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梅ちゃん_67回・梅子&松岡と増税 [物語]

今国会会期内(6/21)に、一体改革法案を可決するというスケジュールで、6/8に3党
修正協議が開始され、6/15には修正案がまとまったという。民主党執行部は採決に向け
今日にも民主党内で修正案の了承を得たいと言うが、反対派による紛糾も予想される。
民主党・城島光力国対委員長は今日午前、自民、公明両党の国対委員長と個別に会談し、
今国会を延長(延長幅は不明)する方針を提示したという。こんな事をしながら本当に
法案を可決できるのだろうか?もし可決できてしまうなら、日本の政治には政権公約も、
国会議論も飾りに過ぎず、いざとなれば、野合による談合が全てという事になる。

自民、公明、民主の3党以外の政党からは、この増税法案に向けての修正協議は談合だと
厳しく批判されている。色々と言い訳がましい事はあるにしても、国会を無視するやり方は
談合による工事落札のやり方と変わりない。工事落札の談合の方がまだ罪は軽いといえる。
消費増税は高齢者になるほど賛成者の占める割合が高くなるという。こんな杜撰な方法でも
高齢者、特に戦争のご苦労をされた後期高齢者の方々が、進んで「自己犠牲」の精神を発揮
される姿は、本当に素晴らしい。この曖昧さが、日本の良い所でもあり、欠点でもある。

さて今週・67回の梅子(堀北真希)と松岡(高橋光臣)との関係を、現在の消費増税議論と
対比して見た時に、何が見えてくるのか?
そこで、民主党が、政権党として政策を取りまとめられず、自民の援助が必要な理由を
考えると良く分かる。消費増税で民主党内は完全に分裂し、話し合えない状態だからだ。

今日の「梅ちゃん先生」を見ていると、二人の関係について、梅子と松岡との話合いが
全くかみ合っていないし、本人達の意思もハッキリしない部分が大きい。
例えば食堂で弥生(徳永えり)が、梅子に「松岡先生を好きなんでしょ?」と問われ、
梅子は、自分が松岡を好きなのか?どうか、実際のところは自信がない、と答えていた。
また松岡と梅子が話す機会ができて、松岡が青森転勤を悩んでいると梅子に話す場面で
寒さに弱い松岡と、暑さに弱い梅子は、またまた本題をそれた話になってしまった。

つまり消費増税法案の提案候補者である民主党が、内部の意見がまとまらないのと同様
恋愛候補者である梅子と松岡の意思が、ハッキリしない、話し合えない、まとまらない。
梅子と松岡の場合は、噂から弥生や山倉が勝手に恋人をでっち上げたと言う構図になる。
従って建造(高橋克実)の配慮による松岡の青森行きが正解なのかもしれない?
消費増税は、自民、公明がしゃしゃり出て、一体改革法案をでっち上げた形である。
筋の悪い法案に対して、建造的な配慮はあるのだろうか?成立させる事が正義なのか?
建造的役割は、どこが担うのか?それは国会での否決しかない?如何なものか
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梅ちゃん_第11週・梅子と松岡 [物語]

梅子(堀北真希)と松岡(高橋光臣)の微妙な関係については、第10週では、梅子の
一升酒を呑む豪快さと、「前後するのは苦手」という性格から、今後を占ってみた。
第11週は梅子が、松子(ミムラ)に言った「自分の気持に正直になれるって良いネ!」と
いった言葉から、占ってみたいと思う。この言葉は、松子が、加藤(大沢健)に、結婚を
申し込まれて、どうするのか?案じながら、梅子が加藤の態度を形容したものである。
以前、あかね(宇野実彩子)の結婚宣言で、竹夫(小出恵介)との関係が破綻する時にも
梅子は、「自分の気持に正直になれたら良いのに!」というような事を言っていた。

そういう人生観の梅子にしてみれば、松岡の言動は、作為に満ちている様に見えるのでは?
例えば、論文完成の祝に映画のデートを忘れて、すっぽかした翌日、梅子が謝ろうとすると
松岡は、「自分も行けなかった」といった。しかし弥生(徳永えり)から、それは、松岡の
優しい気遣いで、本当は、待ち合わせの場所に行っていたと聞かされてしまう。この場合、
梅子は喜べるタイプだろうか?もっとストレートに、気持をぶつけて欲しいかも知れない。
梅子は、松岡に対して、アンビバレントな気持を抱いているフシがある。梅子にしたら
デートを忘れたのは、松岡に対する気持がないのではなく、自分の遭遇した状況に応じて
全力を尽くすのが梅子のいう「自分の気持に正直に生きる」事なのだ。其処には、問題も
あるだろう。それを互いに補い合って生きていくのが、自分に正直な生き方なのだろう。

