大岡政談の三方一両損ではないが、良くてゼロサム、結局お上が持ち出し?
高度成長期は、日本の賃金が低かったために、外国から沢山お金が入ったからに過ぎない。
そんな事は今後、滅多にある事では無い。経済政策は、地方自治優先の時ではないか?

「弱者救済」の福祉政策は大切な事である。しかし福祉政策で国や自治体が財政困難になる
というのは本末転倒している。「子ども手当」もそうだが、教育や福祉など、人間にとって
とても大切な、人生の根幹にかかわる様なことを政治のタネにし、金で解決しようとする。
そこに、国政の大きな問題がある。人中心でも、新手の利益誘導型政治では仕方ない?

現在、国会議員の定数削減が問題にされているが、如何に国会議員が役立たずであるか?
国会議員が、国家として教育、福祉等で、金のかからない解決方法を編出すとか、兎も角
国家の役に立つような事を考えない限り、国会議員は削減され、官僚政治が蔓延る?
小泉政権時代には経済的にも良かったが、私が小泉元首相を評価するのは、規制緩和による
経済政策ではない。彼は小さい政府を目指し、国会議員として、官僚をコントロールし、
役人を減らす等の仕事をした点である。国会は国家のために仕事すべき? 如何なものか
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ゆるいのがお好き? [社会]

今日は、初観音の縁日の日である。縁日や祭りに付き物なのが、香具師(やし)やテキヤ。
この種の人々は、現代ではやくざに分類されている?仲間由紀恵主演のドラマ「ごくせん」で
仲間由紀恵演じるところの熱血教師・ヤンクミ、母方の祖父・黒田龍一郎(宇津井健)は、
任侠一筋の大江戸一家三代目だった。子分を演じる阿南健治、金子賢、内山信二等の活躍も
面白いが、彼らの商売が香具師或いはテキヤであった。
渥美清演じる、ご存知「男はつらいよ」の車寅次郎も香具師或いはテキヤを商売にしていた。

最近警察関係者が「ヤクザ撲滅」を掲げており、ヤクザとの黒い噂で、芸能界を引退した紳助
という有名人もいた。芸能界や「やし」とヤクザ的集団との関係は、神代の昔からの伝統で
簡単に白黒つける事は不可能だと思う。またヤクザにも社会の悪を抑制する役割を担った
正しいヤクザもいる?しかし悪は悪。国家の規律や秩序を正すという行為は常に必要。
勿論、政治家・役人の態度を正すことが、更に優先されるべきだと思うが。

私は民主党の政権交代前から、随分と民主党政権批判をしてきた。しかし昨年7月から
約半年、それを止めていた。皆が大震災で目が眩んでいる事、こんな時の批判は後向きと
捉えられること、に気付いたからである。チョッとした事でも動揺するのが人間だから、
大震災という出来事では想像を絶する混乱が想像された。現状は正に、その結果である。

民主党は官僚制度改革を謳っていた。「コンクリートから人へ」のロゴが、その象徴だった。
しかし一方で「子ども手当」等のバラマキ政策は大きな政府志向であり、官僚達の思う壺。
その上、大震災でまたまた土建ブームが巻き起こり、政治家・官僚・業界の鉄のタライアングルが
これまで以上に復活するだろう。国債等の借金が膨らんでも、天下御免の「大震災」がある。
資金は湯水のごとく垂れ流されるから、飴に群がるアリのごとくおこぼれ頂戴となる?
小泉内閣が志向した「小さな政府」構想は、ついに消し飛んで、たがの弛んだ大樽宜しく
巨大な国家予算は、管理能力のゆるんだ「大きな政府」の駄々漏れ財政へと転換された。

今振り返ってみると、「事業仕分け」等も単なる見世物。政権交代時の公約は全て破綻し、
今や、民主党が国政を担う政治的な意味は全くない。「事業仕分け」に本当の意義があるなら
今こそやるべきだ。しかし事業仕分けで政治を国民に理解させ得る程、政治は簡単ではない。
国家を担っているのは一人一人の国民の力であり、政治家が寄与する割合など微々たる物。
しかし政治の恐ろしさは、国家への寄与ではなく、悪影響の大きさである。悪影響は御免!
ゆるい政治、ゆるゆるの政治家で結構?やる気ある人々を害する勿れ! 如何なものか
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防災とボランティアの日 [社会]

