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「てっぱん」24週・何のスタート? [物語]

「てっぱん」24週は、東日本大震災という未曾有の災害によって、土曜日の放送分が一週間
延期され、昨日の土曜日に放送された。難産だった24週の御題は、「スタートライン」。さて
何のスタートなのだろう?勿論一つは、滝沢(長田成哉)の復帰レース・大阪高槻マラソン。
レース当日、初音(富司純子)が、応援に出かけるあかり(瀧本美織)に声をかけるシーン。
「田中荘の卒業生の晴れ舞台や。スタートライン立つとこ、しっかり見ておいで!」からも
明らかである。しかし掛詞の好きな日本人。何か、他に掛けているに違いない?

滝沢が福岡に行ってから4ヶ月。一度も連絡の取れないあかりは、彼への思いを募らせていた。
民男(前田航基)が、あかりに「マラソンのお兄ちゃんのこと、何時好きになったん?」と
質問するシーンで、あかりは「離れてみて、自分の気持に気付いた。」と正直に答えていた。
滝沢の復帰レースの情報を根本コーチ(松田悟志)から聞いたあかり。のぞみ(京野ことみ)の
ライフプランの事でチョクチョク来阪する欽也(遠藤要)もその事を知っていることを知り、
あかりは何故、滝沢が知らせてこないのか?と悩む。応援に誘われても「お店があるから!」
とすねた。滝沢さん、うちのこと忘れとるみたいじゃ、と思っている矢先に滝沢からの電話。
「見にきてくれるか?納得行くまで走りこんだ。そやから電話もかけんかった。ごめんな!
あんな、もし優勝したら伝えたい事があるんや。」。「それなんなん?」と聴くあかりに
「アホ!優勝したら言うとるやろ!そこに向けて走るから見といてくれ!」

もう一つの掛詞は「プロポーズ」。結婚というゴールに向かうスタートライン、と考えた。
マラソンのスタートラインがゴール(優勝)であり、それが「プロポーズ」という結婚へ向けた
スタートラインになるという訳である。
なぜなら24週は、民男の父親の中岡徹(松尾諭)が、のぞみへ「プロポーズ」したかと思えば
欽也も「要領わるいけん丸ごと引き受けることしかできん!」とついにのぞみにプロポーズした。
また浜野(趙 珉和)もレース前日挨拶に来た滝沢に「優勝せんかったら、僕がいうてもええ
のやな?」と確認していた。まさに、二人の女性に4人の候補者という混線レースであった。

マラソン結果は滝沢の逆転優勝!応援のお礼で滝沢は「あんなタイムでオリンピックなんか口に
できませんは。」と控えめ。浜野は「おめでとう!おのみっちゃん笑てたは。約束守ったな」と
落胆を押し隠して、立派な答礼だった。皆で祝勝会の半ば、帰宅を急ぐ滝沢が、中座するのを
追いかけ、「伝えたい事、まだ聞いていない!」というあかりに、「忘れた。42キロも走ったんや
頭の中、真っ白や。走ってる間、おまえのラッパが耳の中で聞こえた。福岡におる時も・・・・
お前には店がある。大阪からは離れられんやろ。」と滝沢。「答えになっとらん。・・・・
うち聴きたい!」と迫るあかりの言葉に、滝沢はかばんを手から離し、あかりを抱いて言う。
「そばにおってくれへんか?俺のそばにおってくれ!」‘愛’のバックミュージックが印象的。
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ダグダー(dogooder)? [社会]

日経web刊(2011/3/18 9:42)では米原子力規制委員会(NRC)のヤツコ委員長は
「17日の記者会見で、福島第1原発事故の解決(沈静化?)に数週間かかる可能性がある」
という見解を示したという。これは、国際原子力事象評価尺度(INES)「レベル7」の
可能性を否定していると考えられる。従って最悪のケースは回避できたらしい?
しかし従来経験したことのない高レベルの放射能が長期間にわたって漏洩するわけで、
喜んでばかりはいられない。今後に大きなツケを残してしまった。

