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消極的感情の克服 [大家族]

先日のテレビで小学校の体育館をお化け屋敷にしたイベント話があった。実際に
子ども達が(小さな子は保護者同伴)が、参加している様子が画面に写されていたが、
面白がって楽しんでいる様子が伺われた。怖がって泣いている小さな子どもも居たが。
子どもたちの夏休みの思い出づくりに行っている夏祭のメインイベントらしい。
お化け屋敷が面白い盛りの年代の子ども達は、ワイワイ何度、体験したかを競っていた。

子ども達にとって、そんなにお化け屋敷が面白いのは何故か?私の考えでは、そういう
体験によって、恐怖を克服する強い心が鍛えられる事を、実感できるからだと思う。
こういう事からも、子ども達は、心身を正常に維持する訓練に積極的である事がわかる。
子ども達には、人生を行きぬくのに必要なものを本能的に嗅ぎ分ける能力が備わっている。
そう考えると、恐らく子ども達は、怒り、悲しみ、後悔などの消極的感情反応を克服する
訓練も、また受けたいと願っているだろう。

何故、その様な訓練が必要か?説明の要もないと思うが、念のために書いておく。
人間に、消極的感情反応が継続する場合、身体的に様々な問題が起こる。例えば
体内の血液は、即座にその色や成分に変化を来たし、酸性化などの悪影響で、不健康化?
同様に淋巴液にも波及し、また各種の内分泌、外分泌の作用にも、悪い影響を及ぼす。
恐怖や怒り、悲しみ等の感情の継続は、身体のみならず、精神をも不健康にする。
従って、消極的感情が起こっても、可及的速やかに処理し、抑制する訓練が大切なのだ。

以前お参りした伏見の油懸け地蔵には、次ぎの様な伝説がある。
“ある油商人が地蔵尊の門前で転んで、油桶から大切な油が流出してしまった。
 油を失って落胆したが、残った油を地蔵尊に懸けて供養した。そうしたら商売が
 大いに繁盛して大金持になったという” そこで、その噂を聞きつけた商人たちは
このお地蔵さんに油を懸けて供養すれば、商売繁盛・・・と、油懸け地蔵となった。

この伝説は、油を懸けたから成功したのではなく、感謝の気持で消極的感情を処理して、
常に前向きに商売する積極的精神による努力が、成功の要因であることを示している。
消極的感情を長期化させず、「災い転じて福となす」と言う風に、サラリと処理して、
積極的な明るく、陽気な気持で日々を生きる知恵を、積極的に教育すべきだと思う。
最近の子ども達の教育に、消極的感情克服教育が、如何に不足しているか?を痛感する。
昨日のブログで「おひさま」の川原(金子ノブアキ)は、戦前教育を受けたにもかかわらず
消極的感情で凝り固まってしまったのは、何故か?



消極的感情克服の、真の大切さと、真の方法は、実はなかなか教育し辛い。
さまざまな形で伝えられているのであるが、いろんな雑音にかき消されてしまいやすい
性格を持っている。従って、「親の背を見て子は育つ」というが、家族で育つ中で、
体得していかねばならない。川原の家族は「冷たい」という。恐らく川原の家族は
力任せに生きるタイプで、「柔よく剛を制す」という柔軟性のある家族ではなかった?

川原の様に体が表面上、健康である間は消極的感情で凝り固まっていても、頑張れる?
また体力がある間は、「災い転じて福となす」を念仏にして気分転換可能な人もいる。
しかし体力が衰え老年期、病気になると、体力強壮時代にはできた消極的感情の克服が
出来なくなる人もいる。だが真の消極的感情の克服方法は、体力とは関係ないのだ。
こんな大切な「真の消極的感情の克服方法」が、教育されない理由は何か?

仮に、真の消極的感情克服方法が、学校、それも義務教育で一般に普及すると仮定すると
その効果で、人々が健全になり、ストレスも余り感じなくなる?そうすると、酒も煙草も
やらない人が増える?様々な人のストレスで繁盛している商売に、大異変が起きる?
真の消極的感情克服方法が、雑音にかき消されてしまいやすいというのは、そういう
裏事情があるからではないか?情報化時代は、まったく油断も隙もない?如何なものか
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