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国旗国歌法と大連合 [社会]

「論争」には、色々な発言があるが、それを第三者が、客観的に読む(或いは聞く)場合、
発言者の立場や意見を評価する視点が幾つかあると思う。それは例えば次ぎの様なもの。
1.意見内容が、発言者が守るべき如何なる原理・原則に基づいているのか?
2.意見内容が、どのような事実関係に基づき、それをどのように解釈しているか?
事実関係の把握方法、自己の解釈方法、それら情報を原理・原則に基づき判断する方法が
明らかでなく、自己の勝手な解釈等による自己に有利な結論への誘導は、信用できない。

先日2011年6月28日の朝日新聞の「争論」に、“君が代起立条例”が取り上げられ、
野中広務氏と橋下徹氏の意見が掲載されていた。野中広務は、国旗国歌法を制定した当時
自民党・内閣官房長官で法律制定の中心人物である。その張本人が“君が代起立条例”に
反対だという。なかなか、面白い論争だった。
平成11年に制定された国旗国歌法の問題は、今もくすぶり続けている。

何故、「国旗国歌法」を制定したのか?野中広務自身の説明では、
「国旗・国歌に関する法的根拠がない為、高校の校長が教育委員会と教職員組合の板挟みに
なり、自殺した事件があったからだ。」、という。この説明は若干、弱含みである。
(野中広務は、全国土地改良事業団体連合会(全土連)会長という公職についたので
 政治的に中立であるべきとして、2011年4月14日に自民党を離党した。)

野中広務の“君が代起立条例”反対意見の根本には、何があるのか?
戦前(昭和初期)の軍国主義によって多大な犠牲を払わせられた人々の中には
日の丸・君が代に負の感情を抱く人がいることに思いを馳せる=事実関係。 そして
戦前の様に国民が一色に染め上がってしまうような事があってはいけない=原理・原則。
そういった過去の事実と、原理・原則から、“君が代起立条例”に反対なのである。

今日の「おひさま」で、丸庵のご主人・丸山道夫(串田和美)が良いことを言っていた。
「(今度の戦争で)お国とか、偉れえ人のこたあ、信用できねえで!」と。
この考えこそが、日教組の活動や、「国旗国歌法」反対の源流ではないのか? それが
民主党は政権を盗ったら、正に、野中広務が、批判している橋下知事と同様に権力に酔い
原理・原則もなく、権力者のおごり、昂ぶりだけが随所に出て、滅茶苦茶になっている。
野中広務が恐れる「大政翼賛会」と同様の「自民・民主大連合」になろうとしている。
偉れえ人を信用しない国民は今の内に文句をいうべき。国家滅亡後では遅い。如何なものか
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NO NAME

親孝行したいときには親はなし、というが
愛国心、持った時には国は亡い、とはなりたくない。
by NO NAME (2011-07-06 22:10) 

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