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ガマ騒動と出雲・松江訪問 [大家族]

20100428194628s.jpg写真は娘から届いた写メール。コウタロが雨で迷い出てきたところを捕まえた四六のガマ?「前足が4本指、後足が6本指」はガマの油売りの口上で有名である。コウタロの嬉しそうな表情がかわいい。姉達や母親も迷惑そうに言いながらセッセと写メールをとって友人達に報告したそうだから、結構楽しんでいるのだろう。何を食べさせたら良いのか?生きている虫はOKだろうが、他に何があるのか分からない。煮干には見向きもしなかったそうだ。コウタロは昆虫から出発して、様々な動物の飼育に興味がある。将来は、北海道の旭山動物園の飼育係?昨日、テレビで話題になっていたが大変なお仕事だ。何にしても、楽な仕事など無いのだから、好きなことを一生の仕事に出来ればそれに超したことはない。20100428194653D.JPG20100429085456カエルD.JPG

さて27日は夜から降り続く雨が午前中、本降りとなった。急遽、出雲方面に行って、博物館を見学しながら様子を見て、出雲大社にお参りすることにした。島根県立「古代出雲歴史博物館」は大阪府立 「近つ飛鳥博物館」と双璧の素晴らしく中身の濃い博物館だった。このような博物館が、連携して日本の古代を解明することを期待したいが、あまり連携されていないのが現状ではないか?事業仕分けで無駄を省くのも悪くはないが、無駄にも効用のある無駄と効用のない無駄がある。効用のある無駄をさらに有効にする知恵を出すというのも事業仕分けの仕事ではないか?

博物館の展示品で一際、目をひいたものは、荒神谷遺跡の銅剣358本(実物:国宝と成分を同じにして再生したもの)である。およそ2000年前、弥生文化時代には燦然と輝いていた青銅器。それらが地中に埋められた運命を思うとき、どのような時代の荒波であるかは別にして、変化への潔い対応が偲ばれる。荒神谷遺跡の最大の特徴は、従来、同一遺跡からは発掘されないとされてきた銅剣、銅矛、銅鐸が、一挙にそれも従来に例を見ない量で発掘されたことである。当時の古代史に関する雑誌等では、近畿文化圏・北九州文化圏という対立図式は崩れ、出雲王朝説の話しも出ていた。

2007年発行の「日本の考古学・上」では、青銅器の原料調達先が朝鮮半島から中国大陸に移行していると述べられている。鋳型の変化や材料調達の移行から、日本では弥生時代中期以降、対外政策が、朝鮮半島から中国にシフトしたという(p296)。出雲の古代史における位置づけ、弥生時代~古墳時代にかけての日本の成立過程等に関しては、またの機会に譲ろう。

見学は昼食を挟んで4時間に及んだ。古代出雲歴史博物館の館内には2階に洒落た軽食喫茶があり見学途中で古代米を使ったカレーやパンとサラダ等を食べたが、なかなか美味しかった。
以前,松江を訪問した時、野菜が美味しいということを聴いて‘なるほど’と思った事がある。
その後も見学を続行。ついに雨も上がった。すぐお隣といってもいい大社に参拝、NHKテレビ小説「だんだん」で、茉奈・佳奈演じる双子の姉妹が17年ぶりに邂逅する場所に案内した。また妻に待たせたお詫びにと、大社から少し離れた(300m?)老舗の出雲そば屋に案内。さすがに老舗(かねや)だけあって大社の近所のそば屋とは違う美味しさだった。黄金(こがね)そばの異名がある。

ホテルから出雲へは宍道湖に沿った北側を走行。雨ではあるが宍道湖の風景をふんだんに楽しめた。帰路は宍道湖の南、高速道路を使った。途中、宍道湖PAで一休み。宍道湖を見下す絶景ポイント。
蒜山牛乳で出来たソフトクリーム等を楽しく頂いた。松江城を案内する前に県立美術館の庭(「だんだん」で、めぐみの音楽仲間が練習していた場所)に案内。嫁が島を近くに見る夕日の絶景ポイントである。夕日には時間が早かった。そしてめぐみ達が演奏会を開いた松江城を案内。小泉八雲記念館も閉館しておらず、ぎりぎり見学できた。最後の〆は宍道湖の夕景を眺めながら老舗料亭で夕食。なんとか、妻の志向も満足させられたのではないかと思っている。

