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「純と愛」第2週前半の感想 [物語]

純(夏菜)たちは、OPホテルでの研修を終えて、現場に出た。純はベルガール、
同期の田辺千香(黒木華)は、フロント担当になった。
今週前半のメインイベントは、宿泊客・北見(平泉成)の隣室騒動であった。

そもそもの発端は、純が、案内した最初のお客さんが、北見であったことである。
“隣の客がうるさい”という北見からのクレームは、最初は千香が担当して対応した。
しかし客が言う事を聴かず、上司(コンシェルジュの水野安和(城田優))に、
悪く思われたくないという配慮から、純に何とかして欲しいと依頼されたのである。

そこで純は、北見という自分にとっての最初のお客様(生涯に唯一人)という思込みも
あって、「魔法のホテル」に向けて、どんな対応をしたのだろうか?
まずは単身で乗り込んで、客・粕谷(近藤芳正:階段で純のお尻を触った)と交渉。
「ワインを飲めば騒ぐのを止める」と言われるも、断った為に交渉不成立。
第二に、宿泊部長・米田政国(矢島健一)に相談するも、年間・1億の売上を楯に
断られ、北見の部屋を替えるという案で交渉するように言われた。
北見に部屋の交換を申出るが理由もいわず断られてしまう。そこで再度、粕谷と交渉。
怒った粕谷は暴力で襲い掛かり、仕事を厨房から電気工事に変わった愛(風間俊介)に
「電球交換」という理由で機先を逸らし、危機一髪で純を救出した。
第三に、純は北見の断る理由を知るために、北見の観相を、愛に依頼する。愛は、
北見を長く見ていると頭が痛くなるのを押して、北見の心は悲しみで塞がれている事、
以前に女の人と泊ったことがある事、などを純に教えた。純は旧い宿泊名簿を調べて
北見の閉ざしている心を開き、1005号室に拘る理由を遂に聴き出したのである。

一人のお客にここまで拘る必要があるのか?はっきり言ってそんな気がする。
「皆忙しいんや!心掛けが悪くて不幸な老後を送る人を、一々かまってられるか?」
そんな気もする。純も、それでなくとも忙しいし、弟は家出して舞い込んでくるし
他人の心配などして居れないはず?それでも何でそこまでするのだろうか?

北見は、純にとって最初のお客・生涯に唯一人のお客さん、そういう因縁だから
そこまでやるのだろう、と最初は思った。しかし考えてみれば、「一期一会」の
精神でいえば、目の前のお客さんが、常に生涯唯一人のお客さんではなかろうか?
自分の都合で蔑ろにしない純の精神は「一期一会」の精神では?如何なものか

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