1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災については、今も記憶に新しい。
1993年8月に自民党政権から日本新党・連立政権に代り、約1.5年後の大災害だった。
2011年3月11日には東日本大震災が発生したが、やはり自民党政権から民主党政権に
交代した2009年9月から約1.5年後の発生。偶然というには余りにも偶然ではないか?
この問題を少し考えてみたいが、その前にボランティアのことを少し触れてみたい。

阪神・淡路大震災の発生後、学生を中心とする一般市民のボランティア活動が活性化されて
当時の若者たちが大いに見直された。その後、ボランティア活動が活発化してきたという。
日本人は横文字を使いたがる性向があるが、昨日のブログでも触れた「互助」活動と
ほぼ同じ意味合いである。ただボランティア活動には自己顕示欲が含まれている?
日本の伝統的な互助精神の美しさは、善行を決して表に出さない慎ましさがあるが
最近流行のボランティア活動は、やたらとその活動を宣伝したがる輩が多い。
昨年、2011-03-18のブログ「ダグダー(dogooder)?」で取上げたが
ダグダー(dogooder)には、自分の善行を見せびらかすという悪い意味しかないらしい。
私は、日本のボランティア活動が、ダグダー(dogooder)に陥らない事を切に祈るものである。

従って、どうも印象の良くないボランティア活動ではなく、互助活動という用語を使いたい。
阪神・淡路大震災時、互助活動に立ち上がった人々は止むに止まれぬ純粋な気持だったろう。
それは、昨日のブログで書いた玉枝や糸子の気持と同じものだったに違いない。
目の前に心が傷つき弱った人々を何とかしてあげたいという痛切な気持に他ならない。

自民党から別の政権に交代した約1.5年後に歴史上まれな大災害が16年で繰返された。
それも、以前よりも増幅された大災害に見舞われた。それをどう考えるか?であるが
私は、大きな政府へ流れる事への警告だと思う。郵政民営化=市場原理主義と解釈し
格差拡大を是正する大きな政府志向が、天罰を受けたのだと思う。今回の災害を良い事に
増税を行い、益々大きな政府にして、国権を高揚しようという考え方は全く時代遅れだ。

(1)「自助」、(2)「互助」、(3)「公助」の優先順位を謳う自民党の小さい政府こそ
将来の日本の進むべき道だと思う。多様性のある人間が営む社会は分かりにくく、政治家が
牛耳れるような代物ではない。政治は「自助」、「互助」を補うべき立場であり、自助・互助が
政治を補うべき立場ではないのだ。本末転倒している世の中全体の人々に対する警告を
今の日本ならまだ間に合うと思っての天からの忠告ではないか? 如何なものか
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お仕着せ選挙・2 [社会]

一昨日のブログ「お仕着せ選挙」で、何故、日本の選挙を“お仕着せ”と言ったか?
「選挙権」とは、権力者を選ぶ権利である。それを、いとも簡単に放棄する発言が
一般市民というより、地域行政の責任者・管理者の間から出た事を私は奇妙に思った。
勿論、地域行政の人々は、一般市民の意を汲んで発言したのかも知れない。
しかし、発言の仕方が、「選挙なんかやっている場合ではない」という風であった。
何だか、「選挙をしてやっている」という恩着せがましい言い方に思えたのである。
だから、日本の選挙は、権力者からの“お仕着せ”ではないか?と言ったのである。
“お仕着せ”とは、町家の大店や、豪農が、使用人に着せる「はっぴ」の様なもの。
ご主人の権勢を他人に誇示するためのものである。日本の選挙権なども、日本国家の
権勢を諸外国に見せびらかすためのお飾りなのだろうか?それならば、権力者が勝手に
実施を左右する事も可能であろう。

もう1つ“お仕着せ”で言いたかった事は、多くの日本人は、「話合いで解決することが
民主主義の本質だ」と、思っているということである。だから大連合などの国民不在の
与野党間の談合も、この緊急時だから仕方がないと思っているのではないか?
こういう考え方をしてしまうのは、民主主義を“お仕着せ”でやっているからでは?
民主主義は、話し合いで解決できない問題を平和的に解決する方法に過ぎない。
だから、何の後腐れもなく、話合いで解決できるなら、それに越したことはない。
日本人は、今も、昔からの談合体質を懐かしく思っているのではなかろうか?しかし
思い出してもらいたい。政治的談合に、後腐れのない談合などあるのだろうか?
日本人は、危急存亡の時、理性(左脳)を捨てて、感性(右脳)で生きようとする?