一方、松岡は、デートをすっぽかされて、梅子の気持を量りかねていた?その証拠に
松岡が「自分も行けなかった」と梅子に話したのをこっそり聞いていた弥生が、松岡に、
「お互い好き同士・・・・云々」と言った後、松岡は動揺して器具を取り落としてしまった。
松岡もまた、梅子が自分の気持に正直だから梅子の気持が自分に向いていないと思った?
松岡の「自分に正直な生き方」と、梅子のそれとは、少しずつ、微妙にすれ違っている?

その事について66回の安岡製作所の信郎(松坂桃李)と幸吉(片岡鶴太郎)との親子喧嘩が
大きなヒントである事に気付いた。喧嘩の原因は、新人を雇って仕事を請けたが、新人が
役に立たず、仕事を請けられなくなった事だ。幸吉は、出て行った信郎を追うな!といって
「工場をやってくには、注文受けるか断るか?そういう判断も必要なんだ。余裕があっても
 断り、無理しても受ける・・・理屈じゃないからよ。多少失敗して覚えてくしかないんだよ。
 だから今、苦しむだけ苦しまさせてやってくれ!」
これは商売の駆け引きと言ってしまえばそれまでだが、「正直な自分の気持」とは、結局
正しい判断という事につながる。松岡が「自分も行けなかった」と嘘をつくのも、結果が
素晴らしい成果を上げるという判断がある。梅子が、よその病院で急患に出会い、そこの
救援に奔走してデートを忘れたのも大きな人生の成果のためという判断?如何なものか
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見かけによらぬ人 [閑話]

ネット検索で、『“小沢は放射能怖くて逃げた”週刊誌報道に驚き』という記事を読んだ。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120615/stt12061510040004-n1.htm
ネタ元は、週刊文春(6月21日号)の「小沢一郎 妻からの“離縁状”全文公開」。これを
読んで「人はみかけによらぬもの」という格言を、噛締めた。小沢氏とその妻・和子氏は、
政略結婚? 結婚前からの小沢氏の愛人の存在にも関わらず結婚。別の愛人の子どもまで
居るという。夫婦には子どももいるが、だいぶ前から偽装結婚だったらしい。
しかし驚かされたのは、小沢氏が放射能を恐れて家を出なかったという下りである。

週刊文春による「妻からの離縁状全文」から、該当個所を、以下に抜書きする。
“前略・・・それでも離婚しなかったのは、小沢が政治家としていざという時には、郷里と日本の
 為に役立つかもしれないのに、私が水を差すような事をして良いのかという思いがあり、
 私自身が我慢すればと、ずっと耐えてきました。ところが3月11日、大震災の後・・・中略
 ・・・国民の生命を守る筈の国会議員が国民を見捨てて放射能怖さに逃げると言うのです。
 ・・・中略・・・自分の保身の為に国政を動かそうとするこんな男を国政に送る手伝いをして
 きたことを深く恥じます。・・・・後略” 「人はみかけによらぬもの」というが、
これ程、国民にとって虚像と実像がかけ離れて見えた政治家も珍しいのではないか?

「見かけによらぬ人」という意味で、週刊誌ネタをもう1つ挙げよう。
田中美絵子議員と不倫“駅チュー” 国交省55歳官僚が更迭 というネット記事である。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120615/crm12061508370005-n1.htm
ネタ元は、週刊誌「週刊新潮」(6月21日号)。田中美絵子衆院議員(36)との不適切な
交際を報じられた中部地方整備局の高橋浩二副局長(55)は13日付で官房付に更迭された。
田中美絵子議員は、“秘められた過去”のある民主党の小沢ガールズであったから、彼女
自身は、「見かけどおりの人」かも知れない。気の毒なのは、妻子ある中年エリート官僚。
奥さんと大学生の娘さんもいるエリートぶらない穏やかな人だと言う。魔が差したのか?

