SSブログ

石川遼2年振りの優勝と心の平安 [閑話]

石川遼(21)が、男子ゴルフの三井住友VISA太平洋マスターズ:静岡県御殿場市の
太平洋クラブ御殿場コース(7246ヤード=パー72)の最終日(11/11)、通算15アンダで
優勝した。石川のツアー優勝は2010年の同大会以来2年振り、通算10勝最年少記録更新。
最年少の通算10勝記録は、1974年に尾崎将司が樹立以来、その記録が長らく続いた。
今年、池田勇太が26才9ヶ月で破ったが、石川遼は21才1ヶ月でそれをまた更新した。

2010-11-15のブログ「閑話'10.11.15」記事に、2年前の優勝当時の事が書いてある。
2007年のマンシングウェアKSBカップ(岡山・東児が丘マリンヒルズGC)で初優勝。
世界最年少15歳Vとか、ウッズ超えた天才!等とフィーバした勢いが続いていた。
2010-11-15当時、その後の今日まで未勝利が継続されると、誰が予想しただろうか?
とは言え、生涯獲得賞金額は、既に6億円を超えているという。副収入も相当なもの?

しかし才能一つ、腕一本で生きて行く事の難しさ!プレッシャーの凄さは如何ばかり?
遼の様な立場になったら、もう一般人には戻れないのである。皇室の方が一般人の様な
我儘を言うと、様々なストレスを受ける様なものである。
今の若い人は、“世の中が固苦しい”とか、“生き辛い”とよく仰るが、その原因は
自分の我儘、欲望の為である。我儘、欲望は他人とぶつかるからストレスになるのだ。
「好きな事をしたい」 「金が欲しい」 「有名になりたい」 「何かに秀でたい」等
様々な夢や欲望を満足させるためには、「努力」 「辛抱」 「運」が必要である。
石川遼のようなゴルフの才能に秀でた人でさえ、“マスターズ優勝の夢”は遠い。

昨日引用した“大トルストイ”は、ロシアの貴族に生まれ、“血統” “財産” “人格”
“人柄” “才能”など欠けた物は何もなく、名誉もそして人々からの尊敬も獲得した。
それにも関らず、一時期は人生の虚しさを感じて自殺しようとしたという話もある。
そういう恵まれた境遇の人がたどり着いた「生きる意味」について、「人生論」は
噛んで含める様に、繰返し繰返し、様々な表現やたとえ話を交えて述べている。
ただ残念な事に、大トルストイは、悲しいかな!生れついての「持てる者」だった。
だから、財物は全て投げ打つ覚悟さえ持っていたが、劣った人間、欲のある人間達を
許すことができず、彼の信じる正しい生き方に拘った。これも1つの欲?

人が自分を生かしてくれている社会に「感謝」を忘れ社会に何かを期待する限り、人は
社会の欲の渦に巻込まれてしまい、如何なる心の平安も得られないのは?如何なものか
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。