一般市民が「選挙権」の獲得を、長い歴史の多くの人々の血と汗と涙による闘いの成果
として感謝するならば、権力者への安易な妥協はオカシイ? この様な厳しい時だから
民主主義の本質を弁え、理性(左脳)と感性(右脳)をバランスよく働かせるべきだ。
国政選挙まで、地方選挙並みに、大震災を理由に延期するのは、本末転倒ではないか?

政治の先進国・イギリスやアメリカでも、民主主義だけでは、うまく行かない?
単純で飽きっぽい性格の日本人が、民主主義に感謝せず、飽き飽きするのもわかる。
だからと言って、他に何もないから、先祖帰りするのも支離滅裂ではないか?
明治維新、第二次世界大戦敗戦を経験し、道徳は頽廃し、ますます権力者は自己本位で、
偽善的言葉や観念を駆使して止まない。庶民は「快楽」にふけるしかない?如何なものか
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お仕着せ選挙 [社会]

地方選挙を、大震災直後、大震災を理由に延期する特例法を作るという話があったが、
私は、寡聞にして今だ公布されたという話を聞かない。にも拘らず、巷の噂では、
六ヶ月延長しても、選挙をする事は困難だと、片山総務相は言っているらしい。
私は、こういう情報に接して、民主党を軸として、選挙をしたくない連中が、
「六ヶ月間の延長では地方選挙の実施は困難という世論操作」をしていると勘ぐった。
この世論操作は、当然の成り行きとして国政選挙も困難だという世論操作につながる。

しかしこういう世論操作が、唯々諾々と受け入れられる背景があるのではないか?
それは、日本の民主主義は、西洋からのお仕着せだということである。
早い話が、民主主義政治というものを全く信用していない。談合体質だと言うこと。

民主主義の本質は、非常時、話合いで解決しない場合の平和的解決手段という事にある。
今の与野党のように、国民を蔑ろにして、日本を仕切っているのは俺達だと粋がり
談合体質そのままに、与野党が、野合して、政治を私している姿は、戦前の全体主義
そのものの姿ではなかろうか? 勿論、与野党の皆さんは、
「いや、私たちは、選挙民のご意見を聴いた上で、談合している」と弁解するだろう。
確かに、民衆も、「なあなあ主義で、皆でわたれば怖くない」という姿になっている?
元々、日本人は受身で、支配者に従順だから全体主義になりやすいのだと思う。
日本は、東北三県だけではない。外交も経済もある。もし与野党の政治家も、民衆も、
「大震災なのだから、政治のことは、ナアナアで行きましょう!」というなら、
国民全体が、その姿を、どんなものか?良く良くわきまえた上で進むべきだと思う。
戦前の、戦争遂行の場合も、それと非常に似た姿ではなかったか?
「まあ、関東大震災や世界金融恐慌で大変だから、テロも大目に見ましょう。」
「戦争に勝っているのだから、陸軍のミスを大目に見ましょう」という政治家の判断が、
国民の目を眩ましてしまったのではなかったか?

如何なる政治体制であれ、談合で党利党略、私利私欲を追求するイカサマ政治を許して、
国の運命が良くなるはずがない。政治家も、民衆も互いに切磋琢磨して成長しないと
またぞろ、世界の笑いものになるのではなかろうか?
平常時には、重箱の隅を突付くような「談合体質」の議論をしておきながら、
危急存亡の時には大局が見えず、国民抜きの談合政治を意に介さないリベラル?左翼?の
日本の知識人は、どういう知識の持ち主なのか?右翼と何処が違うの?如何なものか
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民主党政治の終幕? [社会]

今日は、「中元」の日。昔は旧暦で行われる行事だった。道教の行事だという。
三元(上元、中元、下元)というのがあって、その1つが中元。
昨日のブログで、民主党のバラマキ政策の本質を、私なりにえぐり出してみた。
私は、権力者は民衆にマイナスの存在だと思っている。小さい政府の賛成派である。
勿論、地方行政も小さいことを望む。第二次世界大戦後の貧しい時代は、国家による
調整も必要だったろうが、豊かになった今日、政府は小さくて十分だと思っている。
民主党は大きな勘違いをしている。欧米が何時までも進んでいると思っている?

