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「てっぱん」13週・関係 [物語]

昨日から今日にかけて今年一番の寒さ。寒さもつのり、年が行くのは逝くにつながり
年の暮れは、特に「死」を連想させられるが、「死と再生」ということもある。
人間は生ある限り奈落からまた這い上がり前に進む。町内のバンドの指揮者・岩崎潤
(柏原収史)が、トランペットを「死」に最も近い楽器だという話を交えながら、
あかり(瀧本美織)は人を勇気付けたいからトランペットを選んだのだと言っていた。
そのことを初音(富司純子)は影で聞いていた。初音の千春理解への糸口となるか?

往年の駅伝選手・根本(松田悟志)は脱水状態になってフラフラになり、失格になったが
最後まで諦めなかった。当時、走る意欲を失くしていた高校生の滝沢(長田成哉)は
誰も待っていないゴールに倒れ込んだ根本の姿に深い感動を覚え、再び走る意欲が湧いた。
大学全日本の代表選手として著名となった滝沢は、有名企業に就職するも怪我のために
二年間、鳴かず飛ばずで、根本がコーチをする企業に拾われて再起を期していた。そして
予選大会で、滝沢は区間賞を取ったが、チームは予選落ちで、解散?根本は退社?

滝沢は根本の会社に入る時に、受け取り手のなかった当時の根本のタスキを受継ごうと
心に誓ったのだ。もっと条件の良い会社があったにも拘らず、根本の会社を選んだ理由は
怪我の経験を通して、当時の根本の悔しさが、もっと深く理解できたのだろう。根本も
滝沢の走りをこよなく愛していた。「ふたり」は深い相互理解で結ばれた関係だろう?

今週の「てっぱん」の題は「ふたり」。根本と滝沢の隠された二人の関係を軸にして
様々な「ふたり」の関係が、福引の特賞“有馬温泉・宿泊招待券”を絡めながら展開する。
特賞は、神田(赤井英和)>根本>神田>浜野一(趙 珉和)>笹井(神戸浩)>初音
>伝さん(竜雷太)>あかり>神田>小夜子(川中美幸)と巡る。まるで駅伝のタスキ?
ダバダバダの「男と女」という点では、神田>小夜子、浜野>あかり、あかり>滝沢
この特賞の輪に入らない「ふたり」。それは父・錠(遠藤憲一)と母・真知子(安田成美)
そして、このふたりが27年前の結婚以来、真知子が自分ではなく錠を選んだ事にこだわり
続けている隆円(尾美としのり)と村上鉄工所の家族それぞれとの関係も面白い。
隆円と千春(木南晴夏)との秘話。千春が隆円のことをどう思っていたか?等もあった。
「ふたり」の相互理解でもなかなか難しい。まして複雑に入り組んだ一般の人間関係は
複雑怪奇?まずは「ふたり」の単位で絡んだ糸をほぐすしかない? 如何なものか
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