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「子ども手当」と格差 [閑話]

今日も比較的に暖かな日和だった。お勤めの人々やその家族は良い休日だったかな?
散歩の帰りが遅く夕食時になって、レストランや回転すし屋に出入りする人々に出会った。
大勢の家族連れが、待合椅子に腰掛けているのを見ながら、大変だなぁ~!と思った。と
同時に、若い頃、休日に子どもを連れて外出し、皆で外食したことを思い出した。そして
あの頃は、混雑などは苦にならず、家族と過ごした時間が楽しかったことを思い出した。
厳しい仕事の合い間の、家族の団欒だから、少々の待ち時間など問題ではなかったのである。

今日のNHK・日曜討論で公明党や共産党が、「子ども手当」に関して前向きであると感じた。
政治的な立場で、公明党と共産党に、共通するところは余りないと思うが、一つだけ確実に
言える事は、支持団体がしっかりしていると言う事である。そして、それらの支持団体員は、
党によって立場は違うが思想・信条もしっかりして、目指すべき方向性も持っているだろう。

そこで、私は、「なるほど!」と、納得した。
それらの支持団体員は「子ども手当」は、もらい得=子孫繁栄に役立つ、と考えたのだろう。
そうなのである。家庭に余裕があり、思想・信条もしっかりした家庭は、不労所得が増えても
害にならず、ドンドン有益な方向に使うことが出来る。お金を増やすこともできるだろう。
この様な家族が子どもを積極的に生み、健全な子どもを育成するなら「子ども手当」も有効?
もしもそうだとして、そういう家庭が、全国でどの位、居るだろうか?
公明党や共産党を支持する人は、NHK世論調査で現在、6.2%。内支持団体員数は?
その中で、子どもを積極的に生み、育成する家庭は?

さて、「子ども手当」は、格差の再生産につながるか?この命題に対して、科学的あるいは
合理的な回答はまだ明らかではないが、多くの識者が格差の拡大を予想している。
中には、貧困家庭に「子ども手当」が支給されれば一息つけ、格差が縮まると早合点する人も
居るようだが、公明党や共産党の支持団体員の家庭にも、同額支給されることを忘れている。
「子ども手当」が、公明党や共産党の支持団体員の家庭では、もっと上流の家庭に追いつき、
追い越す上昇志向家庭の起爆剤になるかも?仮にそうだとして格差問題は解消するのか?
経済格差を縮小(少なくとも拡大しない)方向にしたいなら、親の所得制限は当然だろう。
格差の再生産への対策は、「現金で買える」対策はないから現金給付ではダメだろう。
党利党略で政策がもてあそばれる悪習が、いよいよ政界内にはびこって来た。如何なものか
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