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梅ちゃん先生・15回に思う [物語]

今日も上天気が続く心地よき春日和。◎ 春風も 軽やかに舞う心地して (拙作)
先週末の梅子の決心も、受験勉強に取り掛かった途端、余りに勉強出来ない自分の現実に
気付いて自信を無くし、挫折しそうになっていた。そんな梅子(堀北真希)を、節子先生
(中村ゆり)が、進学の為の特別授業に勧誘してくれた。勧誘時の梅子と節子先生の会話。

節「特別授業にあなたも出なさい」、梅「私、勉強が出来ないんです」、節「だから勉強する
んでしょう」、梅「全然出来ないんです」、節「じゃあ必死になってやるのね!」、梅「でも
何をどうして良いのか?」、節「二次関数はわかってる?」、梅「一次なら何とか」
節「元素記号は覚えている?」、梅「あ~薄っすらと」、節「薄っすら覚えていても仕方ない
でしょ!・・・かなり根本的にやり直しをしないといけないわね!」、梅子「はい!」
ここでナレーション
“医専に向けて大きく踏み出した梅子、でも心の中では、期待よりも不安で一杯!”
 そりゃそうじゃ! それでも、節子先生の的確な質問攻めは、梅子をやる気にさせた。
 梅子は先生との質疑を通して、自分のやるべき事が明確になり、具体的な行動を始めた。
 一にも二にも勉強あるのみだ。しかし、家族への受験承認は、まだ取り付けていない。

英語と理科は特別授業がないため、節子先生のアドバイスで、先生を探す必要があった。
梅子は英語を父親の教え子である山倉真一(満島真之介)に、理科を兄・竹夫(小出恵介)に
頼む事にした。竹夫に会いに行った時に、食堂の女店員・矢吹あかね(宇野実彩子)との
チョッとした挿話があった。母親が熱を出し動揺したあかねの弟が、あかねの助けを求めて
店へ来た。困っている様子に見かねた梅子は、あかねの代りに店の臨時店員として働いた。
後であかねは梅子に、「赤の他人なのにこんなに親切にしていただいて」と御礼を言った。
終戦直後は、みんな生きるのに精一杯で、人の世話などなかなかできない時代だった。
そんな時代に困っている人に関心をもち利害を離れて助ける梅子は、ノー天気だからこそ
できることなのだと思う。梅子は「病気の人をほっとけないですから」と言っていた。
金のためや親の希望で医者になる人の多い中で、こういう人こそ医者になるべきだと思う。

今日の最後は、真一に英語を教わっている光景をデートと勘違いされ、そのことがキッカケで
卒業後、城南女子医専受験を父・建造(高橋克実)に表明するシーンだった。建造と梅子の
問答が、珍無類だった。梅子の申出に、建造「どうせ合格しない」、梅子「もし合格したら」
建造「無理だ」、梅子「もしかしたら、ひょっとしたら」、建造「どうせ落ちて泣くだけだ」
梅子「じゃ受験しても良いんですね?」、建造「勝手にしろ」、梅子「はい!そうします!」
「どうせ落ちて泣くだけ」といった手厳しい言葉に、「じゃ受験しても良いんですね?」と
切り返した梅子の頓知に建造も脱帽?その時の建造の表情が良かったな~ぁ!如何なものか
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