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多チャンネル放送と韓流ドラマ [閑話]

私はそれ程テレビを見る習慣はなく、食事時等に偶然見る以外は、余ほど見たいと思う番組を
ビデオで見る程度である。広告時間はカットして見られるし、見たい時に見られるからである。
それなのに最近、多くのチャンネルを見られるサービスを受けている。暮から正月に孫達が
来るので見せてやろうと思ったからだ。しかし、その思惑は見事外れてしまった。

初めて見た韓流ドラマ(韓ドラ):ユジンとキ・テヨン主演の「恋人づくり」が面白かったので
多チャンネル利用法として他に面白い韓ドラ番組を考えた。驚いた事に韓ドラが犇めいている
ではないか?恐らくチャンネル数が爆発的に増大して、放送番組制作が間に合わないのでは?
日本だけではなく、韓ドラをはじめ様々な国の放送作品を使いまわしていると考えるのが妥当
であろう。それでも、間に合わないから、テレビショッピング番組にやたらとぶち当たる事になる。

テレビとはいったい何のタメにあるのか?を考えさせられてしまう。
ラジオは、放送の仕組みや受信装置において、テレビに比較して省エネ的、経済的であるから
聞き流していても罪悪感がない。一方生の演劇、演奏等で居眠りするのは役者や演奏者に対し
失礼だろう。テレビは、ラジオの様に聞き流すのは、省エネ時代にそぐわないのでは?
だとすれば、一体こんなにたくさんのチャンネルを、中味も薄いのに放送する意味はあるのか?
こんなテレビ放送で、楽しめるとしたら、時間の有り余っている高齢者であろう。特に
病気など、外出もままならない人で、目や耳が使える人には、暇つぶしになるかも知れない。
私の場合は、韓ドラを開拓する意味を見出したが、結局これという番組に出会えなかった。

こうしてみると、個人的にはどうでもよい番組を垂れ流している?という疑惑が湧く。
そんなテレビがなぜ、こんな多チャンネルになるのか?以下に、私の考えを述べてみたい。
結局、多チャンネルテレビ放送は、消費・浪費のための洗脳を目的としていると思う。
様々な世界をぬくぬくとした居間で見て、行って体験したごとく錯覚し、グルメや温泉その他
様々な旅行気分を味わい、世界のニュースを聞きかじり分かったような気分になる。
所謂、全能感に浸る事ができるという訳である。そういう全能感をもって生きていけば
日常生活において、エネルギーの無駄遣い、お金の無駄遣いをしても後悔も反省も起きない。

ストレスが高い現代社会では、こういう全能感への洗脳を行える社会構造にして、ストレスとの
バランスをとろうとしているのだろう?しかし全能感への洗脳は一時の気休めになっても、
浪費によってストレスを益々増大させる事になる。ストレスとのバランスに必要なものは、
不健康な全能感ではなく、現実を正しく認識できる健康な精神ではなかろうか?如何なものか
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