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プライスレス&世界に一つだけの花 [物語]

昨夜、木村拓哉扮する金田一二三男の物語「プライスレス」第3話を視聴した。その感想
を書く。初回から視聴していたが、物語の意図が今ひとつ分からなかった(私は鈍い?)
物語を見ていて、“あるわけねぇだろ、んなもん!”という副題はよく理解できた。
二三男は異母兄・大屋敷統一郎 (藤木直人) にいわれのない嫌疑をかけられて、会社課長
から一転、首になってしまう。元々貯金等していなかった二三男は、野宿生活?幸いにも
課長時代に善根を積んだお陰で貫太 (前田旺志郎) 、両太 (田中奏生) 兄弟の祖母・鞠丘
一厘(夏木マリ)が大家の「幸福荘」という貧乏アパートで暮らせる様になる。
また二三男の嫌疑がでっちあげである事を証明しようとした元同僚・経理の二階堂彩矢
(香里奈)も同様に首になった。彩矢の金銭的頼りの株も暴落、文無しで「幸福荘」へ。
二三男は、一日500円の家賃を稼ぐ毎日の中で、貧乏暮らしを楽しんでいる様に見えた。
だが「プライスレス」という主題は、未だに良くわからない所があった。

第3回二三男は安定収入を図り、ラーメン屋「青春屋」に雇われ、店主・佐倉(木村祐一)
の為に一所懸命、繁盛する様に頑張った。それに、彩矢や貫太・両太兄弟も協力した。
しかし店には客は来ず、佐倉は心臓の持病の為に店を閉めるという。二三男は、佐倉に
本気のラーメンをつくる事を依頼し、満員の客で有終の美を飾ろうと企画。佐倉も同意し
閉店の日には素晴らしいラーメンが出来上がった。しかし皆で精一杯頑張るも、結局は
誰も来店するものはなかった。二三男は退職金としてくれた一万円で、協力者にご馳走。
二三男の元上司で、二三男の疑惑を晴らせる立場に居ながら、口封じに本部長に昇格した
模合謙吾 (中井貴一) が、最後に来店。昇進祝のビールを飲ませた二三男は満足そう!
しかしそれだけでは、まるで“骨折り損の草臥れ儲け”を絵に書いた様な話である。

だが、今朝のNHK「あさイチ」で、最近の30年間で最も聴かれた曲のナンバーワンに
「世界に一つだけの花」が選ばれているという話を聴いて、何だかその辺に意味がある?
と、直感した。この歌に寄せる皆さんの意見を聴いていると、涙が出てきた。例えば、
病気の子どもを抱えて悪戦苦闘していたお母さんが、この歌を聴いた時の感想の素晴らしさ。
「病気で苦しんでいる子どもも、精一杯に咲いている。その我が子に、私は苛立ち、責める様
な気持になっていた。」というのだ。この気付きで、お母さんの子どもに対する気持が、
180度転換され、現状を明るく前向きに受け止められる様になったろう事は明らかだ。
幸せは、量的に測って人と比べる様なものではない。「プライスレス」なのである。
幸せは、一人一人違う花を咲かせることに懸命になっているプロセス?結果ではない!
No.1にならなくてもいい もともと特別なOnly Oneなのである。 如何なものか
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