SSブログ

民間人大使 [希望]

先日TVで中国大使に民間人を起用したと大仰に報道していた。民主党の色あせた脱官僚路線の
修復というような見方もされていた様である。月刊誌「Will」8月号の記事「丹羽宇一郎大使で媚中
から屈中へ」では2009年12月の小沢幹事長引率の600人を越える訪中団の延長線上に
位置づけていた。私は「文芸春秋」7月号の丹羽宇一郎氏の書いた「2015年中国バブルに
日本の勝機あり」を読んで、民主党は市場主義に戻ったのか?と疑わざるを得なかった。

伊藤忠出身の丹羽・新中国大使は前述の記事で、中国の巨大消費市場を日本経済復活に利用
する為には日中韓で関税等を取払うETA(自由貿易協定)の締結を強く主張している。10年来
議論されながらも進まなかったETAだが、民主党は自由貿易を主張する民間人を中国大使に
抜擢してまで市場開放を強行するつもりなのか。小泉改革の上を行く市場開放論者を
初の民間人大使にして、自由貿易を推進するというなら、小泉改革を市場主義だと非難した
のは一体なんだったのか?また菅首相の最少不幸社会とは一体何を意味するのか?

民主党は脱官僚と言いながら、参議院過半数獲得のために、国民新党と野合し、脱官僚のはず
が郵政民営化を後戻りさせ、参院選で大敗したら、今度はみんなの党に擦り寄っていく。まったく
信念も、覚悟も、一貫性も無い千葉法務大臣と、民主党は一緒である。“類は友を呼ぶ”というが
恐らく、辻元議員も民主党の“類(たぐい)”だろう。権力の味が忘れられない“同じ穴の狢”。
政党の中で丹羽新大使の意見に最も近い政党は「みんなの党」であろう。渡辺喜美党首の著書
「“みんな”の力」の<第2章 ヨッシーの日本再生計画>の“「30億人のアジア市場」を内需として
取り込め”という節には、「アジア域内の規制改革を推進していく」、と書いている。

民主党は子ども手当に代表されるような“大きな政府”による福祉社会を目指しているのかと
思ったが、「みんなの党」に影響されたのか、急に経済成長戦略に舵を切ろうとしているようだ。
どちらにしても金で解決しようとしている?「みんなの党」も官僚制度改革など、いろんな
ことを言っているが、結局、経済成長戦略で解決する、即ち金で解決する、というように見える。
しかし現代日本の根本的な問題は、金で解決できるのだろうか?日本はリーマンショックで一時
混乱し、そのドサクサに紛れて政権交代が起こり、浮ついた議論で方向性を見失っている。
人間の欲望に限界は無いが、欲望を物質的な方面から精神的な方面へ転換すれば、また違った
風景も見えてくる。欲望を抑えるのではなく、欲望を上手に転換する事も、政治の重要な課題では
なかろうか?経済成長ではなく、精神成長の政策も大切である!如何なものか。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

消費税増税と「義」② [希望]

日本の財政が危機に瀕しているという話は随分前から聴かされているが、いよいよ押詰まって
きたのだろうか?そういう背景もあって、現在の日本で消費税に真っ向から反対する事は、
日本的な共同体意識を持っている人間ならばなかなかできる事ではない。そういう雰囲気が、
新聞の世論調査にもはっきりと顕れている。読売は朝日よりも財政危機を強く訴えている?
日本人は、人を思いやる心が大切なことを良く心得ているから、福祉などのために必要ならば
財政破綻させるわけにいかないし、従って増税することも止むを得ないと考えているのだろう。

