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ゴルフと弓術② [物語]

昨日は、スポーツ紙を読んでいて、石川遼がミケルソンに勝るスコアだったと知って、直感で
ゴルフと弓道(弓術)を結びつけた。先日の全英オープンでも、石川遼の無心のプレーに
タイガーウッズほどの人でも平常心から外れ、初日は石川遼よりもスコアは良くなかった。
二日目もウッズと遼は一緒にまわり、スコアはウッズが何とか遼を凌いだが両人ともに
予選落ちした。先週の全米プロでは、最終日、遼と一緒に回ったミケルソンは、初っぱなの
ミドルホールで、ミラクルのイーグル(2打目直接カップイン)を見せ付けたのに、最後には
崩れて石川よりもスコアを落してしまった。

ミケルソンと石川は、三日目まで全く同スコアだった。世界ランク2位のミケルソンが
70位タイというのは決して調子よくなかったと思う。此処からは私の勝手な憶測である。
ミケルソンは石川と回ることになって、若い後輩とゴルフを愉しもうとスタートしたと思う。
そういう無欲、無心でスタートしたから二打目にカップインというミラクルを起こせたのだ。
しかし、そこで無欲・無心だったミケルソンの心中に意識がシャシャリ出てきてしまった。
石川遼に世界第2位の凄さを見せてやろうという。

弓道とゴルフの大きな違いは、目標とプレイヤとの関係である。弓道では言うまでもなく、
弓を引く場所(射位)と的は一定の距離である(近的:28m、遠的:普通60m)。
ゴルフは、各ホールの距離はコースにより異なるし、日によっても少しずつ変化する。
この大きな違いに関わらず、弓道とゴルフが類似している点は、目標に対するプレイヤの体の
向きである。どちらもプレイヤと目標を結ぶ直線と平行に立つ。この所が面白い。

弓道では、顔を捻じ曲げ、的に向け、目で的を狙う。ここで再び、「日本の弓術」を書いた
オイゲン・ヘリゲルとその師の話に耳を傾けよう。修業4年を経過して、いよいよ射場に出て
それまでは、2m先に置いた藁束の的に射込んでいたが、60m先の的を射ることになった。
その時に大先生は的を狙うな、「私のやり方を見ましたか?ほとんど目を閉じていたのを」
というのである。この大先生の言葉が今や私には実に良くわかる。ゴルフでは球を打つ時に
決して目標を見ない。自分の狙い通りの場所に球を運ぶための感覚は、前もって距離を把握し
風向きその他を計算して養う。その後は、無心に球を打つのである。私は健康管理と精神修養のため、オイゲン・ヘリゲルの弓術師匠の奥義を応用したゴルフ道を究めたい。如何なものか。     
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コメント 2

ぱる

こんばんは
石川選手、お疲れ様でした。よく頑張ったと思います
今回の経験を糧に、また飛躍して欲しいです
by ぱる (2009-08-19 22:35) 

moto

ぱるさん
私も同感です。彼の持ち味を伸ばすような飛躍、願ってます。
by moto (2009-08-20 09:07) 

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