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'11立冬の日 [閑話]

SJ(スロージョギング)で汗を出すから、まだまだ、軽装で過ごせるのはありがたい事である。
SJをしながら、つい先日に、昔、私の住んでいた摩耶山の麓を訪れた時の事を思い出した。
摩耶ケーブル行きで、終点に着き、坂を下った時、急な事に驚いた。
急な山道を下る感じで、身体の重心を後ろに置かないと、前のめりに、のめりそうになる。
住んでいた頃は、常時、歩いていた道である。上りも下りも何の苦も無く歩いたものだ。
登りも下りも、人に追い抜かれるのがシャクで、競争になると駆け上がり、駆け下りた。

考えて見れば常時住んでいたのは10代迄で、親元を離れて生活するようになってからは
そんな急な坂道と、短期的に付き合っても、日常的、長期的には、ついぞご縁が無かった。
だから、もう、そんな急な坂道の事を、私の体は、忘れてしまっていたのであろう。

最近、SJも余り話題にならないが、SJに合う体質、合わない体質があるのだと思う。
私が一昨年の6月以来、継続できているのは、この急坂の町で育ったからではないか?
私は、生来、蒲柳の質で、病弱だったから、身体も弱く、骨も細く、筋肉もないが、
あの神戸の急な坂道が、骨も筋肉も貧しくとも、幼児から慣れ親しんだお陰で、普通では
柔弱な私の身体に到底、創りえない強靭な関節を、神様が与えてくれたのだと思う。
勿論、強靭と言っても、普通一般のレベルに比べたら、何ほどのものでもないだろう。
しかし柔弱な他の部分と比較して、関節等が相対的に強い事に感謝しても、し尽くせない。
NEC_0073 (2)aTV中橋.jpgDSC09043中橋.JPG
写真は今日の「カーネーション」で、吉田屋出入りの芸妓駒子(宮嶋麻衣)が糸子(尾野真千子)に、
橋上で、作ってもらった洋服の代金を渡そうとする場面である。右は先日、撮影した我が家の
近所にある石橋である。角度が違うが、明らかに同じ橋であることがわかるだろう。ドラマは
糸子が洋服の代金を受取らずに帰宅して父親(小林薫)に怒られたが、怒った父親も深夜、娘の
不甲斐なさに男泣きに泣くシーンで終わった。傾いた家産の全てを娘に託し、懸命に応援し、
早く成長して欲しいと願う親心も、糸子の心意気も、痛いほどよくわかる。如何なものか
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