それに対して菅首相が余りにも国民を馬鹿にした「低所得者保護」のような対処療法的説明を
繰返しているから、国民は冷め切ってしまうのである。例えば「子ども手当」という福利厚生
費用を税金で賄うという事の意味を充分に議論せず、札束で親の面を張って党利に結びつける
ような政党が、消費税増税で、まともな使い方が出来るのかどうか?が問われている。税金で
賄う「子ども手当」の運用次第では、公権力が親の権利を侵害しかねない問題につながる。
従って恐らく「子ども手当」の運用は全く曖昧になり、評価のしようもないだろう。それは
国民の私的財産を国家が収奪し、曖昧な理由で別の国民に与えるという私有財産権の侵害に
相当する問題である。そのような政党が、政権政党だという理由だけで、消費税増税を掲げ
ろくな説明もなく、選挙結果によっては、国民からの信任を受けたとして消費税増税になると
すれば、恐ろしいことである。

私は昨日、“欧米的政治制度は「義」等の「価値観」・「主観」から中立的な立場をとる処に
基本がある。”と書いた。その意味は、宗教や道徳などから派生する「正義」の立場からの
論争は、水掛け論になり、“宗教戦争”的な泥沼に陥ることの防止にある。従って欧米的制度は
「適正な“利”」と、「個人の自由」を基盤においてやってきた。日本ではどうだろうか?

私は、日本では「言外の“義”」が、日本の政治を動かしているように思える。
「言外の“義”」とは何か?土地に根付いた人々にとっての地域社会であり、職場における
暗黙の“正義”である。世論調査などで言われる30~40%程度の無党派層といわれる人々は、
これらのコミュニティに属していないのではないか?しかし彼らの多くは投票に行かない?
新聞等では無党派層が政治を動かしているように言うが、実際は棄権する事によって、ホンの
僅かしか影響を与えていないのではなかろうか?日本の将来を開いていくためには、これら
無党派層の奮起を促し、暗黙の政治を許さず、オープンな政治を期待したい。如何なものか。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

健康月報&利と義 [希望]

6月の私の健康管理状況をまとめた。当面目標をクリアした。結果は以下の通り。
1.万歩記録。合計・391千歩。1日平均・13020歩。1週間平均・91141歩。前月より減少。
2.筋トレ。実施日・20日で 実施率:0.667と先月よりも若干ながら増えている。
3.スロージョギング。実施日・25日 実施率:0.833と前月の不振を反省し、結構増えた。
  1日平均時間・43.9分 (1ヵ月間のスロージョギング実施時間/30日)
4.ゴルフ素振り、アプローチ、練習場等。15日実施で0.500。先月よりも若干増えた。

年初からの実施傾向を振り返ると、散歩の歩数は2月が最低、5月が最高で、ほぼ横ばい状態。
スロージョギングは1月が最高、3月に1度少し回復したが以降下り坂、6月に1月水準に近づいた。
これから夏場にかけて、無理をすると後に響く恐れがある。
ゴルフ関係は1月最低、途中4月で凹み、今まで一番良かった3月を抜いて6月が最高に。
先月も注意を自分に言い聞かせながら、6月は目標値に拘ってしまったようである。
夏場に無理すると疲れも出てくる?再度、体調に合わせたペース配分に要注意。

過去のブログで、「利」を適正な収入を超える不当な収入・利益と解釈すれば、「義」に生きた
直江兼続の生き様が分かりやすいと書いた記憶がある。現代では政治家の資産公開や、最近は
1億円以上のボーナスを取得する役員の名前を公開するなどというのがあるが、これは、不当な
収入をチェックするのが目的だろう。正当な収入かどうかを客観的に判断する事は難しい。
普通の人は正当以上の収入、即ち「利」を得ようとするのが本性だから、兼続の様に「利」を
捨てるのは難しいだろう。チェックして、少しは遠慮するように仕向ける事も必要だろう。
しかし、欲張りでも、「義」を行う人々が居ればいいのだが、それさえ居なくなっている?

