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小沢改造計画の危うさ [物語]

今朝のテレビ朝日の‘スーパーモーニング’で、小沢民主党幹事長が十数年前に書いた本、
「日本改造計画」をありがたそうに話題にしていた。「朝日」は新聞もテレビも民主党偏向
組織だと、最近痛感していたが、ここまでお目出度いのかと唖然としてしまった。
いよいよ小沢が、国会改革に乗り出すらしいというニュースだったが、その内容は、
「国会答弁が面白くないのは、官僚の筋書き通りに答弁しているからだ。国会から官僚を
追い出すべきだ」と、ご本人が何かの場で語っているのを、後生大事に放映していた。

「日本改造計画」には、百数十人の与党国会議員を政府に繰入れて、国会答弁もすべて与党の
国会議員でやってしまうということが書いてあるようだ。民主党が掲げる政策の一つに、
‘与党議員が100人以上、大臣・副大臣・政務官等として政府に入り・・・云々’という内容とも
良く一致する。官僚改革と国会改革の両方を一挙にやろうということのようだ。
素直な日本国民はすぐに良い面ばかりを拝聴して嬉し涙を流すかもしれないが、中には私の
ようなひねくれ者もいて、これを悪い面から見たらどうなるかということを述べてみたい。

日本の民主主義の根幹は三権分立で守られるはずである。しかし今、民主党がやろうとして
いる事は、この三権分立を危うくする方向にますます傾斜することになるのである。
まず与党国会議員が大量に内閣に従属し国会と内閣の二足のわらじを履くのは、今にも増して
与党が国会を牛耳りやすくするということである。また、国会において官僚が関与するのは
本来は、国会で行政の管理・監督をするためであり、官僚の活動を逐一チェックするためで
あり、官僚が国会を指導しているのではないことを良く心得ておく必要がある。

然るに、今、民主党が進めようとしている国会及び官僚改革は、内閣と与党の癒着を強化し
与党の独善的活動を具体的にチェックする事が出来なくなる方向であるのは一目瞭然である。
従来の問題は、与党と内閣の癒着によって、国会が、正常に機能せずにいるからである。
それでも今までなら、力不足の野党でも内閣の隙をついて、官僚を追及し問題を正すことが
出来ていた。だが鳩山内閣の改悪は、内閣と与党の癒着を強化し、官僚の上前もはねて、
与党の力を蓄える戦略である事は明らかである。日本では、内閣と与党との癒着を当然の様に
見過ごしている。この問題をチェックして、国会が現状より良くなる改革こそ最大の課題だ。
鳩山内閣の改悪は、与党のチェックシステムの無い独裁暴走システムである。如何なものか。
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