東日本大震災発生以来二日間、ブログの沈黙を守っていたが、原発事故対応が余りに御粗末
なるが故に、様々な誤解を受ける事は覚悟の上で、政府の対応を批判してきた。関係者が
最大限の努力をしている事は理解しているつもりである。しかし原発事故の問題は、努力して
いれば良いという単純な問題ではない。国の最高責任者は、最悪のケースに至らない事は勿論
INESの尺度で、もっと下のレベルで押え込む対策を常日頃立案していなければならない。
こういう危機管理がなされていないのは、原発を経済面でしか考えていない証拠である。
これ以上、安全面で様々な費用がかかったら経済的に成り立たないから、安全神話を作って
安全性に目をつぶってきた証拠である。原発反対派も、ただ反対するだけで、代替策は
自然エネルギーだ、何だかんだとお茶を濁す。エネルギー問題は、そんなに簡単ではない?

閑話休題 月刊誌「Will」4月号の曽野綾子・連載エッセイで、標記「ダグダー」に出会った。
私の英語の辞書には、“空想的慈善家(改革運動家)” という訳になっていた。ちなみに
曽野綾子の字引には「空想的社会改良家、独善的慈善家」となっていたらしい。
この単語を曽野綾子に教えた人は、「ダグダー」には全く良い意味は無く、自分の人道主義を
見せびらかす人だという。それを読んで日本の政治家には、その類がごまんと居ると思った。
平成の維新だとか、平成の開国だとか、叫んで、「子ども手当」等でバラマキをしている人たち
の仲間である。彼らは、まさに「ダグダー」ではなかろうか?

現代の日本は、世界中で歴史始まって以来のこの世の天国である。それを“今は最悪の時”と
洗脳し、大勢の国民をだましバラマキで政権を盗った。東日本大震災が起て、「子ども手当」
など吹っ飛んでしまう。如何に現実を無視した空想的社会改良家であるかが分る。
こんな「ダグダー」な民主政権に国を任せて良いのだろうか?政権争いの時では無いと言うが
こんな時こそ、本当に信頼のおける人に政権を任せたい。日本国民は危急存亡時こそ底力を
発揮するだろうから、選挙空白があろうとも、被災救援の一時の対応は立派にできると思う。
人道主義をタテに居座り続けるイカサマ政権を許すのか? 如何なものか。
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被災地現場の人々 [希望]

東日本大震災の被災地では、さまざまな人々が頑張っている。
勿論、最も頑張っているのは、直接、被災された皆さんである。
被災地の警察官、消防士、役所の職員、原発事故現場の作業員などの方々は、その上に、
皆のため自己の職務を遂行されている。各地から派遣された警察官、消防士、自衛隊員、
海保隊員、各国派遣隊員、赤十字員、ボランティアの方々なども頑張って支援している。

被災された皆さんは、自己の被害を嘆くだけでなく同様の被害を被った人々を思いやる。
「思い」は人に見えないが「思いやり」は、画面で見る人々の言葉の端々から垣間見える。
mns産経ニュース(2011.3.17 09:47)では、東京電力福島第1原発・現場の作業員を
たたえる声がインターネット上で広がっているという。今回、原発事故で非難されるべきは
政府や東電幹部であって、現場の作業員で無い事は明らかである。

自衛隊をはじめ、各地から派遣された方々のご苦労も思いやられる。昨日のTVでは
近隣から応援に駆けつけた消防隊員の方々は昼間は一般の人なら神経が参ってしまう様な
過酷な救援作業に従事し、碌な食事も摂れず、夜は寝袋で寝たという。大変である。
自衛隊、その他の皆さんも同様であろう。mns産経ニュース(2011.3.17 00:09)に
自衛隊派遣の事で、「常識を越えた自衛隊10万人」の記事が掲載されていた。