人の考えもそれぞれ。法律さえ守っていれば、何をしても勝手でしょ!というのもある。
だから小沢夫婦や、田中美絵子議員或いは高橋浩二副局長を、悪いと言うつもりはない。
元々、「人はみかけによらぬもの」という格言は、男女や職場の人間関係を円滑化する
ために、相手に対する思い込みをなるべく少なくして、摩擦を避ける「お呪い」である。
「梅ちゃん先生」の梅子(堀北真希)も、可愛さに似ず女豪傑という事が分かってきた。
梅子には梅子の、松岡(高橋光臣)には松岡の、“愛し方”がある。それがお互いの心に
通じ合えるかどうか?相手に対する思いやりも、相手の性格や考え方抜きでは、無駄に
なったり、却って互いの妨げになったりする。相互の深い理解は難しい。如何なものか
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梅ちゃん_第11週63・64回 [物語]

「梅ちゃん先生」第11週の中盤は、1)文章編、2)見合編、3)出会い編に分類できる。
1)文章編は、更に、a.梅子の医学論文編、b.安岡家新築用の事業計画編に分けられる。
  此処で共通するのが、文章を書く指導に関して、「いろは」から語られるところである。
  a.梅子(堀北真希)の医学論文編では、コーチは松岡(高橋光臣)だったが、これは
    意外に、梅子の父・建造(高橋克実)からの依頼であった。
  b.安岡家新築用の事業計画編でのコーチ役は、教えてもらった事を右から左へ取次ぐ
    梅子であることが、マンガチックで笑いを誘う。
  医学論文も事業計画も、コーチがよかったのか、順調に仕上がっていく。

2)見合編は、信郎の母・安岡和子(大島蓉子)と三上康子(岩崎ひろみ)が紹介してくれた
  見合写真を、梅子の母・芳子(南果歩)と祖母・正枝(倍賞美津子)が品定めする場面と
  松子が選んだ見合相手が気に入らない建造の不機嫌な場面、そして見合当日、艶やかに
  着飾った松子と芳子が、揃って門口に立って、安岡家や加藤(大沢健)と会釈する場面等
  に分かれている。番外編的に、
  梅子と松子(ミムラ)が、松子の見合に関して就寝前にしんみり語り合う場面があった。
3)出会い編は、a.叔父・陽造(鶴見辰吾)の再登場、*竹夫(小出恵介)との再会
  b.梅子が、坂田(医者:世良公則)と出会い、急患の処置に巻き込まれた。

この物語の時代背景は昭和27年(1952)。当時のインターン終了、国家試験合格の医師が
いくら新米とはいえ「ですます」調で論文を書くとか、論文の基本構成すら知らなかった?
これも当時の女子医専卒業者の特殊事情なのだろうか?父・建造が、松岡に指導を依頼した
理由も、そういう事情があったのかもしれない。まあ、普通は有り得ない話の様に思う。
時代考証の上で言えば、松子の見合写真の品定めで、「志村喬」「佐野周二」「森雅之」等
当時の有名俳優の名が挙がっていた。時代的妥当性は判断できないが懐かしかった。因みに
昭和27年(1952)はエリザベス女王即位の年。映画「羅生門」ベネチュア=グランプリ受賞。
「羅生門」の監督は黒沢明、主演は三船敏郎と京マチ子だったが、森雅之、志村喬も競演。

さて梅子と松岡の関係はどうなるのか?気がかりである。論文完成後に、行く約束の映画。
松岡は、建造の了解をまでとる周到な準備をしていた。思えば、梅子と約束する時にも、
本当に待合わせをして、噂を立てられるのなら問題ない、とまで言い切っていた。
松岡は、このデートに何か期する所があったのではないか?それに対して女豪傑・梅子は
映画に行く日を、自分から今日とせっかちに決めておいてデート前に別の用件を入れる?
これが、デートをすっぽかすキッカケになった。緻密な松岡と、大雑把な梅子。お互いが
発想の転換をしない限り、なかなか理解し合えないのではなかろうか?如何なものか
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中国書記官事件の本質 [社会]

在日中国大使館・李春光1等書記官が外交官として、してはならない外国人登録や、商売
をしており、スパイの嫌疑等を持たれて、だいぶ前から騒がれている。しかし、私は何か
ピンと来ないものが有り今迄、事の成り行きを見守ってきた。
一番腑に落ちないのが、何故、李元書記官が詐欺まがいの中国への農産物の輸出促進事業に
手を染めたのか?だ。バカで能天気な大臣、副大臣、民主党とはいえ、ここまで騙すには、
結構、時間もかかったと思う。

