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閑話’091009 [希望]

台風一過というが、晴れたり曇ったり。午後の散歩は既に雲が大空の大半を覆っていた。
雲は今にも雨を降らせるぞ!と言いたげに真っ黒になっている。傘携帯散歩となった。
今週土曜までの週間万歩目標に5千歩弱と迫っている。余裕で今日は1時間強で切り上げた。

今日は世界郵便デー。万国郵便連合(最も古い国際的専門機関)が、1874年10月9日に、
国際郵便条約によって設立された事に由来するらしい。万国郵便連合憲章によって、切手を
貼った郵便物は、どの国の切手でも国際的に配達されることが保証されているらしい。
貴重品、秘密文書その他の配達の安全がどの程度まで保証されているか詳しい事は知らない。
先進国では、郵便事業の民営化が進んでいる国も多いだろう。宅急便等との関係は?
文書だけであれば電子メールもある。歴史的に見て万国郵便連合の重要性が増大しているとは
考えられないが、いざという時には無くてはならぬ基本的インフラ。空気のようなものか?

さて昨日の続きであるが、“西洋を超える”とか、“近代の超克”、“ポストモダン”などを
軽々しく言う大人には気をつけた方が良い。西洋や近代の上澄みをすくっているだけで、西洋や
近代に真正面から取組まない不甲斐ない大人たちがオピニオンリーダとして目立ちすぎるのだ。
日本とは少し違った様相だが、米国にも混乱はある。だから日本に混乱があるのは当然である。
米国では1970年頃から中年の精神的危機に対応するための大人の発達心理学が盛んになった。
これは、米国の中年も、更に精神的に成長しなければならないことを意味していたと思う。

日本においても少し遅れて同様の問題が顕在化しつつあり、それは更に加速されるだろう。
何故なら、形骸化しながらも維持されてきた従来の伝統や習慣が、今やあからさまな形で、
打ち破られるだろうからである。今回の政権交代の理由は、行きすぎた小泉構造改革に対する
批判ではない。政権交代の真の理由は、従来の道徳に対する過度な批判と、個人の偏狭な道徳
主義とがドッキングするという、近代化で陥りやすい罠にかかったということである。
小泉構造改革選挙における自民党の大勝も、その兆候があったのかも知れない。もしそうならば
選挙の度ごとに、個人の偏狭な道徳主義を煽ることで勝とうとし、奈落へ落ちるだろう。

近代の精神・思想は、この罠を回避し、或いは罠から開放されるための知恵の泉である。
汲めども尽きぬこの知恵の泉を見過ごす手は無い。如何なものか。
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