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お仕着せ選挙 [社会]

地方選挙を、大震災直後、大震災を理由に延期する特例法を作るという話があったが、
私は、寡聞にして今だ公布されたという話を聞かない。にも拘らず、巷の噂では、
六ヶ月延長しても、選挙をする事は困難だと、片山総務相は言っているらしい。
私は、こういう情報に接して、民主党を軸として、選挙をしたくない連中が、
「六ヶ月間の延長では地方選挙の実施は困難という世論操作」をしていると勘ぐった。
この世論操作は、当然の成り行きとして国政選挙も困難だという世論操作につながる。

しかしこういう世論操作が、唯々諾々と受け入れられる背景があるのではないか?
それは、日本の民主主義は、西洋からのお仕着せだということである。
早い話が、民主主義政治というものを全く信用していない。談合体質だと言うこと。

民主主義の本質は、非常時、話合いで解決しない場合の平和的解決手段という事にある。
今の与野党のように、国民を蔑ろにして、日本を仕切っているのは俺達だと粋がり
談合体質そのままに、与野党が、野合して、政治を私している姿は、戦前の全体主義
そのものの姿ではなかろうか? 勿論、与野党の皆さんは、
「いや、私たちは、選挙民のご意見を聴いた上で、談合している」と弁解するだろう。
確かに、民衆も、「なあなあ主義で、皆でわたれば怖くない」という姿になっている?
元々、日本人は受身で、支配者に従順だから全体主義になりやすいのだと思う。
日本は、東北三県だけではない。外交も経済もある。もし与野党の政治家も、民衆も、
「大震災なのだから、政治のことは、ナアナアで行きましょう!」というなら、
国民全体が、その姿を、どんなものか?良く良くわきまえた上で進むべきだと思う。
戦前の、戦争遂行の場合も、それと非常に似た姿ではなかったか?
「まあ、関東大震災や世界金融恐慌で大変だから、テロも大目に見ましょう。」
「戦争に勝っているのだから、陸軍のミスを大目に見ましょう」という政治家の判断が、
国民の目を眩ましてしまったのではなかったか?

如何なる政治体制であれ、談合で党利党略、私利私欲を追求するイカサマ政治を許して、
国の運命が良くなるはずがない。政治家も、民衆も互いに切磋琢磨して成長しないと
またぞろ、世界の笑いものになるのではなかろうか?
平常時には、重箱の隅を突付くような「談合体質」の議論をしておきながら、
危急存亡の時には大局が見えず、国民抜きの談合政治を意に介さないリベラル?左翼?の
日本の知識人は、どういう知識の持ち主なのか?右翼と何処が違うの?如何なものか
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