そして今日の国会中継・参議院予算委員会で、中国への農産物の輸出促進事業に関連した
自民党・西田昌司議員の質問に対して、農水省・岩本司副大臣は、4件の機密文書漏えいを
明らかにした。岩本副大臣の説明によると機密性が最も高く「秘密文書」に相当する文書。
中国への農産物の輸出促進事業を行う一般社団法人「農林水産物等中国輸出促進協議会」の
代表理事・田中公男(民主党・鹿野氏グループ樋口俊一衆院議員の公設秘書)に渡っていた。

しかし、これは殆ど分かっていた事で、改めて公式に発表したに過ぎない。この程度の
機密文書を得たい為に、こんな大掛かりな詐欺まがいの事業を仕組むだろうか?
そこで、考えられるケースを検討してみた。
ケース1.漏洩した機密文書は、4つ等ではなく、もっと大量に漏れていた。
ケース2.李春光や、協力者の個人財産形成のための詐欺(小銭稼ぎ)
ケース3.民主党政府、大臣、副大臣などの馬鹿さ加減、引いては日本の脇の甘さを
   天下に知らしめて、面白がる愉快犯。
ケース4.実際は、全農(JA)まで巻き込んで、日本を大混乱に陥れる陰謀だった?

私は、ケース4をとりたい。機密文書入手も、個人的小遣稼ぎも、愉快犯も行きがけの駄賃。
最も大きな狙いは、日本の大混乱ではないか?幸いな事にJA(全農)は騙されなかった。
昨日質問に立った平沢勝栄自民党議員が、その事を力説していた。それは本当に良かった。
しかし、そのJAの様な鑑識眼、判断力が、日本において何時まで維持できるのか?
農水省・鹿野前大臣、筒井前副大臣や田中公男、民主党・鹿野氏グループ樋口俊一衆院議員
等は、中国側の回し者とは思いたくないが、彼らに最早、JAの様な鑑識眼、判断力なし。

政治は美味しい事を国民に振り撒く事では無い。美味しい事は必ず片寄り、格差拡大に。
日本人は、何時までも今のような楽園が続くと思わず、これからの厳しい環境に備える
覚悟が必要だ。その為には馬鹿党、バカ大臣、ばか議員を真似るな! 如何なものか
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梅ちゃん_第11週61・62回 [物語]

梅子(堀北真希)も国家試験に合格して、晴れて医師となった。
しかし新聞紙上での発表は、“梅子”が“悔子”に!ちょいと不完全な合格?
自宅での祝賀会は、父・建造(高橋克実)が急患のための不在を除けば、下村一家、
隣家の安岡一家、三上一家、そして弥生(徳永えり)と、加藤(大沢健)も参加した。

祝賀会での注目ポイントは、松子(ミムラ)の縁談に関する話題と、梅子の飲みっぷり。
医師国家試験に全力投球。合格発表を見て安心し、腑抜け同然になった梅子にすれば、
祝酒の美味さも、人並み外れて格別だったろうと思う。しかし一升酒で二日酔いになり、
初出勤とはチョッと信じがたい。特に当時は、現代と違って男女差別のあった時代だ。
梅子は、見かけは可愛い(女優が堀北真希だから)が、並外れた女豪傑ではなかろうか?
「人は見かけによらない」というのは、正に、梅子の様な人間をいうのではなかろうか?

今日の62回を見ていて、また「ロミオとジュリエット」のリフレインか?と、思ってしまった。
第一内科と第二内科は、モンタギュー家やキャピュレット家に当る。ライバル意識丸出しの
第一内科に配属された梅子と、第二内科の松岡(高橋光臣)は仇同士なのに、恋人関係?
二人が、喫茶店と映画のデートをした噂は、内科のスタッフ、患者全員が知っている?
二人は「人の噂も七十五日」という諺から、75日間は会っても知らぬ振りをする約束をした。
この約束が、二人を自由に会えぬ縛りになってしまった。そこに思いがけなく、梅子が
主任教授の三枝(陰山泰)から、上気道感染症(かぜ)に関する論文を書く様に指示された。

