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梅ちゃん先生 第9週とヒロイン比較 [物語]

今週は昭和26年になり、インターン試験、医専卒業等からインターン生活と話が弾んだ。
その合い間に、松子(ミムラ)の縁談話や真田(平岳大)の話題、隣の安岡製作所の
信郎(松坂桃李)と幸吉(片岡鶴太郎)との親子の技術伝承、葛藤の話が挿入された。
梅子(堀北真希)のインターン勤務では、内科患者・篠田(正名僕蔵)を助ける話が、
特筆される。人助けという観点から思い出されるのが「おひさま」の陽子の活躍である。
小学校を中退して、故郷を離れ奉公にでたユキ(荒川ちか)の勉強を助ける為に陽子
(八木優希)は、教科書を写して送り続けた。親友・真知子(マイコ)を助ける話もあった。
1つは、真知子の肥満作戦に付き合って陽子(井上真央)が、食べ過ぎて腹を壊す話。
もう1つは、意に沿わぬ見合いから真知子を助ける為の便所立て籠もりである。

「カーネーション」の糸子にも、心に残る人助けの話があった。1つは、戦争直後、苦界に身を
沈めた奈津(栗山千明)を助ける糸子(尾野真千子)と玉枝(濱田マリ)の連携プレー。
そしてもう1つは、晩年、病院のファッションショーで、末期がん患者・吉沢加奈子(中村優子)を
ショーの中心モデルに採用し、洋裁の力で患者を助けた糸子(夏木マリ)の話である。

こうして様々な人助けを比較検討してみると、人助けは、単独行動もあるが、人との
連携プレーというのが非常に大切であることがよくわかる。
陽子と真知子の便所立て籠もり抵抗作戦では、陽子の父・良一(寺脇康文)との連携。
糸子の病院ファッションショーでは、相川事務長(蟷螂襲)や相川総婦長(山田スミ子)との
連携プレーを見逃してはならない。
梅子の場合、田舎の妻子を離れて仕事で苦労し、死神に取り付かれている篠田の事を
なんとかしてやりたいと思う一念が打開策につながる。検査室の岡部(品川徹)に
ポロリと事情を話す所から問題は急展開する。梅子が篠田の検査書と思い込んだ裏には
岡部の計算があったのである。ともかく、篠田の救出は梅子と岡部の連携プレー?

梅子のインターン勤務態度は、常識的に考えれば、決して好ましいものではない。
何度注意されても廊下を走る。指示されなければ脈を取る事もできない。医者としての
本分ではない患者の私的な事にまで介入していく。岡部の仕掛けとはいえ、検査書の
患者名も確認しないで思い込んでしまう「思い込み」性格も、医者としては、あまり
歓迎すべき性格ではない?しかし梅子には、人の力を結集していく核となるような
何かを持っている?人との相乗作用によって、「人をしあわせにする力」を結集し、
生み出していく人として、梅子を考えると、並みの欠点など気にならぬ?如何なものか
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