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「純と愛」第3週感想(続き) [物語]

今日(2012.10.20)の放送分を視聴して、「純と愛」を見る視点が替わって来た。
第3週・第18回目のポイントは、
1.入社同期・田辺千香(黒木華)の水野(城田優)ゲット宣言電話。
 水野の自宅に誘われた千香は、純(夏菜)に「水野に色目を使わないように!」と
 水野獲得の勝利宣言を伝えた。(千香には、愛の様な忠告者はいなかった様だ。)
2.純と愛が、レストランで食事をしている時に愛が、沖縄の竹笛を吹くシーン。
 このとき純は宮古島の海岸で竹笛を作るおじい・真栄田弘治(平良進)を思い出した。
3.今回、最大のヤマ場は、愛(風間俊介)のトイレ立てこもり告白である。
この告白内容は、多岐にわたるから、個別に述べて行きたい。

「純と愛」の物語が見えてきたのは、愛の死んだ弟に関する全容が見えてきたからだ。
まず、前回の疑問に対する答えが見えてきた。
◎ 愛は、純に興味を抱きながら、何故別れた方が良いと思うのだろうか?
 愛は、死んだ二卵性双生児の弟・純の分まで、母親の胎内に居る時に自分が奪って
 しまったと、思い込んでいる。そして弟を不幸にした様に、純(夏菜)に関しても
 不幸にしてしまうと思い込んでしまった。第2週末、純が愛の背にすがった時に
 弟の顔が浮かび「お前といると彼女が不幸になる。僕みたいに」と言ったという。
◎ もう一つ、昨日は書かなかった疑問だが、何故、愛は家出したのか?
 弟が死んでから、母親の顔が「鬼」に見えるようになった、というのである。
 最初は幻覚だと思ったが、継続するので家出したという。
母親の顔も「鬼」に見える事は良くある?(笑)が、継続はしないのが普通だろう。
継続するのは一種の精神病だと思うが、そう思わない所が愛の特質であろう。
そして愛の告白で、もう1つの疑問=純の兄・正(速水もこみち)の彼女・マリヤ
(高橋メアリージュン)の妊娠騒動関連の疑問もある程度分かった。
私の解釈では、「純と愛」は、育成環境への対処・捉え方の違いによって人間の生き方、
考え方が大きく異なっていく事、またそれへの気付きの大切さを物語りたいのでは?
愛と弟(ジュン)と、それに対する純と正との対比が、それを暗示している様に思う。

純と正は、同じ家庭に育ったが、純はおじいに多くを学ぶ事によって、思いやり深い
人間に育った。正は長男として父・善行(武田鉄矢)、母・晴海(森下愛子)に可愛がられ
それに甘えたが故に、自立心もなく、世間並みの良識も持たないいい加減な男になった?
愛と弟(ジュン)は、胎内環境も同様だったにも関らず、大きな差となってしまった。
だからと言って愛に、弟(ジュン)に対する責任がどれだけあるというのか?
しかし愛は、生前の弟(ジュン)に対する思いやりに欠けていた部分があったのでは?
それが弟(ジュン)の死によって、深層心理の中で愛に、大きな罪の意識が芽生えた?

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