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スタンドプレー? [社会]

米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)の社説は、米軍普天間飛行場の移設問題に
ついて鳩山由紀夫首相を批判し、米軍再編計画全体が「鳩山首相のスタンドプレーで危うく
なっている」と指摘したという(asahi.com情報)。私は昨日のブログでは、普天間基地問題
をスタンドプレーではなく、憲法改正、正規軍編成というストーリーとして描いてみた。
しかし言われてみれば、鳩山政権の断末魔的様相の‘スタンドプレー’と考えられなくもない。
マニフェストが悉く化けの皮がはがれ、派手な‘事業仕分け’パフォーマンスも、中身がなく
国民を目くらませる手立ても、政権奪取後2ヶ月でことごとく尽きてきているからである。

マニフェストの「子ども手当」は既に破綻している。初年度:2.7兆円、次年度以降は何と
5.3兆円の巨額を食いつぶす穀つぶし政策である。この巨額な予算額を庶民は実感できない。
しかし例えば、「八ッ場ダム」の予算、‘事業仕分け’で明らかになっている予算削減効果
と比較すれば、その破綻状況は一目瞭然である。

例えば今晒し者になっている「八ッ場ダム」の予算は、膨れ上がった金額で4千6百億円。
1986年(昭和61年)計画、2015年(平成27年)完成というから30年間、従って年当り予算は
154億、「子ども手当」5.3兆円の1/345である。また、現在、‘事業仕分け’で、派手な
パフォーマンスをして95兆円の予算削減をしているが、初日がたった700億、二日目が
埋蔵金と大騒ぎして、独立行政法人の基金返納金額が、6千億円。埋蔵金は選挙のときに
自民党も言っていたが一過性のもの。毎年の5.3兆円の財源などはあろうはずがない。
「子ども手当」を目玉とするマニフェストが、‘スタンドプレー’でなくて何なのか?

‘事業仕分け’を情報公開でやるのも良いが、ニュースで見た限りでは、鳩山政権の
‘スタンドプレー’? いかにも予算を厳しく査定しているように見えるから、深く追求する
暇もない現役で働いている民衆は、鳩山政権は、良くやっている!と思うかもしれない。
しかし、前述したごとく、「子ども手当」5.3兆円や、膨れ上がった来年度予算95兆円強に
比べたら、箸にも棒にも掛からない成果である。‘スタンドプレー’も良いところである。
仕分け人とやらに質問されている担当者は、まるで江戸時代の奉行所の白洲に座らされた
罪人のごとき扱いを受けていた。これは人権問題ではないか?とさえ思わせる。いくら憎い
役人共とはいえ、対等の立場、国民の目線で優先順位、価値観の違いを議論していくべき?
‘スタンドプレー’は実を伴わぬ見せ掛けのアピールの事。鳩山政権危うし!如何なものか。
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