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梅ちゃん_54回梅子と信郎 [物語]

今日の「梅ちゃん先生」は、篠田(正名僕蔵)の問題に悩む梅子(堀北真希)と、同じく
仕事の事で悩む幼馴染の信郎(松坂桃李)が、悩みをバネにして頑張る話だった。

梅子は検査書を盗み見て、篠田を重病人と思い込んでしまった。偶々出会った篠田の前で、
新米の悲しさ梅子はオタオタして、易々と心の中を見透かされてしまう。その為に篠田は
増々、落ち込んでしまった。此処までが前回に話された。此処からが、54回の話になる。

思い余った梅子は弥生(徳永えり)に相談。「やけになったりしないか?」と弥生も心配。
梅子はますます責任を感じ、悩みは深まるばかり。その日の帰路、三上食堂で信郎が
「俺はダメな人間だ」といって酔い潰れているのに出会う。その事を聴いて梅子が、
信郎を介抱していた三上夫婦に、「自分がダメだからお酒を飲まなきゃいられないなら、
私なんか毎晩よ~!」と愚痴る。それを聞いた信郎は起き上がり、ふらつく足取りで
歩き出し「お前と一緒にすんじゃね~!」と言いながら、梅子に心の悩みを打ち明ける。

信郎は、セットネジが作れないのを機械のせいにしていたが、父・幸吉(片岡鶴太郎)が
そのガンタレ機械で見事に作ってしまった。「腕も無いのに大きな口を叩くな!」と幸吉に
言われて、不貞腐れていたが、幸吉が再び倒れ、自分の不甲斐なさを痛感したのだった。
信郎は、自分にしか出来ない様な事をやりたかったが、自分とこは小さくて何も出来ないと
思っていた。「でも、ダメなのはうちの工場じゃね~!俺なんだよ!」
酔って反省している信郎に、梅子は「弱虫!」と言って泣き出すのだった。梅子も又
篠田の件で、篠田に生きる希望を持たせるという目標ばかり高いが行動が伴わず、却って
失望させている現状を、自分も何も出来ない「弱虫」と考えていたのだ。
篠田の件については、梅子が乾坤一擲、篠田の妻子を田舎から連れてきて、篠田の「生」への
執着が戻り、下村教授に直談判して、唯の気管支炎と分かり、暫らくして退院して行った。

梅子が篠田の妻子を連れてきたというのは、医者の仕事ではない。父・建造(高橋克実)も
言っていた。何故こんな事にまで発展したのか? その謎は、検査技師・岡部(品川徹)の
小細工(篠田の検査結果を重病人の内容にすり替える事)にあったのである。岡部は、
梅子の篠田に関する話を聞いて篠田を気の毒に思い、一本気な梅子に実験を仕掛けたのだ。
岡部は、実験は物質の混ぜ方によって思いがけない結果になるから、面白いという。
この実験は、篠田の死神を追い払うという思いがけない結果を生んだというわけである。
さて、不貞腐れ息子・信郎に対して親父が仮病で入院という実験結果は? 如何なものか
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