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「純と愛」第2週の感想 [物語]

今週のメインイベントは、亡き妻への供養の宿泊者・北見(平泉成)への対応だった。
北見は、純(夏菜)の初仕事の客であり、純が一生懸命に対応した事に感謝して帰った。
しかし、その間、様々な事件があり、一時は、年間約1億円の損失も予想され、純は、
責任をとって辞表の提出まで行った。退職届は社長・大先真一郎(舘ひろし)が
握り潰してくれたものの、純は、周りの人間から浮いてしまった。

そんな中で、コンシェルジュの水野安和(城田優)だけは、純に優しかった。水野は
純が食事の約束をすっぽかしても、再度誘い、水野と同級生だった愛(風間俊介)も
含めて三人で食事に行った。純は水野の優しさにほだされて、好感を持っていた。
些細な事で、仲間とホテル内で言い争いになり、先輩・桐野(吉田羊)から厳しく
説教され、その上ホール正面の階段で、仕返しにきた粕谷(近藤芳正)に殴られる。
宿泊部長の米田政国(矢島健一)にまたも叱責された。「泣きっ面に蜂」である。
水野はイケメンであるだけでなく、四面楚歌の純にとって、頼りがいのある先輩?
ヒロインとイケメンの二人なのだから、普通は旨く行くはずである。

純は仕事や仕事仲間の問題だけではなく、宮古島の家族問題(弟・剛(渡部秀)の家出)等
八方塞であり、そんな時に水野から飲みに誘われ二つ返事で承諾した。しかしその前に
愛が、水野の魂胆は「Hをすること」だと注意する。純は気を悪くしてしまった。
しかし酔っ払った純に水野が迫ってきた瞬間、愛の言葉を思い出した純は
水野を突き飛ばしてしまっていた。この一件で、水野との関係は×?

直後、母・晴海(森下愛子)からの電話で、兄・正(速水もこみち)の女性問題も浮上!
どん底の純を救ったのは、豚まん? そして純は、その直後に現れた愛の背中に縋って、
「こうしてると、すごく落着くのはなぜ?」と、自問自答していた。
やはりこの物語は、題名の示す如く、ヒロインの相手は、水野ではなく愛の様だ。

第二週目までを終えて、物語の大体の骨格が見えてきたような気がする。
経営が行き詰っているおじいの“サザンホテル”だけでなく、立派な外観を備えた
OPホテルもまた、様々な問題を内蔵している。そして純や愛の家庭問題も、また
現代社会の縮図なのだ。純は、それに快刀乱麻を断つが如く、立ち向かおうとし、
愛は今迄、顔を背けてきた。引かれ合う「純と愛」は、お互いに向き合う事により
相手の良さを引出すと共に、己の生き方を見つける物語ではないか?如何なものか

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