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相対感覚と絶対感覚 [閑話]

毎朝使うシェービングクリームの残量が、数日でなくなると思って既に二週間。まだ残っていた。
髭をそりながら、この予測ミス原因を人間の相対感覚と絶対感覚に関連付け考察した(笑)
音には、絶対音感というのがあり、音楽のプロは皆、絶対音感が発達しているという。
訓練すれば、ある程度一般人でも絶対音感を会得できるだろうが、なかなか大変なようだ。
動物の感覚は、相対的な変化を感じる相対感覚の方が一般に発達しているのではないか?
相対感覚と絶対感覚の問題は重要にも拘らず、意外と忘れられているのではないだろうか?

暑い寒いの体感温度、熱い冷たいの触感温度、生活が楽か苦しいかの景気感等は、全て
相対感覚が主流?相対感覚が敏感なのは、人間が自然に支配されていた時代の名残?
相対感覚の鋭敏さは、現状に対する危険予知能力だと思う。危険予知になぜ、絶対感覚を
用いないのか?それは、人間(動物)の環境適応力の幅が広いためではなかろうか?
絶対感覚でアラームを設定するとやたらアラームが出て、アラームの役に立たなくなる?

現代は、人間が自然に完全に支配されていた時代とは異なっている。従って危険予知も
昔とは違って幸福感等には、相対感覚だけでなく絶対感覚の発達も大切だと感じる。
現代は、相当数の人々が、景気感や幸福感について絶対感覚を身につけていると思う。
にも関わらず、古い体質のまま相対感覚で景気感等に、いきり立っている人もいる。
感度が良いのは、フェールセーフの安全サイドだから、大目に見るべきなのだろう。
しかし問題なのは、古い体質の不平分子を食いものにする輩(悪党)の存在だ。
悪党は、マネーゲームにおける勝者になるために、古い体質の不平分子を焚き付けて
問題を殊更大きくする事で、相場の変動を起こし、その上前を撥ねて大儲けするのだ。

ブータン王国の「国民総幸福量(GNH)」が、旨く機能しているとすれば、それは
民衆の景気感や幸福感について絶対感覚を身に付ける様に旨く指導しているからでは?
そしてまた、ブータンの市場が小さく悪党の興味を引かないからではないか? 

財物や地位・名誉等の裏づけがないと得られない幸福感は、相対幸福感である。
相対幸福感は、様々な環境条件の変動によって、幸福感が失われてしまうのである。
絶対音感によって、様々な状況変化に惑わされず、その場で最良の演奏ができるように
絶対幸福感によって、人生の様々な状況変化を、幸せに過ごして行けるのである。
幸福感の絶対感覚の獲得は、音楽における絶対音感と同様に「鬼に金棒」である。
如何なものか
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