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国政批判・今週のまとめ [社会]

今週の中盤は、散歩途中の読書などの影響か?国政について批判してしまった。
批判の要点は3つある。
(1) ボランティア或いは互助活動に対する「公助」における国の役割とは何なのか?
(2) 国家としての統合は、経済政策のみで片付く様な簡単な問題ではない。
(3) 福祉政策とは何か?

国家あっての国政である。永住を決意して米国に移住した人々の日系二世・三世の若者は
第二次大戦中、前線で戦い、国家への忠誠を証明した。当時、米国籍を取得したにも拘らず
日系人は強制収容所に入れられる屈辱を受けた。米国政府は当時、日系人を共通の価値観を
もった人間だとは評価していなかった?国家とは価値観を共有した人々によって形成される。

現状、日本では在日外国人の参政権に関して検討されているが、議論がお粗末なようだ。
戦後、徴兵制度の廃止に伴い、国家の認識が急速に希薄になったためではなかろうか。
米国の事例は約70年前であるが、現在でも米国では国籍がなければ参政権は得られない。
この問題一つ取上げても、様々な国で多様な取組みがなされており、人真似ではすまない。

政治というのは、利益をえる人も居れば損をする人も居る。皆が得する事は先ずない。
江戸時代は、大岡政談の三方一両損ではないが、良くてゼロサム、結局お上が持ち出し?
高度成長期は、日本の賃金が低かったために、外国から沢山お金が入ったからに過ぎない。
そんな事は今後、滅多にある事では無い。経済政策は、地方自治優先の時ではないか?

「弱者救済」の福祉政策は大切な事である。しかし福祉政策で国や自治体が財政困難になる
というのは本末転倒している。「子ども手当」もそうだが、教育や福祉など、人間にとって
とても大切な、人生の根幹にかかわる様なことを政治のタネにし、金で解決しようとする。
そこに、国政の大きな問題がある。人中心でも、新手の利益誘導型政治では仕方ない?

現在、国会議員の定数削減が問題にされているが、如何に国会議員が役立たずであるか?
国会議員が、国家として教育、福祉等で、金のかからない解決方法を編出すとか、兎も角
国家の役に立つような事を考えない限り、国会議員は削減され、官僚政治が蔓延る?
小泉政権時代には経済的にも良かったが、私が小泉元首相を評価するのは、規制緩和による
経済政策ではない。彼は小さい政府を目指し、国会議員として、官僚をコントロールし、
役人を減らす等の仕事をした点である。国会は国家のために仕事すべき? 如何なものか

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