欧米の知識・経験が素晴らしいというのは、日本的な思考・経験との相乗効果によって
輝きを増すのであって、欧米の知識・経験も、革新しないと老朽化してしまう?
民主党の様に、欧米からの借物を店頭に並べるだけの安易な商売では商売にならない。
また菅首相の思いつき政策も酷すぎる。兎も角、民主党の政治は余りに未熟すぎる。
日本丸が難破する前に、或いは、日本丸が変質してしまわないように、速やかに
もっとチャンとした政党にチェンジしてもらいたい。即刻、解散総選挙すべきだ。

「東日本大震災」を理由に、解散総選挙に反対する輩がいるが、そう言う人々は、
自分たちだけのことしか考えない人か、民主党の回し者だと思う。
「東日本大震災」が起きたからこそ、民主党政権を信任すべきかどうか問う必要がある。
バラマキ政策で政権を盗り、その政策が、オルダス・ハクスリーが80年前に予言した
「人間の尊厳を見失う快楽」という薬が入している事を検出した以上、当然であろう。

折しも、今日の午後、32人の民主党若手議員が菅首相の即時退陣求める決起集会を
開いたと言う(msn産経ニュース:2011.7.15 13:45)。 
長島昭久、吉良州司両衆院議員ら衆参両院議員11人が、党所属の全議員に「首相は
政権運営にとり致命的な失態を繰り返している。3条件に関係なく即刻退陣すべきだ」
とする文書を配り、参加を呼びかけた集会だと言う。
私は繰返すが、民主党内の政権たらい回しでは、どうにもならないと思う。
党内に人材がいないからだ。自民党や公明党はどう出るか知らないが、
大連立だけは勘弁して欲しい。また、安易な政界再編成もゴメン蒙りたい。
各党は、再度、自党の方針を良く詰めて、総選挙を戦って、民主党のバラマキではない
新しい政治、小さい政府の政治をやって欲しい。 如何なものか
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経産相辞任表明 [社会]

原発事故対応で、ゴタゴタが続き、海江田経産相が辞意を表明した。
こういう混乱状況では、首相や経産相が代わろうと代わるまいと、原発対策は、簡単には
進まないのではないか?菅首相の言う様に、「エネルギー政策の方向性」を争点として
次期国政選挙をやっても良い?どうせ変化しない?が、ジックリ考えるのも悪くはない?

今年夏場の電力不足を心配しているが、皆で智慧を出し合って乗り切るしかない。
内閣府が今日発表した6月の景気ウオッチャー調査(街角景気)では、足元景気実感を
示す現状判断指数は、49.6と前月比13.6ポイント上昇。3カ月連続の改善。改善幅は、
統計を取り始めた2000年1月以降で最大、とのことである。東日本大震災後に落込んだ
消費マインドの回復、下旬からの猛暑や節電に伴う省エネ関連やクールビズ関連商品の
売れ行きが好調だったためだという。(日経新聞Web刊より)
日本の国民は、みんな素晴らしい智慧を授かった人々だ。何とかなる!

今、緊急にやらなければならない事は、臨時の予算であり、その財源の手当である。
その際、細かく積み上げてやるのではなく、国会と官僚との棲み分けをすべきだ。
元々、国家予算の策定と予算執行とで、棲み分けるべきであるが、それがいつの間にか
重箱の隅を突付く様な国家予算を策定するからおかしくなるのである。
大体、平常時(戦争もなく平年並み災害時)借金を増やす様な予算を作るのが可笑しい。
本来なら、予算枠の中に戦争や大災害の予備枠を作り、なければ繰り越す様な予算を
作製し、執行を監視して、赤字を出さない様にするのが、国会の役割ではないのか?
そもそも、与党になったら、甘い汁が吸えるという構造があることが可笑しい。
国家予算の執行は、国民の血税を使うにも拘らず、それが政官財の裏取引で甘い汁を
吸うというのは、昔の殿さんや武士階級が、庶民の血税で贅沢していたのと同じだ。
表向きは民主主義でも、実際のところは隠れた身分社会、階級社会という事である。
明治維新、第二次世界大戦の敗戦という大きな変革に会いながら、本質は不変?