その根本には、「義」とは何かが見えなくなっている事があるのではないか?
兼続の様な国内の“殖産興業”で、贅沢な現代日本国民が、満足できないという事情がある。
そこで、ある種の政治家は「安心・安全に暮らせる国」を目指すというが、残念ながら国民と
政府の間には根強い不信感がある。貯蓄額が国の負債より多いというのが何よりの証拠である。
敗戦以来、「金」にのみ「義」を見てきた日本国民の憐れな心情が滲み出ているではないか?
今こそ、政治に信頼を取り戻さねば、また亡国の淵に立たされるだろう。菅首相の消費税増税
論争等より先に、「根深い国民の不信感」に気付く事である。目先の「利」ばかり追い求める
支援者ばかりに気を取られず大局を見よ! 必ず、「義」は見えてくる。如何なものか。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

岡田武史代表監督の偉業 [希望]

寝てから見るか?見てから寝るか?2010年ワールドサッカー・本大会1次リーグE組の
決勝トーナメント出場を賭けた日本・デンマーク戦が、日本時間3:30に開始された。
私も起きて見るつもりだったが、少し寝過ごして、試合開始後17分の本田のフリーキックを
寝ぼけ眼で見た。驚いた!正に目の覚める様な35mのロングシュート!一挙に目が覚めた。

これはテレビ観戦せねばと、妻の安眠を妨げないように階下に降りてジックリ見た。
そして間もなく前半の30分に今度は右の遠藤が28mのフリーキックを決めたではないか!
一説では、遠藤が本田に蹴らしてくれと提案したか、本田が前の壁が遠藤の右に有利だから
遠藤に蹴る様に提案したか?兎も角、遠藤が蹴りたいと言い、本田が譲ったという。
此処にもオシムの戦略的ディシプリンが体現されていると感じた。スタッフも含めチーム員が
最善を求め、コミュニケーションし、議論し、提案し、納得の上で責任覚悟、リスク覚悟で実践する。
これぞ、本当の戦略的ディシプリンであり、スポーツマンシップだろう。

後半戦は、ヨン・ダール・トマソンがペナルティキックを阻止されながらおしこみ1点差に
なったが、後半42分、本田の絶妙のアシストで、途中出場の岡崎が会心のゴールを決めた。
ディフェンダーを引き付ける動きも戦略的ディシプリンだ。岡崎は本田のゴールを貰ったような
ことを言っていたが、そんなことはない。本田は戦略的ディシプリンを実践したまでの事。岡崎も
戦略的ディシプリンを実践し、本田をフォローしてキッチリ決めた。高く評価されるべきだ。

本大会前の強化試合ではセルビア、韓国、イングランド、コートジボワールに連戦連敗。
監督の進退問題も浮上した。昨年のオランダとの親善試合で中村俊輔が蹴るべきフリーキック
を本田が直訴して蹴ろうとした事が波紋を呼んだという話もある。マリッジブルーではないが
大試合を前に、選手やスタッフ間での揺らぎもあったろう。だが岡田監督はぶれることなく、
自分のチームコンセプトを進化させ、実現できるチーム作りを粛々と進めてきたのだろう。
ワールドカップでは、公式戦で初めて本田を1トップに抜てきし、カメルーン戦に臨んだ。
結果的に作戦は的中した。本田は信頼を獲得のみならず、チームリーダの風格さえ備わって
きた。「出る杭は打たれる」の譬え通りチーム内に不協和音が出てくる可能性もある?
しかし決勝トーナメント出場は、岡田監督のチームコンセプトの妥当性が証明されたのだ。
オシム前監督から継承して2年半の道程は苦難の連続だったが、決勝トーナメントの初戦突破
こそ真の前進。年功序列を超えて、未知の世界を開く試合を勝利で飾ろう!如何なものか。
nice!(0)  コメント(6)  トラックバック(1) 
共通テーマ:日記・雑感

相撲界の野球賭博 [希望]

相撲界の野球賭博事件が勃発した。良く知らないが野球賭博も古い話題のようだ。
この種の話題は芸能界など他にもありそうだが、相撲界は他に比べて大きく扱われている?
私は、相撲界の事件が話題になるたびに、ある戯曲とその演劇、そして歌のことを思い出す。
相撲取りを志して果たせず、やくざになった男の物語・長谷川伸原作「一本刀土俵入り」だ。
親方に見放されて帰る当てとてない力士崩れの若者を同情し援助した酌婦お蔦。その10年後
悪いやくざに困り果てるお蔦たち家族を、かつての若者(駒形茂兵衛)がやくざになりながら
恩を忘れず10年前の恩返しをするという話である。

