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民主党政権の妥当性 [社会]

民主党政権が成立したのは、2009.08.31の衆議院選挙である。
「子ども手当」などのバラマキ政策で、小選挙区制の特徴を活かし、政権を盗った。
勿論、今回の東日本大震災、福島原発事故は、想定外の政権であった。
将来に向けての「日本のビジョン」は無く、短期・4年間を目途に政権運営するといった。

例えて言えば、民主党政権は日本のことなどお構いなしに、並みの台風を想定した程度の
軽装の舟で、自分達の権力闘争のための航海に乗り出したようなものである。ところが
想定外の大型台風と大津波に出会って沈没寸前という事である。民主党政権が沈没しても
構わないが、民主党政権が権力闘争の航海を続ける限り、日本の危機は増大するのである。

民主党政権が東日本大震災、原発事故という未曾有の大災害を受けて立てる政権でない事は
菅政府の体たらくを立証するまでも無く、政権成立の経緯から火を見るよりも明らかである。
日本の国がおかれている立場や状況というものを、全く想定できない民主党の中で、政権を
たらい回ししても、日本の危機を回避することはできない。今回の大災害は、今後の運営の
仕方によって日本の将来を大きく変える事になる。それにも拘らず、政局を云々するべきで
ないという意見が、いわゆる識者の間で真顔で論じられている。理解に苦しむのである。

政局回避を錦の御旗のように唱える理由、或いは政局にならない理由は何か?
1. どの政党が政権を摂っても、復旧の速度・方向性は、五十歩百歩である?
2. 自民党や公明党は、今や腰抜け政党で、好き好んで火中の栗を拾うことはない?
3. 民主党の利権に群がっている人々が、利権を手放したがらない?
4. 自民党や公明党の関係者も、災害復旧政権では、利権が少なくて妙味がない?
5. 災害復旧がらみの利権を欲しがる連中は、民主党の方が御しやすい?

2.~5.までの理由は、政治利権に絡む利害損得勘定だから、善良な国民はどちらでも良い。
問題は、1.の理由が本当なのか?という事に尽きる。そこの処を徹底的に議論しないならば
日本の将来は暗黒である。どの政党でも結果は同じ、という情けない結論だけは勘弁よ!
やはり、最も政権の経験がある自民党が仕切ったら?被災地における選挙は無理か?兎も角
キッチリとした考え方を戦わせ、談合でも良いから見識ある党で決着すべき?民主党内の
たらい回し政権や人材がいないという理由で菅政権を続行する事だけはご勘弁願いたい!
如何なものか
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