これだけ世の中が豊かになったのに、子孫に大きな負債を残して恥じる所がない。
バラマキ政策は、金持がより金持になるための口実。だから、いつまでも格差社会。
日本の中核を担う日本人は、周りの人々との絆を大切にするが、忘れっぽく歴史に
学ばない性格?だから、大きな視点が欠如しやすく、視野狭窄症になりやすい。
日本的民主主義が、裏階級社会との二重構造を脱する道はあるのか? 如何なものか
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国旗国歌法と大連合 [社会]

「論争」には、色々な発言があるが、それを第三者が、客観的に読む(或いは聞く)場合、
発言者の立場や意見を評価する視点が幾つかあると思う。それは例えば次ぎの様なもの。
1.意見内容が、発言者が守るべき如何なる原理・原則に基づいているのか?
2.意見内容が、どのような事実関係に基づき、それをどのように解釈しているか?
事実関係の把握方法、自己の解釈方法、それら情報を原理・原則に基づき判断する方法が
明らかでなく、自己の勝手な解釈等による自己に有利な結論への誘導は、信用できない。

先日2011年6月28日の朝日新聞の「争論」に、“君が代起立条例”が取り上げられ、
野中広務氏と橋下徹氏の意見が掲載されていた。野中広務は、国旗国歌法を制定した当時
自民党・内閣官房長官で法律制定の中心人物である。その張本人が“君が代起立条例”に
反対だという。なかなか、面白い論争だった。
平成11年に制定された国旗国歌法の問題は、今もくすぶり続けている。

何故、「国旗国歌法」を制定したのか?野中広務自身の説明では、
「国旗・国歌に関する法的根拠がない為、高校の校長が教育委員会と教職員組合の板挟みに
なり、自殺した事件があったからだ。」、という。この説明は若干、弱含みである。
(野中広務は、全国土地改良事業団体連合会(全土連)会長という公職についたので
 政治的に中立であるべきとして、2011年4月14日に自民党を離党した。)

野中広務の“君が代起立条例”反対意見の根本には、何があるのか?
戦前(昭和初期)の軍国主義によって多大な犠牲を払わせられた人々の中には
日の丸・君が代に負の感情を抱く人がいることに思いを馳せる=事実関係。 そして
戦前の様に国民が一色に染め上がってしまうような事があってはいけない=原理・原則。
そういった過去の事実と、原理・原則から、“君が代起立条例”に反対なのである。

今日の「おひさま」で、丸庵のご主人・丸山道夫(串田和美)が良いことを言っていた。
「(今度の戦争で)お国とか、偉れえ人のこたあ、信用できねえで!」と。
この考えこそが、日教組の活動や、「国旗国歌法」反対の源流ではないのか? それが
民主党は政権を盗ったら、正に、野中広務が、批判している橋下知事と同様に権力に酔い
原理・原則もなく、権力者のおごり、昂ぶりだけが随所に出て、滅茶苦茶になっている。
野中広務が恐れる「大政翼賛会」と同様の「自民・民主大連合」になろうとしている。
偉れえ人を信用しない国民は今の内に文句をいうべき。国家滅亡後では遅い。如何なものか
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松本復興相辞任と科学技術 [社会]

復興基本法の「目玉」・復興庁は、元々自民、公明両党のアイデアを丸のみしたもの。従って
菅首相にとって見せ場は人事しかない。然るに満腔の期待をもって抜擢した松本復興担当相が
失言、暴言を繰り返し、5日午前、辞表を提出し、受理された。たった9日間の短命だった。
書出しの3行でも分ると思うが、民主党政府には人材がいない。それはとっくに分っていた。
根本的な問題は何か? それは、複雑な政治的判断に対応できる組織ではないからだ。
現代の政治は、科学技術の予想以上の急激な発展で、大変な時代になっているのである。
科学の発展は、どんなに過去の伝統を尊重しようと、或いは、共産主義国家のように権力で
コントロールしようと、その限界を超え、無理な統制をする指導者を揺さぶり続ける。
科学技術発展に於けるもう1つの問題は、為政者、管理者に超人的な能力が要求される事。

2009年8月の衆議院総選挙で、デタラメバラマキマニフェストで、政権を盗った民主党は
部落解放運動とか、市民運動とか、弱者救済の事ばかりやっていて、世の中が科学技術で
どれだけ対応が大変なのか?そういった学習もせず、分っていないのではないか?
自民党には民主党以上の科学発展に即応する為政・管理能力があるか?それはわからない。
しかし、産業革命にも増して、急激な科学技術の発展する55年体制以降、悪の見本のごとく
いわれた護送船団方式の政官財・鉄のトライアングル体制は、世界中で評価されたのでは?
福島原発事故が起こった今、従来の原発関連の政策を非難する事は容易であろう。
そういう意味では自民党のトライアングル政治も科学技術を使いこなしたとはいえない?