自分の事に精一杯で人の事など考える余裕もない時代、身を省みず若者を助けるお蔦の情け。
自分は人を思いやるのもおこがましいやくざになりながら、10年前の感謝の気持を忘れずに
命を懸けてお蔦の家族を助ける駒形茂兵衛。日本人はこの二人の心に感動し涙したのである。
「三丁目の夕日」の時代(昭和30年代前半)までは、こういう物語が受け入れられていた。
それは古いことを忘れてしまうのではなく、現在の我が身と引き比べて、自分をおいても人を
助ける心の尊さを思い出すだけの感性が、当時の人にはまだあったという事である。

「相撲界は古い体質だから、もっと現代に相応しい改革をするべきである。」という意見は
大変もっともであるが古くからあっても日々新たなものもある。尊い心を思い出す感性だ。
人間は、皆自分中心で生きている。お蔦や茂兵衛のような心を常に持つことはできない。
それでも思い出す感性くらいは持って我が身を省みれば、もう少し住みやすい社会になる?
相撲界における問題の対応の仕方が、いつも何か腑に落ちなかったのだが、それは日本人の
心の基盤、精神の基盤には触れないで、形にこだわる議論だったことに気付いたのである。

西欧では精神と肉体(行動)は一体と考えられ、西欧的合理主義、論理主義一辺倒の制度が
形成された。その背景には一神教的教理に従う精神の基盤があるからだ。しかし日本は?
日本は多神教的教理を背景にしており、精神基盤は一枚岩ではない。日本の道徳に一貫性が
あったのは、様々な事象から我が身を省みる「日本人の歩み寄りの心」の働きだった。
現代日本では、それを浪漫主義、日和見主義、他律主義として軽視し忘れ去ろうとしている。
「日本人の心」の基盤が揺らいでいる今日、日本人の将来は、厳しいものがあるだろう。
これからは、生きる上での精神の基盤が一枚岩でない現実を踏まえた議論が必要だと思う。
その様な観点から“様々な事象から我が身を省みる”重要性も再検討すべき?如何なものか。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

参院選投票の心構え [希望]

今日はお天気になるとの予報だったが朝から雨。午後から止んだが散歩途中で雨に会った。
予報が外れた理由説明を聞いた事がないが、そういう説明責任を果たしてもらうのはどうか?
小鳩政権になって約9ヶ月(3/4年)が経過した。たまたまNHKが番組で、最近の政治の世論調査
結果を話題にしていたのに出会った。NHKは国民の政治意識を調べるため毎月世論調査を
実施している。2010年内閣支持率と2010年政党支持率の月例調査結果は以下の通り
http://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/seijiishiki/list_seijiishiki1.html
◎ 2010年内閣支持率 (%)     ◎ 2010年政党支持率
      1月 2月 3月 4月 5月         1月 2月 3月 4月 5月
 支持  52 47 38 32 21      民主党 34.9 30.0 25.8 22.2 20.8
 不支持 36 42 50 56 68      自民党 18.3 18.2 17.1 16.1 17.9
                       支持なし33.8 37.6 41.7 44.4 44.4  小計=83.1
他の政党支持率(2010.05)は、公明党=3.0、共産党=2.2、みんなの党=3.1 3党小計=8.3
その他(1%以下)の党は、社民党=0.9、国民新党=0.1、新党改革=0.4 、新党日本=0.0
              たちあがれ日本=0.2、その他=0.1 6党小計=1.7 無回答者=7

この調査結果を見ると無党派層が最大の票田という事になる。今夏の参院選に対する関心度は
前回に比べて数ポイント高くなっているというから、野党大逆転もありうるが安心はできない。

