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放射能汚染は風評被害? [原発事故]

「東日本大震災」の被害で最も深刻な問題は、放射能汚染ではないか?と心配していたが、
それが実は、民主党政府の信念なき無責任政治主導による風評被害だと分かってきた。以下に
分かり易く解説したい。元ネタは、月刊「Will」四月号の渡部昇一著「原発興国論!」だ。
私は記事の信憑性を保証出来る専門的知識や資格を持たない。しかし著者が緻密に情報収集し
まとめた内容の論理性と、素人なりの知識・経験と勘によって、記事をそれなりに信じた。
私の子どもや孫らが生きていく上での、貴重な情報源として提供したい。

最初に、基本的な考え方と、その根拠となる専門的な情報源を整理しておきたい。
<最も基本的な考え方> 「量の違いは、質の違い」ということ。マルクスの言葉?
事例を引くまでもないが、「塩」は人間にとり「貴重な資源」だが、摂り過ぎは「毒」
それと同様に、放射能も、大量被曝は人体に悪影響を及ぼすが、少量の被曝は健康に良い。
そして、健康に良い量から、悪影響を及ぼす量への転換点が、年間被曝量に換算すると
200ミリシーベルトと、500ミリシーベルトとの間に存在するという事である。
<その根拠となる情報源>
1.イギリスの原子力施設労働者・9万5千人の調査結果:非原子力関係労働者に比較して
  ガン、白血病の発生が少なかった。(ICRP・国際放射線防護委員会がこの種のデータに
  注意を払わないのは、被害研究投資が主で、低線量効果を無視するからだという)
2.宇宙帰還飛行士の被曝線量は当然、地上より多い(古川聡さんの半年間宇宙滞在中の
  被曝線量は180ミリシーベルト)。NASA宇宙帰還飛行士の健康データは、行く前よりの
  良くなっている。(人権にうるさい米国で継続出来ているのが、何よりの証拠?)
3.鳥取県・三朝温泉(ラジウム・ラドン温泉:通常の2百倍位の放射線量)地区と
  全国平均のガン死亡率比較では、三朝温泉住民は半分以下。特に大腸ガンにおいては
  1/5以下。三朝温泉周辺地区でも全国平均よりガン死亡率が20~30%低い。

次に「放射線が人体に有害」という俗説が成立した経緯について解説したい。渡部昇一の
記事では「卵と血中コレステロール上昇」という俗説を解説した後に、それと同じ過ちを
犯した「放射能危険説」の構造を、85年前(昭和二年・1927)の米国の遺伝学者:
ハーマン・G・マラーの論文から説明している。マラーの実験はショウジョウバエのオスの
生殖細胞にX線を当てて奇形児が生まれることを証明した実験だった。
血中コレステロール上昇実験の問題点は、草食動物の兎は卵による血中コレステロールを
コントロールできない事であった。マラーの実験にはどんな問題点があったのか?
それは、実験対象に、ショウジョウバエのオスを選んだ事にあったのである。



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