しかし、今回の大震災後の対応について、もっとマシな対応ができた可能性はある。
いずれにしても、科学技術の極度に発達している社会における為政者は、個人プレーで
やって行ける訳がない。チームプレーのみならず、広く異種組織間の連係プレーなども
大切である。にも拘らず、民主党は、チームプレーでさえ、全くできていないのでは?
復興相の失言等というのは、チームプレー以前の、組織や会議運営の「いろは」では?
大震災復興における政治活動が此処まで追い詰められている大事な時に政府・与党が、
仕事の「いろは」でつまずくとは!日本のように科学技術立国を看板にしている国家の
政府・与党が、震災後4ヶ月になろうというのに、この体たらく!情けなくて涙も出ない。

こんな情けない政府・与党が何故、政権交代できたのか?科学技術発展で国内政治不安を
抱えた中国・ロシア等が多角的な政治的陰謀を企てたのではないか?と空想してみた。
その場合、小沢一郎、鈴木宗男、ホリエモン等も、陰謀の犠牲者ということになるかも?
日本国民自身の選択なら、余りに近視眼?視野狭窄症? お先真っ暗? 如何なものか
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閣僚人事'11.06.27 [社会]

菅首相は、6/27の閣僚人事で、自民党の浜田和幸参院議員を総務政務官に起用すると共に、
夜の記者会見では、退陣の「一定のメド」について、1)2011年度第2次補正予算案、
2)再生エネルギー特別措置法案、3)赤字国債発行法案の成立、の3条件を表明した。
ねじれ参議院の員数合わせのための自民党切崩し仕掛け人は、国民新党の亀井静香代表と
民主党の石井一副代表とのこと。これに、菅が乗り、枝野も、頷いたということか?
浜田氏は、選挙地盤の自民党鳥取県連幹部との折合いが悪く、自民党にいても今期限り?
と、誘いに応じたのだろうという。

自民党の谷垣禎一総裁は、浜田議員引抜きを「自民党の協力は一切いらないということ」と
解釈している。逢沢一郎国会対策委員長も、民主党の安住淳国対委員長に「両党の信頼関係は
完全に崩れている」と指摘した。しかし菅首相は記者会見で「党派を越えて協力してもらう」
という考え方だと述べた。こんな説明で国民や政治家、官僚などが、納得するのだろうか?
民主党の安住氏も「国対上、(野党に)強く言える立場ではなくなった」「こんなことでは
菅首相退陣の3条件法案の成立に、責任は持てない」と述べた。
仙谷由人代表代行も、社会保障と税の一体改革の成案取りまとめが大詰めを迎えており、
「積み上げてきたものが、すべてパーになりかねない」と声を荒らげた。
野田佳彦財務相も閣議後の記者会見で「野党の態度硬化は非常に厳しい状況。頭下げて
協力をお願いするのが筋だ」と懸念を表明。
玄葉光一郎国家戦略相も「与野党交渉のハードルを高くした」と指摘した。

政治が、行儀の良い紳士のゲームでないことは、先刻、皆も承知していることだ。
老獪な政治家である亀井静香や石井一が、後で糸を引いているという今回の閣僚人事。
相当あくどい、寝技、闇討ちなども隠し持っているかも知れない。

民主党政権のこんなゴタゴタの中、今後、何が起こるか予測がつかない。
「コンクリートから人へ」も結局、机上の空論。「東日本大震災」の費用も大変だ。
今後も、関東・東海、南海などの大地震もある。高齢化、少子化もまだまだ進む。
原発問題に伴うエネルギー政策も不透明なままだ。困った人にお金をばら撒く政治が
一概に悪いとは言わないが、国の財政を賄えるキッチリとした政治をしてもらいたい。
しかし政治家は結局、国民不在の権力闘争?ならばバラマキは慎むべきではないか。
それとも、バラマキ合戦で、国を滅ぼして、また塗炭の苦しみから這い上がるか?
自民党も腹が据わっていない?結局、政界再編?バラマキ合戦?破滅? 如何なものか
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