小鳩政権の問題は、「政治と金」と「普天間問題」に集約できる。どちらも対応が悪い。
小鳩の「政治と金」の問題は、小沢に確証がないが、強制起訴の判断があったのに対して、
鳩山の「母献金問題」は、数億円にのぼる明らかな脱税の証拠があるのに、税金を納めたと
いうことで、強制起訴にはならなかった、という違いがある。法律に触れるか否か?だけが
社会のトップリーダの適否判断基準なのか?社会に及ぼす道義的責任という観点からは、
明らかに不適格だと思う。こういうトップを頂いているのでは社会の秩序は保てないのでは?

「普天間問題」は、素人首相の強引な政治主導で、今までの苦労を水泡に帰する結果になった。
5月末決着の成否により鳩山首相が政権を投げ出すか否かと関係なく収拾責任は鳩山首相と
民主党にある。しかし国際社会でまともな対応をしていくために今夏の参院選で与党少数派に
追込み民主党独裁を許してはいけない。鳩山首相と民主党に辛酸を嘗めさせる必要がある。
鳩山首相と民主党は血と汗を流して国際平和と基地負担軽減の道筋をキッチリ付けて欲しい。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

参院選民主党大敗? [希望]

今日のある証券会社の当面の相場見通しでは、“日経平均株価は過去二年共、三月が底値で2009年3月10日はバブル経済崩壊後の最安値(7054円)だった。今年は3月8日に一ヵ月半ぶりに1万5百円台を回復。毎年4月以降は買われ易く、今年も上昇期待が膨らんでいる。日経平均株価は輸出関連企業の収益改善を受け5月連休明けにも1万1500円程度まで上昇するだろう。”というもの。やはり、春先は気分もはしゃいで、景気が良くなるのだろうか?

政治の方は、花見酒気分で乗り切るというわけには行かない?今や日本には不吉な暗雲が立ち込めている。私は暗雲を払いのける希望の物語は今夏・参院選の与党過半数割れによるねじれ現象しかないと思っている。民主党支持率に関して、小沢幹事長が、「かつての民主党支持率に比べればまだまだ高い」と言っているそうだ。この件に関しては私は小沢氏の見方が正しいと思う。更なる支持率低下を祈りながら、今週も「週刊現代」を拾い読みして感想を書く。

夏の参院選の勝敗だが、田中秀征×田崎史郎の対談記事・“参院選は民主党大敗へ”を読んで、大敗の要因を列記した。◎最近の世論調査で、民主党の参院選単独過半数を取らない方が良いという人が6割近い。◎鳩山首相の政治手法に問題がある。また指導力がない上に問題意識もない。政権交代をした後の展望がなかった。自民党を倒すことが終着駅。
また中村彰彦(作家)の記事の中からの大敗の要因は、◎民主党の中には昨年の政権交代を「明治維新」になぞらえる議員もいるようだが、現状は幕末の様相。さらに、野口健(アルピニスト)の記事の中からの大敗の要因は、◎遺骨収集についての鳩山首相宛の質問状に対する回答が、役人が書いた文書。脱官僚の看板に偽りあり。◎ブルネイ国王へのリップサービスのつもりで言った “無税のブルネイ国に日本国民も移住したいだろう。”は、日本の納税者に対する感謝の気持もなく、正に自分の本音を吐露したのでは?◎小沢幹事長のキリスト教・イスラム教批判にみる国際感覚のなさ。それらをひっくるめて、国民や国家にないして愛情が感じられない。

最後に三宅久之(政治評論家)の記事の中からの大敗の要因では、◎鳩山首相が母親と如何に没交渉だったかを説明するために、首相就任後1回電話しただけで病気見舞いにも行っていないと言ったが、それが本当なら人間としてなっていない。◎小沢幹事長の不動産疑惑の時に、原口総務相がテレビ報道に注文をつけたが「成権」的発想。また千葉景子法務相の「指揮権」関連発言は権力不感症。民主党は子どもが銃器を弄んでいるように「権力」にはしゃいでいる。
この様に民主党の問題点を列挙すると“参院選は民主党大敗”が見えてくる?如何なものか。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

