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今朝のサンデー・フロントライン [社会]

用事で出かける前に「サンデー・フロントライン」が、4/12に福島第一原発事故評価を「レベル7」に
変更した事を取上げていた。最近余り見ないTV番組だが、録画して帰宅後に見てみた。
海外の日本語を喋るジャーナリストの、セルゲイ・コツバ(露・ノーボスチ通信)、カリン・プペ
(仏・AFP通信)、グレゴリー・クラーク(豪・経済国際問題コメンテータ)をゲストとしていた。

論点は、簡単にまとめると
1)福島第一原発事故評価を、チェルノブイリ原発事故と同じレベル7に引き上げた影響。
2)福島第一原発事故に対する日本政府の評価や、情報提供における問題。
3)東日本大震災から見えてきた日本人像について  などであった。

ゲストの発言よりも、途中に挿入された韓国や米国のマスコミ関係者の意見が厳しかった。
特に、韓国からは高濃度放射能汚染水を無断で放水した件に関して、厳しい指摘があった。
カリン・プペ氏は、「日本人はウソをいわないが、部分しか語らない」と指摘した。これは
とり様によっては非常に厳しい指摘である。この指摘を取上げて日頃の考えを述べたい。

「部分しか語らなくてもウソを言わなければ良い」と考える事が、“ズル(不正)”で
ある事は、誰でも知っている。それは「災害時に略奪をする」のと同様である。ただズルの
不正は、法律で裁けるかどうか? 道徳の問題、心の問題の領域かも知れない。ただ問題は
カリン・プペ氏のいう“日本人”は、一般、或いは犯罪常習犯を指しているのではない。
政府や、会社の公式見解を発表する人間を指しているのである。

人間には動物本能から発する様々な欲望の心「本能心」、人間の思惟による「理性心」がある。
日本人が、災害時にパニックにならず、略奪・暴動も起こらない、と海外から尊敬されるのは
そういう状況では、一般日本人は「理性心」で「本能心」を押さえ込むだけの自我がある。
しかし、明確に法律に書かれていない領域になると、何故?“ズル(不正)”する?
それは、自我が弱いために、状況に流され「理性心」が「本能心」によって支配されるから。
カリン・プペ氏の発言を分析した結果、一般庶民・犯罪者ではなく政府高官や高度知識階級も
自我が弱く状況に流され、「理性心」が「本能心」に支配されるという大問題が発覚した。

大勢の人間の中には、自我が弱く、「本能心」を制御できない人間がいるのは仕方ない。
しかし社会的責任の大きい立場の人間まで“ズル(不正)”するのではどうにもならぬ?
私には現政府の災害対応の大部分が“ズル” “ズル”に思えるのだが、如何なものか
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スイミングママ

本当に、その通りです。
日本人の性格をよく表しています。
非常時には、それでは、いけないですね。
強いリーダーシップをとる人が必要です。
by スイミングママ (2011-04-22 17:43) 

moto

ご賛同を頂き感謝します。
責任ある立場の人が、責任をとらず逃げる姿は浅ましい?
カネをばら撒いてくれれば、責任をとらなくともいい?
そういう支持者が多いのでしょうか?
by moto (2011-04-23 21:36) 

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