梅子の論文は、一通り書けた段階で助教授の重岡(池田成志)が見てくれる事になったが、
梅子は、一通り書けるかどうかもわからないと、父・建造に泣きついた。しかし建造は
冷たく突き放した。一升酒の女豪傑は、こんな事では挫けない。岡部(品川徹)の所で
資料を入手するが、岡部は論文に必要な新しいデータは、松岡が調べて持っているはずと
教えてくれた。これでいよいよ、仮想の「ロミオとジュリエット」的舞台設定が完了したわけだ。

梅子は、廊下で見かけた松岡に論文の事を相談したいと思ったが、松岡と約束した
「廊下で会っても一切無視。良いですね!」を思い出して、話しかけるのを断念した。処が
松岡から呼止められ、しかも「良かったら論文を見てあげましょう」という優しい言葉。
やはり松岡は、私の予想通り梅子に惚れている?「廊下で会っても一切無視」という約束は
弥生や山倉の前での建前であり、本音はこっそりメモ等で連絡して内緒で会うつもりだった?
まともに会えない二人は「ロミオとジュリエット」の如く密会、そして悲劇に? 如何なものか
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梅ちゃん_第10週迄&梅子と松岡 [物語]

「梅ちゃん先生」も先週で2/5を経過した事になる。主役級の人物像が少しは読めてくる?
私は、梅子(堀北真希)は「現在を大切に生きる」という生き方を心掛けている、或いは、
計画的ではなく、場当たり的にしか生きられない不器用な人ではないか?と思っている。
その理由は、第60回に梅子が、退院する弓子(馬渕英俚可)を見送っている時に、自分の
専門を何にするのか尋ねられ、「順番が前後するのは苦手!」と言っていたからである。
当面の課題である国家試験合格に全力を傾注する覚悟だからだと思う。このセリフは、
第49回、愈々卒業を目前に控えて、C班の仲間とインターン先の病院の話題になった時にも
卒業試験前には決められない、という意味で使っていた。私は、立派!な態度だと思うが、
別の見方をすれば、長期的展望を持つ計画性に欠けていると言われれば否定できない?
だが「現在(今)を大切に生きる」は仏教(禅)の教えであり、立派な生き方だと思う。

人間の内面など、チョッとみの外見ではわからない。弓子(馬渕英俚可)が退院する時
付き添いに母親らしい人が居たが、弓子の家庭は案外、しっかりした家だったのかも?
弓子が行きずりの人と心中未遂だったからといって、経済的な環境と関係はない訳だ。
現代の裕福な家庭でも、精神的に病んだ人がいる。現実の世界は、不可解である。

不可解の一例に、病院内で皆の噂になった梅子と松岡(高橋光臣)の関係の件を取上げたい
(一昨日のブログ参照)。この時の松岡は、「噂は事実に過ぎない。“二人の関係”も
どんな関係?」と、梅子に白を切った。この様な態度は、本来ありえない。なぜなら
学生時代(ダンスパーティ成功後)松岡は、梅子との関係が変な噂にならない様にと、別行動を
とって会合に行った経緯があった(第37回)。梅子と松岡は仲間達との会合に連れ立って
行く途中、若い二人連れの男に「よっ!ご両人・・・」と冷やかされたのがキッカケだった。
私が言いたい事は、第60回に、松岡は梅子のいう事を理解していながら、分からない振りを
したという事である。それはどうしてなのだろうか?

此処からは私の独断である。松岡は、(脚本編集で)梅子に興味を持った。(第37回は
それ以前の出来事)。しかしその後、あかね(宇野実彩子)結婚事件に巻き込まれた梅子は
「人は見かけによらない」という一種の人間不信?に陥った。そこで松岡が示した梅子への
好意も虚しく、映画館で別れてしまう。そしてまたインターンになって二人は再会した。
帝国大で医者になった松岡は、手紙で書いた「足りなかった私の力」をつけていた。また
再び職場の同僚として付き合って(特に宿直時の会話)、梅子のよさを再確認した。そして
弓子の件でも、岡部(品川徹)が示唆した「天の岩戸」以上に強力な、カント発言や、
メッケル憩室炎の診断などを通じて、梅子の悩み解決に大きく貢献した。

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梅ちゃん_第10週後半 失恋&希望 [物語]

