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松本復興相辞任と科学技術 [社会]

復興基本法の「目玉」・復興庁は、元々自民、公明両党のアイデアを丸のみしたもの。従って
菅首相にとって見せ場は人事しかない。然るに満腔の期待をもって抜擢した松本復興担当相が
失言、暴言を繰り返し、5日午前、辞表を提出し、受理された。たった9日間の短命だった。
書出しの3行でも分ると思うが、民主党政府には人材がいない。それはとっくに分っていた。
根本的な問題は何か? それは、複雑な政治的判断に対応できる組織ではないからだ。
現代の政治は、科学技術の予想以上の急激な発展で、大変な時代になっているのである。
科学の発展は、どんなに過去の伝統を尊重しようと、或いは、共産主義国家のように権力で
コントロールしようと、その限界を超え、無理な統制をする指導者を揺さぶり続ける。
科学技術発展に於けるもう1つの問題は、為政者、管理者に超人的な能力が要求される事。

2009年8月の衆議院総選挙で、デタラメバラマキマニフェストで、政権を盗った民主党は
部落解放運動とか、市民運動とか、弱者救済の事ばかりやっていて、世の中が科学技術で
どれだけ対応が大変なのか?そういった学習もせず、分っていないのではないか?
自民党には民主党以上の科学発展に即応する為政・管理能力があるか?それはわからない。
しかし、産業革命にも増して、急激な科学技術の発展する55年体制以降、悪の見本のごとく
いわれた護送船団方式の政官財・鉄のトライアングル体制は、世界中で評価されたのでは?
福島原発事故が起こった今、従来の原発関連の政策を非難する事は容易であろう。
そういう意味では自民党のトライアングル政治も科学技術を使いこなしたとはいえない?

しかし、今回の大震災後の対応について、もっとマシな対応ができた可能性はある。
いずれにしても、科学技術の極度に発達している社会における為政者は、個人プレーで
やって行ける訳がない。チームプレーのみならず、広く異種組織間の連係プレーなども
大切である。にも拘らず、民主党は、チームプレーでさえ、全くできていないのでは?
復興相の失言等というのは、チームプレー以前の、組織や会議運営の「いろは」では?
大震災復興における政治活動が此処まで追い詰められている大事な時に政府・与党が、
仕事の「いろは」でつまずくとは!日本のように科学技術立国を看板にしている国家の
政府・与党が、震災後4ヶ月になろうというのに、この体たらく!情けなくて涙も出ない。

こんな情けない政府・与党が何故、政権交代できたのか?科学技術発展で国内政治不安を
抱えた中国・ロシア等が多角的な政治的陰謀を企てたのではないか?と空想してみた。
その場合、小沢一郎、鈴木宗男、ホリエモン等も、陰謀の犠牲者ということになるかも?
日本国民自身の選択なら、余りに近視眼?視野狭窄症? お先真っ暗? 如何なものか
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