SSブログ

梅ちゃん先生_第141回の見所 [物語]

第141回の見所は、前回に突然、帝都大病院に再登場した松岡(高橋光臣)と梅子
(堀北真希)との再会場面、そして千恵子(宮武美桜)の進路の行方であろう。
松岡は、第16週の最後・96回(昭和30年秋頃?)を最後に留学の為に居なくなった。
全くの音信不通だったのか?帰国の通知だけがなかったのか?松岡の帰国について
建造(高橋克実)始め、同僚の弥生(徳永えり)や山倉(満島真之介)も知らなかった。

梅子は、千恵子らと高校卒業後の進路のため、看護婦の仕事の見学に帝都大病院を
訪問した。建造から松岡帰国の事は知らされておらず、弥生達からも知らせる暇もなく
梅子と松岡は、弥生達らの心配を他所に、弥生・山倉を交え、淡々と再会を果たした。
梅子は、一升酒を飲む豪傑であり、理論よりも感性、理屈よりも実践の人である。
一方松岡は、繊細な神経を持っており、理論から入るタイプ、再会の場は、なにか
話がかみ合っていない雰囲気だった。一度は結婚も考慮に入れた交際を建造夫妻始め
家族全員の前で「大告白」(第72回)した仲ではないか?

2012-07-13のブログ「混迷の梅ちゃん先生」で、79回や81回等の内容を取上げ、
梅子の抱える問題点を指摘した。勿論、松岡の側にも性格的な問題はある。
しかし梅子の場当たり的な生き方は、自分中心的過ぎる?そういう欠点を抱えながら、
梅子は成長しているのだろうか?
今回の再会シーンでは、松岡の医学という学問における成長はいざ知らず、人間的
成長は殆どしていない事ばかりが目に付いた。梅子は、結婚と子育てという実践の
中で、ますます自分に自信を持って、松岡を見下しているという感じだった。
松岡も又、そういう梅子に関して、何ら未練は無さそうだった。弥生や山倉の心配は
完全な取り越し苦労に終わったのである。梅子と松岡の結婚は有り得なかった!
 
さて千恵子の進路の件だが、帝都大へ見学に行った夜、母親の康子(岩崎ひろみ)が、
「親切はありがたいんだけど、千恵子は自分の店を手伝わせる。・・中略・・あの子の事は
 放っといて!千恵子の事は、私ら親がチャンと考えているから。」と挨拶に来た。
千恵子は何時も途中であきらめる根性なしだから、無理だと言うわけである。次の日の
夜「みかみ」では、安岡製作所の幸吉(片岡鶴太郎)、信郎(松坂桃李)、木下
(竹財輝之助)、光男(野村周平)等が新しい仕事に向けて祝杯を挙げていた。
その場に梅子と看護婦・相沢八重子(銀粉蝶)も、千恵子の様子を見に居合わせた。
幸吉が来春卒業後の事を千恵子に訊き、千恵子が明るく「卒業後も店を手伝うので
宜しく!」といったのに、康子が横から千恵子に恥をかかせる様な事を言ってしまう。
木下や光男の手前もあり首うなだれて店の奥に入ろうとした時である。相沢八重子が
突然喋りだした。「看護婦なんて大変な仕事、止めといた方が良いですよ! ・・・」

続きを読む


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。