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コメント 8

Roko

一応ヒキガエルだったよ~!
図鑑で見たら。
まぁしかし、サプライズの多いコウタロです。
おかげさまで楽しい毎日よ~( ̄▽ ̄)
お二人は充実したご旅行で何より(^O^)☆
by Roko (2010-04-29 21:38) 

moto

コウタロのおかげで、忘れかけていた自然を思い出させてくれますね。
今回の旅もつぐさんのおかげで、楽しませてもらいました。宜しくね!
四六のガマとは前足が4本指、後足が6本指のニホンヒキガエルのこと。
ヒキ、ガマガエル、ガマ、イボガエル等の異称を持ちます。ゴルフ場の池には大きな声で鳴くウシガエルが居て、「ボールくれと言ってるよ」などと冗談になりますが、外来種で在来種を食べてしまうので、世界の侵略的外来種ワースト100に指定されているそうです。
by moto (2010-04-30 00:27) 

Roko

何しろ無知でごめんなさ~い( ̄▽ ̄);
私がこういう仕事だけに、コウタロの自然児ぶりは役立ちます!
こんなにキレイなカエル見た事ないから、職場に持って行ってあげたいくらいだったわ(^O^)
by Roko (2010-04-30 07:54) 

moto

いやいや、誰でも知らない事は知らないものです。
知らない事を知ったかぶりしない事は立派な事。
お宅は、その内、小さな動物園になりそうですね(^ ^)
by moto (2010-04-30 09:58) 

keiko

ガマもカワイイね~我が家でも羨ましい話題となりました。
それにしても山陰旅はゲゲの女房の親戚にまでお話がきけたり、食も随分充実していいなぁ~!
by keiko (2010-05-01 23:42) 

moto

ガマがかわいい?かなぁ~ 最近は何でも「かわいい!」とか言うけど、清少納言が「ちいさきものはみなうつくし」と書いているのと同じような感覚なのかな?
だとすれば、日本人の感覚は、千年の時空を超えて、あまり変わらないのかな?
それとも清少納言は近眼だったかもね。ガマは小さいとも言えないしね。

千年の時空はさておき、誕生日のRyuuの先発登板は、惨状日だったらしいね。
でも、適時打を打って、気分を切替えたというから素晴らしい!

旅の楽しみの1つ「食」ですが、最近、歯の調子がよくなくて、恐る恐る食べている状態です。今後、よくなる見込みがないので、今生の名残にと少しは贅沢をしたと次第ですが、みんなと一緒なら、なお美味しかった事でしょう。
by moto (2010-05-02 11:05) 

keiko

なるほどカワイイは確かに使うね。
ガマは小さいからカワイイのではなく写メでリアルでないからそう思えるのか?
いやいやちがうなぁ、きっと生で見ても思える。
グロテスクな体つき、それに反するガマの態度(人間に捕まえられたのに、カメラ向けた方をクリクリした目で凝視してる)のギャップに新鮮さを感じるのね。
それに対してカワイイになっちゃうんだわ。
一言で凝縮できる便利な単語さながら。
まぁ私も清少納言レベルか?!
by keiko (2010-05-04 09:55) 

moto

なるほど!「クリクリした目(つぶらな瞳)」と爬虫類の妖怪さのGAPか!
写真を見直してみたけど、確かに"つぶらな瞳"にみえた!
千年の時空を超えて、現代は多くの清少納言が再来しているということか?
そういう風の考えると、人生楽しくなるよ。ありがとう!
余談だけど、「GAP」という店名は、そういうギャップの面白さ、楽しさを商品に活かそうという発想があるのだろうかネ?
by moto (2010-05-04 12:02) 

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