菅首相は12日に派遣規模を2万人から5万人に拡大すると表明。それが13日夜になって
10万人へと倍増させた。菅首相お得意の朝令暮改・スタンドプレー指示である。
通常、軍隊が最前線に回せる兵員は総兵力の10~20%とされるらしい。
自衛隊の総兵力は24万人だから、2.4~4.8万人という事になる。10万人の派遣は軍事的な
常識を無視したもの?こういうことが出来るのも米国軍の駐在あっての事であろう。
負んぶに抱っこでありながら、我儘をいうのは、「子ども」である。

月刊雑誌「Will」4月号に、西部邁のマスコミ批判記事が出ていた。しかしそれを読むと
世論に流される愚かな“大衆社会”に君臨しているつもりのマスコミが、実は“大衆社会”に
飲み込まれている、という入れ子状態を言いたかったようだ。
菅首相も、日本に君臨しているつもりで、自衛隊をあごで使っているが、既に日本社会に
飲み込まれてしまっている?防衛省も大事な意思決定に際しては十分な議論をしないと拙い?
国防は、情や、政治的な駆け引きで決めるべきではない。「阿吽の呼吸、以心伝心」では
帝国軍隊同様の過ちを犯すのではないか? 如何なものか。
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原発事故での攻防 [原発事故]

昨日、日経web刊(2011/3/15 22:15)で、フランス原子力安全機関(ASN)の当局者が
福島第1原子力発電所の事故を、国際原子力事象評価尺度(INES)で上から2番目に
重大な事態である「レベル6」に相当するとの見解を明らかにした。
2011/3/16 9:04の日経web刊では、米シンクタンクの科学国際安全保障研究所(ISIS)は
15日の声明で福島第1原発の事故に関し、国際原子力事象評価尺度(INES)で「2番目の
深刻なレベル6に近づきつつある」との見解を示した。最も深刻な「レベル7に到達する可能性
も残念ながらある」 とも指摘した。
過去に最も深刻な「レベル7」となったのは1986年のチェルノブイリ原発事故のみ。
1979年の米スリーマイル島の原発事故は「レベル5」だった。

現状は、そういったことで決して楽観できる状況ではないが、小康を保っている。
2011/3/16 13:21 日経web刊の表現を借りれば、「福島第1原発、水位かろうじて維持。 
海水注入作業続く 放射線封じ込めへギリギリの攻防」というところだろう。
1~3号機は燃料棒が一部露出しているが、水位は、ある程度保たれているようだ。
エネルギー総合工学研究所の内藤正則・安全解析グループ部長の話では「燃料棒が水に
半分でもつかっていれば、溶解を避けられる」という。
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3号機はすでに原子力建屋がない状態で、格納容器が外部に露出
している。白煙発生の原因は不明だが、2号機に続き3号機の格納
容器に破損の可能性が出てきた。ただ核燃料を収容する圧力容器
自体は健全。冷却継続で、この状態を維持できれば最悪の事態
は避けられるというのが、専門家の意見。
(15日に撮影された白煙を上げる東京電力福島第1原発3号機(左)。中央奥は4号機)

福島第1原発・1~4号機の建設時期は、1971~1978。既に32~40年経過している。
大地震にも耐えて頑張っている老兵の原発さん。今や満身創痍。ふと衣川の弁慶を思い出す。
並み居る敵兵に対峙し、無事義経を逃がしたが、無数の矢を受け仁王立ちで息絶えたという。
どうか福島原発の装置よ!弁慶の古事に倣って日本を救ってください。お願いします。
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人災の結末? [原発事故]

福島第1原子力発電所2号機の格納容器の下部にある圧力抑制室が破損したとみられると、
発表された。同6時14分に爆発音が聞こえたという。放射性物質も出ているもようだ。
つい最近の2011/3/15 11:31 〔日経QUICKニュース〕では
福島第1原発爆発事故関連で、3号機付近で毎時400ミリシーベルトの放射線量を確認した。
一般人の放射線量の限度は原則、年1000マイクロシーベルトに定められている。従って
一般人の放射線量の限度をはるかに超えて、一時間で年間の4000倍に達している。
今回の福島原発の状況推移からして、既に、米国TMI事故のレベルを超えた?