今週のテーマは「恋の後始末」。私は行きずり心中未遂を「恋」と当初、勘違いしていた。
しかしそうではなく、新しい恋と、古い恋、それらの「恋の後始末」の物語だったようだ。
弓子(馬渕英俚可)について言えば、松岡(高橋光臣)に一目ぼれしてしまった?弓子は、
メッケル憩室炎という病気で手術をするといわれ、松岡が手術に立ち会うという理由から
手術を断った。梅子(堀北真希)は得意のお節介気質で、手術を断る理由を問い詰めて、
結局、弓子が、松岡を「好み」である事を突き止めた。その結果、松岡の手術の立会いを
止めさせる事と、松岡と弓子の交際の仲立ちを引受けてしまう。

松岡と弓子の交際の仲立ちに関しては、数日後の松岡と梅子が宿直の時と、宿直明けに
貰った切符で次の日曜日、松岡と梅子が展覧会に行って、再び出会って喫茶店で話した。
紆余曲折あったが、結局、弓子は松岡の好みでは無い事が判明してしまう。そしてまた
松岡と梅子が展覧会に行き喫茶店・映画とデートした事が、病院内で噂になってしまった。
弓子は梅子に松岡との事を確認。梅子は正直に「弓子は松岡の好みでは無い事」を告げた。
そして昔、愛してくれた板前の事を思い出させて弓子を慰め、勇気付けた。弓子は、昔の
恋人と撮った写真を見ながら泣きくれた。そして弓子の心に何かが起き、弓子は生れ変った。

もう1つの恋は、松子(ミムラ)と真田(平岳大)との恋?
真田が最後に住んでいた大家に連絡先を告げていたからか?真田から松子に連絡が入った。
何と、新潟にいた頃に知り合った人と結婚し、その人の親の会社で働いているという。
1才になる子どもまで居た。何か、狐につままれたような話だった。
喫茶店で真田から近況報告と、当時のお礼を言われて、松子は、別れた時と同じ様に、
お汁粉を注文していた。思えば数年前に真田が転勤で別れる時に「お汁粉を食べている
ところ、こどものようだ」と松子を形容した。真田としては子どものような松子に苦労
させたくないと思った? そして松子も、命がけで愛するジュリエットの様に子どもでもなく、
真田を丸ごと引受ける程大人でもなかった?兎も角、松子は真田の事で大きく傷つく事は
なかったようだ。「恋の後始末」というほどの後始末もなかったが、竹夫に依頼をして
真田に連絡の機会を作った事が、「恋の後始末」と言えば言えるのかも知れない。

兎も角、梅子はインターンを卒業。昭和27年7月、猛勉強の末に国家試験に合格した。
そして志望は内科。これは父・建造(高橋克実)に反対されなかったが、勤め先病院では
帝都大と聞き反対された。医者や看護婦から、迷惑させられたという声が多く、これ以上
迷惑をかけたくないという。梅子の最後の説得「色々定食もおいしいし」は傑作だった。

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一体改革法案3党修正協議開始 [社会]

すったもんだの挙句に8日午前やっと国会内で、民主、自民、公明3党の実務者による
修正協議がスタートした。修正協議の主なポイントと民主党と自公の主張の違いとは?
◎ 消費増税の主なポイント
1)時期時期・上げ幅:民主党=税率を2014年4月に8%、15年10月に10%
  自民党=容認。公明党=模様眺め
2)低所得者補償:民主党=増税時に現金給付と給付付き税額控除を段階実施
  自民党=給付付き税額控除に反対
◎ 社会保障制度改革の主なポイント
1)年金:民主党=最低保障年金を創設。自民・公明=反対。
2)医療:民主党=後期高齢者医療制度を廃止。自民・公明=反対。
  自民党内には「社会保障制度改革国民会議」への先送り案もある。
3)子育て支援:民主党=幼保一元化の「総合こども園」創設
  自民・公明=現行制度維持を主張し、反対

8日の初会合は、社会保障と税制の2分野の実務者で協議したという。社会保障は民主党:
細川律夫前厚生労働相、自民党:鴨下一郎元環境相、公明党:石井啓一政調会長、税制は
民主党;藤井裕久税制調査会長、自民党:町村信孝元外相、公明党:斉藤鉄夫税調会長が出席。
3党は合意の時期として「15日に結論を得るべく最大限努力する」ことを確認したという。
しかし、修正協議の結論は、民主党内手続きを経なければならない方針のため、15日に
結論が出ても、会期内(21日)の採決に入れるか?見通しは明確ではないだろう。

