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「おひさま」第20週 [物語]

今週の私が興味を引いた点を、感想を含めて少し書いておこう。
陽子の夜間私塾が洋裁にまで発展したのは意外な展開。当時、洋裁学校が流行と聞けば、
そうだったかな?と思う位で確かな記憶はないが、ケイコ(石橋杏奈)やハナ(土屋太鳳)
の要望を聴いてやる陽子の優しさがうれしい。陽子や徳子(樋口可南子)が参加するのは
裁縫の望月先生(梅沢昌代)の謝礼の為だと思う。ケイコとハナの謝礼も中々良かった。
タケオに陽子を憧れの人と打ち明けられ、嫁になるミツ(安藤サクラ)は、タケオを一発
張り飛ばしてから陽子(井上真央)に会いに行った。なかなか性根の座った女性である。
黙って帰るつもりだったのに、陽子を見て、ミツの気が変わって話しかけた。陽子は、真昼
ギラギラ輝く太陽ではない。春 あけぼのの朝日か?秋 夕暮れ時の夕日か?陽子のよさは
人をホッとさせ、人の心を自然に開かせるところではなかろうか?
須藤家に祝福されるタケオ(柄本時生)の笑いっぱなしの顔と、現代のタケオ(犬塚弘)の
照れた幸せそうな顔が印象的だった。子ども6人、孫8人、曾孫2人、ミツも健在という。

最後は陽子の職場の話。日向子が泣いて同僚の男が文句を言った時の顛末である。
先輩の田所良子(紺野まひる)は、どこか冷たそうな女性。陽子はいつも針の筵状態?
それでも、頑張って日向子をつれて働いていたが、同僚の男・竹内(野間口徹)が又も
文句を言い出した。陽子も、「もう限界だ」と、心中観念した時だった。ついに良子も
「いい加減にしてもらえませんか!」と啖呵を切った。それが陽子にではなく、竹内への
文句だったのは予想外。日向子の存在が仕事の成績に影響していない事、竹内の仕事が
日向子に関係なく杜撰なこと、自分と陽子はノーミスだった事を理路整然と捲し立てた。
竹内はグーの根も出ず「おやき」を買ってご機嫌をとる始末だった。良子も陽子と同じ
出征前日に結婚式を挙げたのだが、良子の旦那様は帰って来なかった。それが孤独の影?

NHKTV小説「おひさま」も今週で4/5を経過した。第20週の最後・第120回のラストは、
昭和25年(1950)の春に跳ぶ所で終了。物語の最初が、昭和7年(1932)。今週末まで
通算で約18年という事になる。私の「おひさま」ブログ等を基に調べると、第一期は、
昭和7年(1932)から昭和13・4年(1938・9)頃。第二期は、それから昭和18年(1943)頃。
第15週の最後は昭和21年(1946)秋の陽子の妊娠、祖母・富士子(渡辺美佐子)の訪問等。
従って4/5は、第一期:6~7年、第二期:4~5年、第三期:約3年、第四期:約4年、になる。
兎も角、今までの時間配分から見れば、物語「おひさま」の力点は、第三期、第四期にある?
第五期は単純予測では、60年間を1/5で語るのだから、最も内容が薄くなる可能性があるが、
もし最も濃い内容なら正味1~2年の物語になる?5週間の配分が見もの?如何なものか
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