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2012秋・散歩むだ話 [散歩]

今日も一日、秋晴れのいい天気だった。今日の様な快晴の日は、一点の雲もない時と
雲が幾つか浮かんでいる時とがある。また雲が消えて、真っ青な空に返ることもある。
そんな時には、青空はキャンバスで、幾つかの雲は、絵の作品と思うときがある。
誰か(神様?)が、雲の絵を書く練習をしているのかな?と、思って見たりする。

季節の変化と共に、雲の形も様々に変化するが、秋の最初には、さば雲やうろこ雲が
なかなかうまくできないように見える。まるで、ホンの一部分、試しているように、
いろんな雲の切れ端が現れては、また消えていく。
箒で掃いた跡の様な雲や、まだ夏の名残のような、もっこりした雲など、本当に
夏の雲から秋の雲への移り変わる過程が、雲の絵の練習風景に見えるのは楽しい。

スロージョギングでは、顎を上げて少し上を見る姿勢で行うから、空の観察が出来る。
最近(旧聞に属する?)NHK「あさイチ」で、猫背を治す方法について聞いて、
普通の散歩の時にも簡単だから取り入れて、空を見るように心がけている。
空を見上げるのは、精神的にも良い効果があるのではないか?

「青雲の志」という言葉がある。「青雲」とは、高い身分や官職の事を意味し、
その志とは、立身出世を夢見る“功名心”という事になっている。甚だ残念!
私は、「青雲」とは、移ろい易い俗世間と、何時も変わらぬ広大無辺の仏の心を
あらわしていると思う。

ドラマ「みをつくし料理帖」の澪(北川景子、子役・小林星蘭)の運勢は「雲外蒼天」。
雲は、雨を降らし、風を巻き、洪水や台風で大きな災害を起こすが、雲の上には
真っ青な空が、何処までも続いているのである。この青空こそが、人間の至るべき
境地ではなかろうか? 立身出世や金持になる必要は、必ずしも無いが、その心は
雲海の上に顔を出している高山の様に、俗世間の嵐を下に見て、揺らぎなき精神で
居たいものである。

だから「上を向いて歩こう!」なのである。
悲しい事、つらい事、いやな事、苦しい事で涙も出る。
だけど、それをこらえて、上を向いて歩くのだ。
覆われた雲の上の青空を信じて、上を向いて歩くのだ。 如何なものか
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