私は、そもそも増税の理由が曖昧な事に疑問がある。
歳出削減をしないで、赤字を垂れ流しにしている現状分析が不十分である。
野田首相は増税に命を懸けているらしいが、年金や医療に関する公約は、子育て支援と同じ
バラマキ政策では無いか?だとすれば、増税しても結局は、また赤字垂れ流しでは?
要は、選挙民の不平不満を少しずつガス抜きするためのその場凌ぎではないのか?

ギリシャやスペインの様な国にならない為に、増税已む無し、というとそうかと思う。
しかしそうならない為には、増税が全てではないだろう。
歳出に枠を設け、「入るを測っていずるを制する」考え方が、個人にも、グループにも
地方にも、そして、特に国家として、徹底できる人材の育成こそ、最も重要だと思う。
「茹で蛙」の教訓は、財政危機こそ、肝に銘じる事が必要ではなかろうか?如何なものか
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梅ちゃん_56・57回 生と死 [物語]

「梅ちゃん先生」の56・57回は、“生と死”を考えさせてくれる。心中未遂患者・弓子
(馬渕英俚可)が、どうして死のうと思ったのか、理解できない梅子(堀北真希)は、
また患者の人生に介入していく。「どうして死なせてくれなかったか!」という弓子に、
梅子の父・建造(高橋克実)が、「生憎、生かすのが医者の仕事だ。」と答えていた。
医者は、そういう意味で人の人生に大きく関わっているのである。医者は人間の“生と死”に
自分なりの考え方が出来て一人前?検査室の岡部(品川徹)も梅子の事を「蛙の子は蛙」と
言っていた。建造も、患者が退院して幸せにやっていけるか?何時も心配していたという。

梅子は、篠田(正名僕蔵)とはまた異なるタイプの“生と死”の問題を抱えた弓子によって
さらに鍛えられているのである。今回も、岡部のヒントを、弥生(徳永えり)に翻訳して
もらい、閉ざしていた弓子の心を少し開くことができた。分かった事は、愛する人を戦争で
失った事。そして余裕も無い生活の将来を考えると怖くなってしまった、という。
弓子の年は、姉・松子(ミムラ)と同年の28才。梅子は、姉と比較していた。

それで思い出すのは、最近の朝ドラ・「おひさま」や「カーネーション」の人物の「死」である。
「おひさま」では、ヒロイン・陽子(井上真央)の長兄・須藤春樹(田中圭)の戦死だ。
春樹は、陽子の親友・真知子(マイコ)と相思相愛の仲で真知子のショックは大きかった。
陽子のもう1人の親友・育子(満島ひかり)も、東京大空襲で被災。その時助けてくれた
医大生・上原(高橋一生)と共に、再度、空襲に会う。そして上原は天国に召された。
陽子と真知子が必死で上京し、大変な混乱の中、病院に入院中の育子に再会したとき
育子は、「・・・・上原さん 恋が出来て良かったと言ってくれた。私も好きだなーって思った。
それなのに私 どうしたら良いかわかんねーよ!ねー! どうしたら良い?」と泣き崩れた。
「カーネーション」の糸子も、結婚した亭主は出征して、帰らぬ人となった。

生きたくても戦争で沢山の人が死んで行った。さて今度は「生」について語ろう。1つ目は、
真田(平岳大)を探していた竹夫(小出恵介)が、松子(ミムラ)に結果報告をした時の話。
真田は、東京に戻った事までは分かったが、引越して消息が分からなくなっていた。直近迄
住んでいた家の大家に松子の連絡先を教えたのが唯一の今後の手掛かり。松子は真田の事を
「私の好きになる様な人じゃない。お酒は呑む、仕事はいい加減、それに女好き。会社を
辞めたというから又、身を持ち崩したのではないか?と心配しただけ」と、真田を貶した。
それに対して竹夫は「つまりは好きだったんだ。離れて後悔してるんですね。」という。
松子の「ちがう」という声には力が無かった。竹夫は、あかね(宇野実彩子)を回想しながら
自分にもズッと後悔している事がある、姉さんには後悔して欲しくなかったと言った。

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