菅直人首相は15日早朝、東日本巨大地震を巡る東京電力福島第1原子力発電所での事故を
受け、政府と東京電力が共同で統合対策本部を設置すると発表したが、既に時期遅れ?
「六日の菖蒲(あやめ)、十日の菊」?
米国は、早期にホウ素剤(中性子を吸収するもの、核反応停止用)の注入を進言したが
東電は、原子炉が使えなくなるので躊躇したらしい。遅れてホウ素注入をしたらしいが
核分裂反応は停止しても、核分裂生成物質の崩壊熱によってメルトダウン?
ホウ素剤は、崩壊熱を止める効果はないらしい。
米国TMI事故は、核分裂生成物質の崩壊熱によるメルトダウン途中に、誤って停止した
健全だった冷却装置によって、冷却し、何とかチェルノブイリ事故レベルは避けられた。

私は、世情不安を掻きたてる意図でこんなことを書いているのではない。
与謝野馨議員が、発表したように経済発展に原発は欠かせない?なら、本気で取り組め!
と言いたいのである。菅首相は、内心では原発反対なのでは?と勘ぐりたくなる。
原発賛成・反対に関係なく、目前の事故を最小限に食い止めなければならない。
菅首相は、本気で自らが勉強して、皆に、目前の問題に振り回されないで発想を転換させ、
素晴らしい防災対策を考えるように指導すべきである。情報が来ないの何のと、御託を
言っている時では無いのである。

遅まきながら国際原子力機関(IAEA)や、米国原子力規制委員会などに技術支援要請した。
それぞれ、原発事故に関しては「極めて難しい状況下にある」との認識を示したという。
兎も角、八方手を尽くし、精魂傾けて、人事を尽くし天命を待つしかない。ダラ菅でも、
現在、全ての国力を束ねて、原発の大惨事を防がねばならない。そのためには、
今は菅首相に頼るしかないのである。どうか、菅様、お願いします。如何なものか
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天災から人災へ [原発事故]

「犠牲者数は万単位に」の報道は、13日17:22_TBS Newsに続き、今朝はTVでも流された。
これが流言蜚語であれば!と天を仰ぐ気持ちである。
阪神・淡路大震災の被災地区は、私の親戚が多く住んでいたし自分の生れた土地でもあった。
従って災害のニュースは、夜などに食い入るように見ていたので、今回のニュース報道等と
比較すると、残念ながら犠牲者数報道の見通しを、全面否定する根拠を持たない。

大切な事は、今後、なるべく犠牲者を最小限に食い止め、弱られた方々を支援し一日も早く
快癒されるように心配りする事である。今後の我々の取組み方1つで天災から人災を引起す。
阪神・淡路大震災では、強い災害ショックによる心の傷を癒す「心のケア」についても
誤解や偏見などの過ちを犯しながら経験を積んできた。精神科医・中井久夫の立派な報告も
ある。震災後の「心身の変調」と見做される多くの徴候は「自力で精神を正常化する事態」
と見ることも可能だと言う。しかしその正常化がうまく働かないで、1年、2年と持越すと
PTSD(心的外傷後ストレス症候群)という事になる。PTSDを防ぐことも人災防止の1つ。

もう一つ、大きな問題がある。原発事故である。2011/3/14 13:16 日経web刊で
福島第1原子力発電所3号機で14日午前11時1分原子炉建屋が煙を上げて水素爆発が起き、
負傷者が出た。1号機の爆発に続き、未曽有の事態に発展した。
3月13日 20時44分のNHKニュースでは、福島第一原発の3号機も1号機と同じように3号機の
原子炉建屋でも水素爆発が起きる可能性を予想していた。まさに予想通りになっている。
福島第一原子力発電所と福島第二原子力発電所では、冷却機能の回復を目指す作業が
進められているが、安全を確保する目途は立っていないという。
福島第二原発の1号機と2号機、4号機でもやはり津波により十分な冷却機能が確保できなく
なっている。地震の発生から3日、原子炉を完全に止めて安全を確保する目途は立っていない。
東京電力は復旧作業を急いでいるというが、もし目途が立たなければどうなるのか?

