SSブログ

伏見散歩'10.12月-Ⅱ [散歩]

今日は5日振りにスロージョギングをしたら脹脛や足首がだるくなった。使わない筋肉が
少し劣化したのかも知れない。とりあえず続行していたらダルさも徐々に収まった。
人によって筋肉の衰えの速度も異なるのだろうが、私の場合は衰えが早いのではないか?
私の体質なら、余り長期の旅行など、非日常的な生活は、健康に良くない?
さて伏見散歩だが、石峰寺へは伏見稲荷の境内にある東丸神社の横の細い道を抜けて行く。
その途中に「ぬりこべ地蔵」の祠がある。歯痛平癒祈願のお地蔵さんというので、歯の悪い
私としては、“何とか一日でも長く自分の歯で食事ができるように!”と、お願いした。
私と同じ様、願っても甲斐ない願懸けをした幾多の諸先輩の事を思わずにはいられない。
◎ 落ち葉ふる 地蔵だのみの 歯弱爺

京阪電鉄の深草駅の手前にある食堂で昼食をとったが、其処の女将が気さくな好人物で、
話し方が、親戚のおばさんに似ているのも懐かしかった。徳島の出身で、半田麺を故郷から
取り寄せて店に出している。冷込む日だったので、鍋焼き半田麺とおでんを食べたが美味。
そうめんに似ているが、暖かい麺でもコシがあって歯ごたえが良かった。(歯の悪い私でも
噛み切れるから、コシがあるといっても、歯の悪い人にも心配はご無用である。) それと
気付かず食した事はあるのかもしれないが、鍋焼き半田麺は私にとって初体験であった。

深草駅の横を流れる琵琶湖疎水の細い散歩道を南に下っていく。綿森橋、町通橋、きとら橋
堀田橋、極楽橋、藤森橋、高田橋、北新橋、墨染橋などを過ぎて、墨染寺に参詣した。
小野小町のもとへ「百夜通い」をしたという伝説の人物・深草の少将の屋敷がその辺り?
墨染寺という寺名または地名は、関白・藤原基経(836-91)の死を悼んで詠んだ和歌
◎ 深草の 野辺の桜し 心あらば 今年ばかりは 墨染めに咲け 作:平安歌人・上野峰雄
にちなんだものという。

その後は、伏見の酒蔵を巡った。キンシ正宗、宝酒造、招徳酒造などを歩いたが
お酒を造って(或いは売って)いるだけ?利き酒や見学などについては、黄桜酒造の
カッパカントリー、月桂冠の大倉記念館などを見て回った。カッパカントリーでは、
昔懐かしい清水昆のカッパの絵をたくさん見る事ができた。月桂冠の大倉記念館には、
立派な見学コースがある。酒造りの工程は、精米、洗米、浸積、蒸米、麹、酒母、醪(もろみ)
、上槽、滓引き・濾過(おりびき・ろか)、火入れ、貯蔵、という事になっている。
楽しい見学と利き酒、そして吟醸酒、酒饅頭などの土産を買った。
nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。