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歴史的転換点と健康 [希望]

年も押し詰まり、ブログ(円(MADOKA)の集い日誌)を書き始めた年・2007の12.3のブログで
どんな事を書いたかを見てみた。それは「夕日物語アレコレ・終章」という題で、映画「Always 続・
三丁目の夕日」を見た感想をまとめたものだった。今、この映画を思い出させてくれた事に、
何か運命的なものを感じた。現代の日本人が、過去を振り返ったとき、昭和30年代前半は、
最も輝ける時期であり、時代の大きな転換点だった。映画「Always 三丁目の夕日」は、
そういった深い意味があるのではなかろうか?

最近私が勉強している免疫の基本を解説する本には、いろいろ思い当たる事が書いてある。
例えば、1960(昭和35)年までは、日本にダイエット本は一冊も存在しなかったという。
この頃から高度経済成長が始まり、交通機関の発達、マイカー、電化製品等で運動不足に。
そして高たんぱく、高脂肪の西洋食品志向になる。冷蔵庫の普及で、いつでも食べられる様に
条件付けられ、食いすぎになった。運動不足と食いすぎは、昔は怠け者のすることだった。

もう一つは、がん細胞に関する見解・治療に関する事である。昭和30年代の日本人医学者には
西洋医学と違う見解を持つ学者がいた。自然医学の世界的権威・森下敬一博士が昭和40年代
初めに「ガンは血液の浄化装置である」という理論を打立てたという。血液を浄化しない限り
手術や放射線、抗がん剤でガンを抹殺しても、また新しい血液浄化装置を作る。それがガンの
再発や転移という。ここ35年間で医師数は倍増以上、医学も長足の進歩を遂げ、ガン治療法も
格段に進歩したが、ガン患者数は約2.7倍に激増しているという。
西洋医学のガンに関する見解・治療は森下博士の理論以来40数年経過した今も変ることなく
ガンは日本人の死因の断トツ一位に居座っているそうな。

ガン医学に関して、その正否を云々できる資格はないが、様々な事を考え合わせると、
昭和30年前半という時代の転換点について、もう一度深く受止めるべきではないかと考える。
明治維新以来、西洋に追いつき追い越せは多くの間違いがあったとはいえ、無教養の後進国・
日本だったから致し方なかった。しかし現代は豊富な知識があり、日本人には森下博士の様な
独創的な人々も沢山いる。何時までも西洋を後追いせず、自らの力で進むべきではないか?
西洋人には、自分達を生み育てた社会の根本的過ちに気付く事は至難の業だろう。西洋社会
以外で先進国に一番乗りした日本が、その過ちに気付き、是正した社会を築かなければ、
誰が築けるというのか?時代や環境など、自分以外のものに責任をなすりつけるのではなく、
日本人一人一人が行いを改め、生き方を正して時代の流れを改めなければ誰が改めてくれる
というのか?目先の幸福に囚われ、惰性で時代に流されて良いのか?如何なものか
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