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恋人づくり 28~30回の見所 [物語]

恋人づくり 28~30回では、複数回を通して気付く見所を述べておきたい。
サンウンとヨジュンの婚約が成立した後、ワンカットが細切れに成って話が分かりにくくなった。
しかしそれは、様々な男女の恋愛関係の哀歓を、互いに相関付けるためのものだった。
幾つもの話題を並行して進める目的は、以下のようなポイントを強調する為であると思う。
1)我慢をしなければならない状況でも、男には、事と次第によって我慢にも限界がある
  というのが、韓国の一般的な見解ではないか? (日本や西洋とのニュアンスの違い)
2)それに対して、その様な状況でも、女性は最後まで耐え忍ぶのが美徳というのが、
  韓国の一般的な見解ではないか?(日本や西洋とのニュアンスの違い)
3)また韓国には、問題解決には、正しい手順がある、と考えられているのではないか?
4)そしてサンウン(ユジン)が養女とわかった問題の本質が次第に明確になってきた。

1)に関する例としてサンウンとの結婚を反対されているヨジュン(キ・テヨン)が、解決へ
  の努力も限界にきたと盛んに言い出して、周囲に圧力をかけている事が挙げられる。
  また、ギュハン(チョン・ソグオン)が、スキー旅行に行った夜、ユニの変らぬ拒絶に
  「男はこういう時に実力行使もありうる」と言いながらユニ(キム・ジョンナン)に
  迫る場面があった。これも耐えに耐えた男の意地として韓国では受けられるのだろうか?
  またその時、ギュハンを妨害したヒョウン(カン・ビョル)の出現もまた、チョルホ
  (ペク・ジョンミン)に強引に初キスを奪われ逃げ帰ってきた結果である。これもまた
  ヒョウンに子ども扱いされたチョルホの止むに止まれぬ行為だった?

2)の女性の忍耐については、先ず、ユニの例であろう。手順の失敗で、恋人だったヘソン
  (ビョン・カミン)の子どもを結婚前に宿した。その後は茨の道であったろう。
  愛する我が子チンジュ(ファン・ウネ)を生甲斐に耐え続ける女である。ユニは従って
  3)の手順の問題に関する反面教師の役割も担っている。
  ユニは、ヘソンと結ばれるだろう。何故なら、ヘソンの父親が謝罪に訪れたからだ。
  ギュハンの母ジニ(クム・ポラ)は、ユニを許すまでには至っていないからだ。
  女は、関係者の全ての了解を得るまで、我慢するのである。それはサンウンにも通じる。
  養女と分かってヨジュンとの仲を裂かれようとしているサンウンもまた、ヨジュンの母
  クムジャ(ヤン・ヒギョン)に反対されている。
  ユニによって学習しているサンウンは、ヨジュンが、我慢の緒を切って結婚を迫っても
  ヨジュンが母親を説得しない限り決して結婚しないとクムジャに誓っていた。クムジャは
  サンウンではなくバカ息子の腹いせに妨害するかも?と脅したが弱々しい最後の足掻き?

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