今の状況は全ての国力を傾けているといえるのか?東電任せ、専門家任せになっていないか?
原発の専門家等、本当にいるのか?原発は、科学技術の粋を織り成して創られている。技術は
広範であり、たくさんの専門家の知識・知恵を集積して対策せねばならない。まさに国力を傾け
全ての科学技術専門家の力を結集しなければならない。東電からの情報をただ流すだけではなく
民主党政府、菅首相が先頭に立って指揮しなければ、それを行うことはできないのでは?
政府、首相の責任を自覚せず、他人事で済ました結果、チェルノブイリ原発の事故まで進み
またさらに、それ以上の事故に進展したら、それは人災ではないか?如何なものか
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菅内閣は何をしている! [原発事故]

「東北地方太平洋沖地震」に被災された方々のことを考えると断腸の思いである。
今朝、asahi.com 2011年3月12日21時12分の記事で知ったが、
菅首相は、今朝6時から、自衛隊のヘリコプターで現地を視察したというが、12日午前には
首相官邸で開かれた政府の緊急災害対策本部に出たと言う。
福島第一原子力発電所を訪れ、その対処法について現地の責任者や業者と話をしたというが
仙台などを上空から視察した時間、往復時間などを含めると話し合いも短時間である。
全く、パフォーマンス、スタンドプレーというに等しい。

副大臣以下を現地に派遣して、自分や高官はぬくぬくとしていたのでは現地も機能しない。
菅首相自らが陣頭指揮する事が大切だ。通信機能その他を総動員して現地本部を立ち上げる。
そのくらいの覚悟なくしてどうする!
菅首相が乗り込む事によって、皆も頑張れるのである。
原発も、東電の社長・会長が陣頭指揮するようになるはずである。
余りにも対応がおそまつ過ぎる。
原発の保安担当かなんか知らないが、国民に対するお知らせになっていない。
この際、記者会見のお粗末さを云々しても仕方ない。
菅首相が本気では無いから、東電も納まりかえっているのである。

ここは、菅首相のリーダシップの見せ所である。男なら立て!

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竹島問題と民主党の本質 [社会]

民主党に、またまた訳のわからない事件が起きた。2/27に民主党の土肥隆一衆院議員が
韓国を訪れ、「日本側は竹島の領有権の主張を直ちに撤回すべきだ」とする共同宣言文に
署名したという。「日韓キリスト教議員連盟」の日本側会長として日韓共同宣言に名を連ね
韓国の国会で共同記者会見していた。日本語では「日韓」と銘打っている「日韓キリスト教
議員連盟」だが、英語名はKoreaしか冠されてない。日本のメンバーはもう一人、ツルネン・マルテン
民主党参院議員のみ?二人共に、元外国人である。

日本の現役政権与党の国会議員が「領土権放棄を主張した」という事実は、今後どの様な
処分や手続きがなされようと、歴史的事実として歪曲され、利用されるだろう。問題発覚の
当初、土肥氏は「個人的見解」を理由に正当化を主張した。それがもし本音なら、国会議員
としての見識・能力を疑う。その土肥氏は衆院政治倫理審査会長で、菅直人首相が主宰する
政策グループ「国のかたち研究会」顧問という立場である。仮に土肥氏が本音だったのなら
民主党という政党は、どんな国のかたちにしようとしているのか?また、本音でなかったら
韓国へのスタンドプレー?宗教活動を隠れ蓑に与党・現役国会議員が売国的活動をするとは!