子ども手当再々考 [希望]

午前中に2010.03.06のブログにもらったコメントに返事を書き込みながら、
私が「子ども手当」にあくまで反対する理由が自分の中で、より具体的に分かってきた。
勤めていた頃に、第3子から月3千円程度?「育児手当」を勤務先から、就学までの数年間
もらった経験がある。勿論、それは手当があるから生んだのではなく、生れた後で制度が
出来たのである。数千円でも収入が増えれば生活が楽になるし、拒否はできない。そこに
人間にとって重要な働きをする社会制度にも、大きな罠があるのだ。

社会制度は、一人一人の人間に降りかかる大きな危険を和らげたり、回避したりするために
出来たが、そうする事だけで人間に平和や幸福が訪れない事は、明らかではないだろうか?
現代のお金持ちや芸能界の成功者を見ても、その成果を生み出す努力の過程で、人間的に
成長しなければ、人生に対する理解が深まらなければ、実に惨めな結果になる事は、日常的
ゴシップで、明らかであろう。それにもかかわらず、そういう努力を伴わないで金や名誉を
欲しがる事は、不幸を招くだけである。社会制度が人間を幸福にするのも、不幸にするのも
そこに生きる人々の心掛け次第、生きる姿勢次第だということだ。

私は日頃、人間が育つ上で備えるべき能力の中で、最低限であると共に、最重要なものは
“避けられない運命に対する態度決定の責任能力”だと考えている。何時の頃からか
この信条が私の生きる姿勢、生き様を決めてきたように思う。
「避けられない運命」の最大のものは自分の“死”だ。その現実を忘れ、幻想の中で
生きようとする者達がヒトラーの様に社会制度を弄ぶ事によって、自己の幻想を更に強固な
ものにする。そのような世の中に翻弄されないためには、現実を見失わない事ではないか?

昨夜来の雨がいつの間にか雪に変わり、朝外を見ると銀世界。この冬チラチラ程度の雪は
降ったが初積雪ではないだろうか?最大3センチ程度は積もった。気温の日別平年値は確実に
上昇しているのだが、時に寒さが戻る時、暖かさに緩んだ身体には寒い最中よりも心理的
体感的に、余計に寒さが身に沁みるのではないだろうか?景気・不景気も、気温の変動と
似ているのではないかと思う。リーマンショック不況の底から麻生内閣の頑張りで景気は順調に
回復していたのに、動揺して現実を見失い大局観のない判断を下した結果が政権交代で
あったと考えたくなる。各人が、基本的視点から、現実をしっかり見定め今年の参院選で
“避けられない運命に対する態度決定の責任能力”を発揮して欲しい。如何なものか。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

民主党への予感 [希望]

昨日の参議院予算委員会では与党の3大臣(千石、原口、前原)が5分以上遅刻したという。
内閣を背負って、日本の行政を仕切っているという緊張感が欠けているのではないか?
私は途中から中継を視聴したが、脇雅史(自民)議員が、政治を私物化して(法律に則らない)
行政をほしいままにしていると、八ツ場ダム工事中止宣言のことを追及していた。
法律と政治の緊張関係が足らないことを指摘しているのだが、逃げばかりで頼りない。

「コンクリートから人へ」という標語も、気分の悪くなる人が居るから、使うのを止めたら!と
忠告していたが、“趣旨を理解してもらう。”の一点張りである。そもそも“コンクリート”は“人”と
並べるものではなかろう。この標語は、“コンクリート”重視から“人間”重視という意味にしか
受け取れないが、元々、人よりコンクリートを重視していたわけではない。
こういう標語の発想自体が、“知性”も“教養”も感じられない未成熟な人間集団を想わせる。
脇議員の忠告を素直に受けて感謝の気持でも表わせば、失敗もあるのだから許せる?
しかし、最早失敗、失策が多すぎて、素直に謝っていると、政権を辞退しなければならない?

