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「おひさま」第17週・家族 [物語]

「おひさま」第17週の御題は「夫婦になる」だが、初めての喧嘩で“夫婦になる”?
チョッと甘いのではないか?そう思って、様々な家族の形という観点から取上げた。
初めての夫婦喧嘩で、和成(高良健吾)が怒った顔がなかなか良かった!
今まで和成の笑顔がキリッと引き締まった表情で、でれでれしていないのが良かった。
それで怒った顔は恐ろしいと想像していたが、やはり予想通りに鬼気迫る厳しい表情で
須藤陽子(井上真央)も恐れ入るのではないかと思ったが、そちらの方は予想ハズレ!

翌日、朝食の時に夫婦喧嘩の勝敗は、徳子(樋口可南子)・道夫(串田和美)夫婦に
和成の負けと判定され、道夫に、「父と同じ道へようこそ!」と祝福?されてしまった。
その上、和成は直後に決定的なパンチを食らってしょんぼりと出勤。近所の岩本保子
(吉村実子)に、「近頃、歩き方がお父さんソックリ」と言われたのだ。
丸庵の家族は、これで「女系家族」に決定、ということか?

家族の形に関しては、“女系”、“男系”などの構造的分類と共に、「甘え」などの
ソフトウェア的な分類の仕方もあるのではないか?
今週は、“甘え”に関する話題が二つあった。祖母・富士子(渡辺美佐子)の話は、
昭和21年の大晦日に、明日はお別れというときの挨拶として語られた。
東京に帰る富士子に、徳子が「無理をされているのでは?」との問いに応えて曰く
「無理したり我慢したりするのは大事。あなた方にこれ以上甘える訳にはいきません。
まだ、シャンとした人間で居たいのです。・・・」
もう1つは、夏子先生(伊藤歩)の陽子への忠告である。夏子先生の話は、和成が
日向子の面倒を見られなくなり、村上貞夫(斉木しげる)・カヨ(渡辺えり)夫婦に
面倒を見てもらった時に、陽子への忠告として語られた。
「貴女はチョッと真面目で、頑ななところがある。甘えなさい。甘えられる人には
甘えなさい。悪いことじゃない!」 そうなのだ。甘え上手が良いのである。

2つの挿話から甘えは度を越してはいけないが、甘えることの良さも教えてくれる。
甘えの限度を心得ているのが「甘え上手」である。富士子などは、その典型?家族には、
甘え上手と下手な家族がある。陽子の育った須藤家は、母・紘子(原田知世)が病弱で、
甘え下手の傾向があった。無理や我慢は大切だが、適度な息抜きや癒しが必要なのだ。
甘え下手な家族の中で育つと、世の中で苦労する事も多い。問題児も出る。丸山家や、
夏子、育子(満島ひかり)の家族は甘え上手?真知子の家族はさてどちら?如何なものか
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