SSブログ

被災地現場の人々 [希望]

東日本大震災の被災地では、さまざまな人々が頑張っている。
勿論、最も頑張っているのは、直接、被災された皆さんである。
被災地の警察官、消防士、役所の職員、原発事故現場の作業員などの方々は、その上に、
皆のため自己の職務を遂行されている。各地から派遣された警察官、消防士、自衛隊員、
海保隊員、各国派遣隊員、赤十字員、ボランティアの方々なども頑張って支援している。

被災された皆さんは、自己の被害を嘆くだけでなく同様の被害を被った人々を思いやる。
「思い」は人に見えないが「思いやり」は、画面で見る人々の言葉の端々から垣間見える。
mns産経ニュース(2011.3.17 09:47)では、東京電力福島第1原発・現場の作業員を
たたえる声がインターネット上で広がっているという。今回、原発事故で非難されるべきは
政府や東電幹部であって、現場の作業員で無い事は明らかである。

自衛隊をはじめ、各地から派遣された方々のご苦労も思いやられる。昨日のTVでは
近隣から応援に駆けつけた消防隊員の方々は昼間は一般の人なら神経が参ってしまう様な
過酷な救援作業に従事し、碌な食事も摂れず、夜は寝袋で寝たという。大変である。
自衛隊、その他の皆さんも同様であろう。mns産経ニュース(2011.3.17 00:09)に
自衛隊派遣の事で、「常識を越えた自衛隊10万人」の記事が掲載されていた。

菅首相は12日に派遣規模を2万人から5万人に拡大すると表明。それが13日夜になって
10万人へと倍増させた。菅首相お得意の朝令暮改・スタンドプレー指示である。
通常、軍隊が最前線に回せる兵員は総兵力の10~20%とされるらしい。
自衛隊の総兵力は24万人だから、2.4~4.8万人という事になる。10万人の派遣は軍事的な
常識を無視したもの?こういうことが出来るのも米国軍の駐在あっての事であろう。
負んぶに抱っこでありながら、我儘をいうのは、「子ども」である。

月刊雑誌「Will」4月号に、西部邁のマスコミ批判記事が出ていた。しかしそれを読むと
世論に流される愚かな“大衆社会”に君臨しているつもりのマスコミが、実は“大衆社会”に
飲み込まれている、という入れ子状態を言いたかったようだ。
菅首相も、日本に君臨しているつもりで、自衛隊をあごで使っているが、既に日本社会に
飲み込まれてしまっている?防衛省も大事な意思決定に際しては十分な議論をしないと拙い?
国防は、情や、政治的な駆け引きで決めるべきではない。「阿吽の呼吸、以心伝心」では
帝国軍隊同様の過ちを犯すのではないか? 如何なものか。
nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。