普天間問題でR.ローレス元米国防副次官のインタビュ記事があった。現行合意以外の案を提案して
来た場合には、“最終的に海兵隊は撤退しなければならなくなる。もし撤退となれば、佐世保、
岩国などにも広がる可能性がある”と指摘。“日米同盟の抑止力を失うだけでなく、米軍全体の
配備・構成も大きく変更する契機となる”と、海兵隊撤退が引き起こす連鎖反応を強調した。
そこまで行くまでに何らかの妥協点を見出せるかもしれないが、そういった妥協が「すでに
始まっているように見える日本の矮小化」、「安全保障環境のアンバランス」になるとの事。

中国に擦り寄っている小沢幹事長や民主党にすれば、願っても無い事かも知れない。
長崎県知事選挙の民主党大敗原因は、県民は「しがらみ」を断ち切りたいと民主党に投票したが
民主党も「しがらみ選挙」を押し付けてきたから嫌気がさしたと某週刊誌には書いていた。
日本が中国に擦り寄った場合、その「しがらみ」は米国よりも軽減されるだろうか?
国内では「しがらみ」軽重チェックで時々政権交代することは可能だが、「米国から中国へ」と
「中国から米国へ」の方向転換は、簡単にできるのか?
いずれにしても、「コンクリートから人へ」のような標語を後生大事にし、行政運営に緊張感もなく、
外交問題でも未成熟の上、金まみれの民主党のしがらみ選挙に、国民はまだ付いていくのか?
「子ども手当」がそれ程欲しい?私の予感=‘参議院選挙・民主党大敗’である。如何なものか。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

自己申告に思う [希望]

今日は散歩をかねて自己申告に行ってきた。
会場に行くと既に長蛇の列で、約1時間待ちという。予約札をもらって一旦食事をとった。
それで丁度、申告手続きの順番となり、男性(税務署員?)に書類のチェックを受けた後
若い女性の指導でパソコンから入力する。申告手続き開始から終了まで約20強?
パソコンでの申告になり、随分スピードアップしたが、準備も含むと随分長時間費やした。

去年暮れから鳩山首相のマザコン疑惑で、贈与税の脱税行為ではないか?と問題になった。
税金が自己申告制であることから、鳩山首相の行為が真面目に納税している一般庶民を
裏切る行為だと非難された。今回、随分時間を使って自己申告する自分のことを振り返り
国民の義務とはいえ、税金が還付されないで追徴される申告に行くだろうか?と思った。

昔、誰かが言っていた。還付されるのは多めに税金を取られていたからだと。税金とは
本来、自己申告制を原則と言っているが、本当のところは、庶民の給与等からの源泉徴収に
よって、基本は成り立っているのではないか? 消費税というのも、税金を取りやすいから
ではないか? 贈与税のように申告すれば税金を取られるような税は、本来、脱税を奨励
しているとも考えられるのである。

資本主義社会の税の基本が自己申告制であるという事は、本来、資産家ほど正直、親切で
心が豊かで、人々のため、社会のためにできる限りのことをする奉仕の精神旺盛という事を
前提としているのではなかろうか?

今回の鳩山首相とその家族の行為は、日本の資産家が、上記のような高潔な精神を持った
人種ではなく、厳しい生活を強いられている一般庶民の精神にも劣る卑しい精神の持主で
あること事が、明確になったのではなかろうか?

プロテスタンティズムの精神を欠いた日本的資本主義社会では、西欧を模倣した法律体系ではなく
もっと日本に適した法体系にすべきではないか?
資本主義社会が私有財産を無制限に認めるのはプロテスタンティズムの伝統を引く高潔な精神が
土台にあるからではないか? 卑しい精神の持主が、無制限に金を溜め込む事の弊害を
正さなければ、日本社会の冬の時代は、また破綻するのでは? 如何なものか。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。