日経QUICKニュース(3/10 1:51)では土肥氏の衆院政倫審会長辞意が伝えられている。
最新ニュース(3/10 14:14)は、9日午後の参院予算委員会で菅首相は土肥議員の竹島問題
に関し「極めて遺憾。党、国会の立場でどう対応するか検討しており、まず岡田克也幹事長に
対応するよう指示した」、という。いつもの感の悪い菅首相?或いは同じ穴のムジナ?
この問題を単純なナショナリズムで解消するのではなく、もう少し掘り下げてみたい。

山本一太自民党議員の竹島問題での質疑中(3/4の参議院予算委員会の国会中継)、議事が
20分位空転した。韓国の竹島占拠が「不法占拠か否か」の質問に、民主党・菅、前原、枝野の
三人が、「法的根拠のない形で支配されている」と訳のわからぬ答弁を繰返した。
山本一太議員の意図は、「外交的表現は一貫すべき」という主張だった。この時の民主党の
対応から見ても、明らかに、竹島問題の取扱いが、民主党になって変更されている。
民主党では自己の行動の歴史的影響に関して、党としての評価基準もなく個人的評価しかない
のでは?「民主党が烏合の衆」の認識はあるが、その問題の大きさを国民は理解していない。
民主党は国家と個人の中間・コミュニティ(家族や地域・グループ)を大切にしないのでは?
民主党に党の綱領がないのは、民主党がコミュニティではなく、またコミュニティを大切に
しない証拠?今回の土肥氏の署名活動は確信犯的ゲリラ行動?そして日本の与党・民主党は
スタンドプレー的個人集合体、かつゲリラ集合体では?あな恐ろし!如何なものか
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NHKドラマ10・四十九日のレシピ④ [物語]

3月9日を“サンキューの日”として、感謝の気持ちを伝える記念日にしようという活動が
広がっているらしい。2009年発起人6人で39プロジェクト実行委員会を結成。
昨年3月9日から具体的な催しなどが始まったようである。感謝する習慣は大切である。

熱田良平(伊藤四郎)の娘 百合子(ユリッチ:和久井映見)は、どう生きれば良いのか
何処へ行けば良いのか?何も答えが見出せないまま母の望んだ49日迄、後二日になっていた。
“乙美(オッカ:風吹ジュン)のあしあと”<年表>は、大きな余白を残したまま。
その日、ヒョンな事から大量のトイレットペーパが出てきて処分に困るが、井本(徳永えり)が
世話になったケアハウス(リボンハウス・園長・桐野聡美:吉行和子)に引取りを依頼。
引取りにきた園長は、百合子に乙美との40年にわたる交流や自分のことを話して聞かせた。
「良く言うんですよ。私達はテーク・オフ・ボード(飛箱の踏切板)だと。走ってきて思いっきり板を
踏切って箱を飛越えたらもう過去は思い出さない。親が子を支える様に皆誰かが踏切板になり
次の世代を前に飛ばしていく。私は一人身です。誰ともつながっていない人生。そういう人も
居るでしょう。でも私は信じている。私とかかわった事をテーク・オフ・ボードにしてキッと誰かが
前に進んでいる!と」 テーク・オフ・ボードは弾力性があって踏まれても踏まれても前へ飛ばす。

そしてどれだけの人が集まってくれるのかわからない49日の日になった。口の悪い百合子の
伯母・珠代(良平の姉:水谷八重子)が、「子がないから簡単に離婚する」と、親戚のいる
中で百合子を責める。そこで、百合子は、「うちには子も孫も居ない。だから子のある楽しみ
悲しみはわからない。でも、子がないからある楽しみや悲しみは伯母さんにはわからない?」
とタンカを切った。珠代は「知りたくもない!」とつぶやく。それに応えて「私もそう思って
いました。母(乙美)の人生を知るまでは。これからの人生 学んでいきたい」といった。

