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縁作り [物語]

最近、韓流ドラマにはまっている。「恋人づくりSeeking Love」という題で、毎週
月~金の午後0時~1時、BS日テレで放送されている。初回は、既に2009-2010年に
放映されたらしい。今回放送分も11.18から開始され、3週間、16回分の放送終了。
私は、たまたま、第6回放送を目撃し、週一回の放送と勘違いして、第11回放送分を
録画して見てなかなか面白い!と感じ、初めて週5回の再放送である事を知った。

韓流ドラマは、冬ソナで大人気を博したが、当時、全く興味なく、今日に至っていた。
在日韓国人も沢山いるし、古来、韓国からの渡来人も多い。それだけに、直接関係ない
日本人には、余りに身近な存在であるが故の微妙な心理による無関心的態度がある?
そういう微妙な心理の襞(ひだ)に埋もれていた関心が、このドラマで呼び覚まされた?
サンウンは、留学先アメリカで出会った外国人との結婚を父ギョンテから猛反対される。
ヨジュンも仕事熱心すぎて、ゲイの噂が立つ。父親同士のギョンテとテクスは、それぞれの
娘、息子の問題を解決するために、サンウンとヨジュンを幼い頃からの許婚という事にして
早急に結婚させようと企んで、サンウンとヨジュンの交際が始まった。

このドラマの脚本・ヒョン・ゴウンは、ドラマの原作「縁作り」の著者でもあるそうな。
このドラマの制作は2009年で、携帯もあり、既に繁栄している現代の韓国という設定。
この物語を、即、現代の韓国にありそうな話と考えるのは、早計であるかもしれない。
原作「縁作り」という題名から、日本のドラマ市場を狙ったつくり話とも勘ぐれる。
それでも「縁作り」とは、また日本的枯淡の響きがある。私は、このドラマを見ていて、
戦前のドラマ、或は戦後でも、昭和30年代前半(三丁目の夕日)までの時代を思い出す。
日本の古きよき時代の香りがするのである。

ヒロインのハン・サンウン(ユジン)の祖父:ユン・ソクジュ(イム・ヒョンシク)と
相手役:キム・ヨジュン(キ・テヨン)の祖母:チョン・オンナン(パン・ヒョジョン)の
存在が実に大きい。サンウンと父:ハン・ギョンテ(カン・ナムギル)も、祖父:ソクジュ
には、絶対的に服従?ヨジュンと父:キム・テクス(チェ・サンフン)、母:パク・グムジャ
(ヤン・ヒギョン)も、祖母:オンナンには歯が立たない。年長者には、親族だけではなく
知人や敵対するような関係者であっても礼を尽くす様だ。韓国の年長者は、文化や習慣に
よって、権威を守られている? そういった秩序の中で、様々な行違いや意地悪や障害を
乗越え、最初は険悪な関係だったサンウンとヨジュンは、エニシ(縁)を感じ始めた。なぜか
サンウンは恋人も捨て、ヨジュンに引かれていく。これも古風な伝統の故か?如何なものか
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