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野田内閣改造と一体改革修正協議 [社会]

今朝の新聞一面に「首相、内閣改造し表明」、「増税‘会期内に採決’」の文字が躍る。
しかし、何だか、虚しい内閣改造である。何のために内閣改造したのか?
新聞の見出しを素直に解釈すると、増税法案採決の為だと、読み取れる。
だが、問責決議を受けた二閣僚の更迭を引き伸ばした民主党・輿石幹事長は、
「問責を打っても効果がないことを自民党に教えてやった」と豪語していたと言う。
最早、旬を過ぎた閣僚の首を挿げ替えても、野党には、何のメリットも無いだろう。
その事は、石原幹事長が、解散確約と問責二閣僚の更迭を、修正協議入りの条件に
しないと、2012.6.1既に、発言済みである。

野田首相は、増税‘会期内に採決’を本気で進めるために、問責二閣僚を含む内閣改造を
進めていたが、輿石幹事長が邪魔するので、難航していた為に、間延びしてしまった。
輿石氏の留任を条件に、やっと内閣改造できた野田首相の党内基盤弱体が良く分かる。
小沢一郎を含むこの様なお家の事情を抱えた民主党が、増税‘会期内に採決’出来るのか?

6/3日曜討論での自民党の増税‘会期内に採決’の前提条件=「修正協議入りの条件」は
(1)幹事長会談での協議入りの要請
(2)通常国会会期末までの関連法案の衆院採決の明言 (3)丁寧な国会運営
(1)は、輿石氏が今日(6/5)午後、自民党の石原伸晃、公明党の井上義久両幹事長と
   国会内で会談。社会保障と税の一体改革関連法案の修正協議入りを要請した。
(2)は、「中央公聴会など具体的なスケジュールとセットで申し出があれば応じる」と
   同日曜討論で述べた自民党・谷垣代表の言葉を受けて、6/5の一体改革特別委員会の
   理事間協議で、中央公聴会を12、13両日に開く案を自民党に示した。
   しかし、“通常国会会期末までの関連法案の衆院採決の明言”は避けた。
   石原氏は法案の採決について「国会会期末の21日までに区切って日程を示すべき」と
   主張したが、輿石氏は「否決が分かっていて採決はできない。成立前提の採決。
   従って、「具体的な日取りは示せない」という。

結局、物別れに終わった。何だかんだと言いながら、野田首相の抱き付き作戦は粘りに
粘っているように見える。公明党は自民党と温度差がある。法案の「成熟度」を問題視。
自民さえ賛成すれば良い?が、不十分な法案で可決する訳にも行くまい。自民党は、
自分達のノウハウを日本の為に提供して、一体改革を成し遂げるのか?もしそうなら、
「名を捨て、国の実を取る」真に国を思う立派な行いというべきか? 如何なものか
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