さて、前回のブログで、このドラマのテーマは、「死せるオッカ、生けるユリッチと良平を
働かせる?」と書いた。最終回の感想ではズバリご明察。乙美(OTOMI)が死後教え子・井本
(IMOTO:OTOMIの反対)に依頼し、49日間で、二人に深い思いを伝えたのである。
「四十九日のレシピ」は、法要までのレシピなのか?法要のレシピなのか?という課題設定を
したが、その答えは?法要迄の間に良平が一人で生きていけるようにするレシピであると共に
法要の料理のレシピでもあった。しかし、もっとも大きな狙いはユリッチの生き方への処方箋
だったのではないか?乙美がテーク・オフ・ボードになって前に飛ばした大勢の教え子達が集まって
<年表>の余白は埋め尽くされた。テーク・オフ・ボードの乙美はユリッチこそ前に飛ばしたかった?





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「義」とリスク [社会]

「義」を論じる立場は色々あるが、「白熱教室」で有名になったサンデル教授の立場は、
リベラリズムでもリバタリアニズムでもない。友情を土台とするコミュニティにおいて、自己の
アイデンティティを探求し、道徳的深みを相互研鑽し、「義」を可能にするコミュタリアニズム
の立場である。リベラリズムは福祉国家志向、リバタリアニズムは自由競争志向である。
それらに対しコミュタリアニズムは、企業や国家における集中化、巨大化によるコミュニティの
侵食を憂うるのである。実感できるコミュニティの人間的つながりの中で人間はまともになる?

細川厚労相は、8日午前の衆院厚生労働委員会で、専業主婦の年金切替漏れ問題について
「(長妻)前大臣から私への引き継ぎ書の中にはいわゆる運用3号の件はなかった」と説明。
また厚労相への就任時、事務方から受けた当面の課題説明にも含まれていなかったという。
年金という国民の権利義務を変える重大な問題を課長通達でやるという発想自体が、官僚制の
肥大化を端的に表わしている。この事象もコミュタリアニズムの妥当性を示しているのでは?

昨日のブログ、庄屋・小原七郎左衛門の件で、罰は覚悟の上で体制を信じ武士団を信じたいと
いうのも、彼の義挙を異なるコミュニティ同志の相互理解を前提としたコミュタリアニズム的
「義」と解釈したかったからだ。第二次世界大戦についてのコミュタリアニズム的「義」からの
解釈では、つながりを拒絶した自己中心的孤立国家の悲劇だったと捉える事もできるのでは?
現代日本の行き詰まりを、一般に政治家のセイにしている傾向がある。自民がだめなら民主と
いう具合に。しかし、民主が如何にダメダメであるかは、今回の主婦年金問題でも明らか?
細川厚労相は、大切な会議かそうでないかの区別も付かず、開会挨拶だけで会議内容を聞かず
問題噴出後に事態を把握したというのだから政治主導が聞いて呆れる!いくら官僚制の肥大化
といっても、こんな大問題が噴出するのは、政治家の重しが羽毛のごとく軽いからでは?
私は、こんな問題が噴出する事を、政権交代した直後から既に予測していた。そんな政党に
投票した人々は、また民主党を悪く言うだけなのか?それでは政治は良くならない?

民主党のような政権をとる能力も、政策も、器量もない政党が、なぜ政権を盗ったのか?
私の解釈では、選挙民がよく調査もせず、職場や地域で人々との議論もせず、熟慮もなく、
幅広い調査もせず、個人的な単なる思い付き、感覚だけで投票しているからではないか?
現代日本の最も憂うべき問題は、悩みや苦しみ、そして「義」の問題を熟議するコミュニティ
の崩壊ではなかろうか?労組は熟議なき偽コミュニティと成り下がった?戦前のコミュニティは
発言の自由も束縛された偽コミュニティだった。現代日本は、戦前、ほんの少しの分け前に
転んで、戦争に突っ走った当時の日本人と非常に似ているのではないか?如何なものか
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