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梅ちゃん_第10週後半 失恋&希望 [物語]

今週のテーマは「恋の後始末」。私は行きずり心中未遂を「恋」と当初、勘違いしていた。
しかしそうではなく、新しい恋と、古い恋、それらの「恋の後始末」の物語だったようだ。
弓子(馬渕英俚可)について言えば、松岡(高橋光臣)に一目ぼれしてしまった?弓子は、
メッケル憩室炎という病気で手術をするといわれ、松岡が手術に立ち会うという理由から
手術を断った。梅子(堀北真希)は得意のお節介気質で、手術を断る理由を問い詰めて、
結局、弓子が、松岡を「好み」である事を突き止めた。その結果、松岡の手術の立会いを
止めさせる事と、松岡と弓子の交際の仲立ちを引受けてしまう。

松岡と弓子の交際の仲立ちに関しては、数日後の松岡と梅子が宿直の時と、宿直明けに
貰った切符で次の日曜日、松岡と梅子が展覧会に行って、再び出会って喫茶店で話した。
紆余曲折あったが、結局、弓子は松岡の好みでは無い事が判明してしまう。そしてまた
松岡と梅子が展覧会に行き喫茶店・映画とデートした事が、病院内で噂になってしまった。
弓子は梅子に松岡との事を確認。梅子は正直に「弓子は松岡の好みでは無い事」を告げた。
そして昔、愛してくれた板前の事を思い出させて弓子を慰め、勇気付けた。弓子は、昔の
恋人と撮った写真を見ながら泣きくれた。そして弓子の心に何かが起き、弓子は生れ変った。

もう1つの恋は、松子(ミムラ)と真田(平岳大)との恋?
真田が最後に住んでいた大家に連絡先を告げていたからか?真田から松子に連絡が入った。
何と、新潟にいた頃に知り合った人と結婚し、その人の親の会社で働いているという。
1才になる子どもまで居た。何か、狐につままれたような話だった。
喫茶店で真田から近況報告と、当時のお礼を言われて、松子は、別れた時と同じ様に、
お汁粉を注文していた。思えば数年前に真田が転勤で別れる時に「お汁粉を食べている
ところ、こどものようだ」と松子を形容した。真田としては子どものような松子に苦労
させたくないと思った? そして松子も、命がけで愛するジュリエットの様に子どもでもなく、
真田を丸ごと引受ける程大人でもなかった?兎も角、松子は真田の事で大きく傷つく事は
なかったようだ。「恋の後始末」というほどの後始末もなかったが、竹夫に依頼をして
真田に連絡の機会を作った事が、「恋の後始末」と言えば言えるのかも知れない。

兎も角、梅子はインターンを卒業。昭和27年7月、猛勉強の末に国家試験に合格した。
そして志望は内科。これは父・建造(高橋克実)に反対されなかったが、勤め先病院では
帝都大と聞き反対された。医者や看護婦から、迷惑させられたという声が多く、これ以上
迷惑をかけたくないという。梅子の最後の説得「色々定食もおいしいし」は傑作だった。
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恋には終りもあるがまた、新たな芽生えもある。松子も吹っ切れて新しく芽吹く?
竹夫(小出恵介)も、そういう予感がする。職場の同じビル内にある坂田医院の看護婦・
野島静子(木村文乃)と男女交際関係になるのではないか? そして梅子と松岡はどうか?
梅子は松岡の事を弓子に「変な人」と言っていたが? 松岡と梅子が宿直の時と、次の日曜
弓子の件に関連して、梅子と松岡が話し合った内容は興味深いものがあった。

宿直では5分間という約束で話始めるのだが、ドラマでの対話時間も丁度5分間だった。
手術立会いの中止については、梅子が松岡に1つ借りを作ったという事でけりがついた。
梅子は松岡に、結婚や女性との交際の考えを聞いたが、松岡は今は医学に集中したい。
女性との交際は5分じゃ済まない。交際したくないという答え。これを聞いて梅子が
「松岡さんて自分の事ばっかり」と言ったのはユニークだと思う。聞き捨てならぬと松岡は、
自分の医学研究は人助けにつながると反論。梅子は「そういう事ではないのだけれど・・・
うまくいえないから止めましょう」松岡は「自分で言出して止めるんですか?」と厳しく
追及。梅子は「すみません。でもこの件はもっと長期戦で行きます」と話しを終わらせる。
松岡「梅子さんは面白い!」。梅子「松岡さんに言われたくないです」。
松岡「知識よりも大切なものがある」梅子「それは何ですか?」松岡「それはもう少し
梅子さんを観察してから答を出したい」梅子「変なの!」二人は笑顔で見詰め合う。
二人はそれぞれ勉強と、論文の書き直しに戻ったが、いつもは眠くて辛い宿直が、
少しも辛くない事に、梅子は、その時に気付いたという。

この宿直での5分間対話が、学生時代二人が「ロミオとジュリエット」の脚本編集を打合せた時と
似ている事に気付いた。梅子の「医者たるもの人の気持が判らなくてどうする?」という
批判に対して、松岡は納得すると共に、梅子との時間が意外に楽しかったと言っていた。
梅子もまた松岡と共有した時間が意外と楽しかった。二人の心は共鳴しあったのである。
その後、あかね(宇野実彩子)と竹夫の件で悩み抱えてしまった梅子の気分を晴らそうと
松岡が誘った喜劇映画も虚しく、梅子は途中で帰ってしまう。その後、松岡から届いた
「・・・あなたの笑顔を取り戻せなかったのは私の力が足りなかったから・・・今度会うときは
笑顔で会いたい・・・」という手紙を思い出す。そんな松岡を「変な人」というべきか?

宿直後の日曜、展覧会で梅子と松岡は偶然出会い、弓子の話になるが、松岡が、弓子は
「好み」ではないという事から、梅子はまた、学生時代と同様に気分が晴れなかった。
そこで、松岡はまたまた、梅子の気分を晴らす為に、喜劇映画を見に行ったのである。
今回は、梅子も一緒に愉しめた。そして梅子は真正面から弓子にぶつかって状況を打開。
しかしこの一件で梅子と松岡の関係は病院内でみんなのうわさになってしまった。だが
当の松岡は、噂は単なる事実だという。梅子に「二人の関係」と説明されても「何の関係?」
という始末。これが、松岡を「変な人」と梅子がいう理由? 如何なものか
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