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旧友を悼む [思い出]

高校時代の友・植村達男君の訃報を知った。ご冥福を祈り、追悼の小文を捧げたい。
◎ 年の瀬や 見送る人も また見送られ
彼とは、同クラス、正に同窓の間柄だった。彼はエスペラント研究会に所属していた。
現在も、日本エスペラント学会の監事を依頼されているとの事であった。
卒業後も、私が川崎・東京に転勤してから同窓会で親しくさせてもらっていた。

ご存知の方も多いと思うが、彼は随筆家として多くの著書・著作を残している。
小島直記の「出世を急がぬ男たち」に彼の著作が取上げられて文壇デビュしたらしい。
彼の著書の全容は知らない。私が知っているだけでも以下の書名が思い浮かんでくる。
1) ある情報探索人の手記(2001/09)
2) 時間創造の達人 ― 知的情報活用のすすめ(1996/10)
3) 情報氾濫時代を生きる ― 新しいタイプの専門図書館(1992/11)
4) コ-ヒ-、その知的香りのモザイク ― 私の情報整理学入門(1991/01)
5) 神戸の本棚(1986/10)、6)本のある風景(勁草書房1978年初版)
初期のものは、当時、私が、転勤直後で10数年振りの関東に慣れないでいた頃に
同窓会(東京支部)で親切にしてくれて、ご本人から直接入手した。
その後、書店の店頭で見かける度に、大体は購入してきた。

彼は、1941年神奈川県鎌倉市生まれ。お父上の転勤で昭和30年(1955)神戸に転居。
御影中学校、神戸高校、1964年神戸大学経済学部卒、住友海上(現三井住友海上)入社。
自動車保険料率算定会(現損害保険料率算出機構)調査役、住友海上情報センター長等を
歴任、その後、神戸大学東京オフィスコーディネータなどをされた。

同窓会ではいつも会う事ができるのを楽しみにしていたのに、50周年同窓会は欠席だった。
それで気にはなっていた。倉敷に引っ込んで8年半。皆の消息にも疎くなってしまった。
それでも、50周年記念誌には、様々な活動に関与している近況を知らせてくれていた。
記念誌の届いた直後の11/5に、メールを出したら簡単な返信で、少し心配していたが、
其の侭になって、まさかこんなに早くお別れすることになるなど思いもかけなかった!
こころ優しい植村君、いろいろと親切にしてくれて有難う! どうか安らかに!
◎ 友逝きて こころさみしき クリスマス
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