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2011.2月国会・争点明確 [社会]

日月は、粛々として進んでいくが、政治情勢はなかなか進んでいかない。それは言語の疎外化
によって、間違った思想・理念を修正する能力のない一大政治家集団が権力の座に着いたから
である。しかし漸く真ともな思想・理念をもつ人々の声が、次第に大きくなってきている。

今国会の争点が明確になってきた。「子ども手当」である。今日の衆院予算委員会・国会中継
冒頭で石原伸晃(自民)は明確に子ども手当の撤回を要求した。社会保障と税の一体改革を
与野党合同で進めるというならば子ども手当について、所得制限、政策的効果が高い別な事に
回す等、これまでの考えへの変更を求めた。また関連質問で、野田(自民)議員も、財政健全化
法案の道筋を踏まえ、税制改正の期間に余裕がないことを指摘。民主党は政権を盗った時の
マニフェストに税率を4年間据え置くとしており、本気で税制改革をやる気なら税制改正案を
前面に出して、国会解散総選挙をやるべし!と言った。

厚労省実施の「子ども手当」使途の調査結果がでて、漸く世間でも正面切って「子ども手当」を
批判できる根拠が出来てきた。厚労省の調査は、まったく不行き届きで、不親切なものであり
政権に遠慮した苦渋の調査結果だと思うが、それでもこんな結果だった事は、予想通りとはいえ
大愚政策?調査結果は、貯蓄・保険料=48.5%、家族の遊興費=6.4%、生活費=21.4%
これは複数回答だから総%(123.1)で割ると それぞれ順番に、39.4、5.2、17.4%となる。
約60%が、育児に直接関係ない結果になっている。中でも大人の小遣い・遊興費=0.4%
(実態はもっと多いと思われる。)は、単純計算で120億円に相当する。
政治評論家の三宅久之氏は、「子ども手当は、麻薬のようなもの。心身が蝕まれる事が分って
いても誘惑から抜けられない。」と週刊誌に語っている。私は、麻薬は心身を侵食する事が
顕在化するからまだマシだと思う。子ども手当のような政策は、現代の様な言語による疎外化が
進行する社会では、ますます倫理観を破壊する細菌として増殖し日本的美徳を壊滅させる?

今日の「てっぱん」で、初音(富司純子)が、あかりの部屋に居候しているのぞみ(京野ことみ)に、
「子どもが邪魔になると思うなら生みなさんな!」と叱りつける場面があった。昔の親も子どもが
邪魔になると思う人も居た。しかし当時の慣習に束縛されて我慢していた面がある。今、少子化
なのは、昔以上に親世代が気ままになって、子どもを邪魔扱いするから生まなくなったのでは?
子育ては、気ままな親が育てられるような簡単なものではない?少子化対策の根本は、気ままな
親ではなく、真ともな責任感ある人間を育てることが先決では?「子ども手当」は、気ままな人間を
育て、ますます少子化を促進する劣悪極まりない政策であると思う?が、如何なものか。
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