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ルーピー鳩山とモンスター [閑話]

昨夜の合唱練習の休憩時間、誰かがルーピー鳩山の事を話題にしかけた時、“あれはもう終わった
あんなのはもう話題にもしちゃあいけん!”、というきつい一言があって立ち消えになった。
なるほど、生々しい現状を知っているものにはそうかも分からない。しかしこういう意見には、
忘れっぽい日本人の欠点を助長してしまうという問題がある。生々しい状況が忘れ去られた時
いい加減な奴が、あの時の鳩山は立派だったというかも分からない。だから念を入れて書く。

先日、「ザ!世界仰天ニュース モンスターペアレント驚きの実態とは!?」の事を思い出した。
第1の事例:徒競走で1番になるはずの息子が、転倒してビリに。可哀想だからやり直し要求
というのがあった。親が、冗談抜きで、本気で“徒競走のやり直し”を要求?その原因は?
第2の事例:或る時、気が付いたらこどもが箸の持ち方を知らない。父親は学校に怒鳴り込んだ。
「うちの子が、箸の持ち方も知らないのは教師の責任だ。その位の事、チャンと教えろ!」

私はルーピー鳩山の問題を含めて、問題の本質は、家庭内の教育にあることを強調したい。
第2の事例では、親が“箸の持ち方”を知っているのに要求しているのかどうか?という疑問は
残るが、いずれにしても、親自身の成人までの家庭内教育に問題がある。
第1の事例と、今回の普天間基地移設問題とは、非常に相似していることがわかる。
大切な仲間:第1事例では・「徒競走で転んだ息子」≒普天間問題では・「沖縄」 
要求相手:第1事例では・「学校の先生」≒普天間問題では・「アメリカ」
要求理由:どちらも可哀想だからやり直しを要求。モンスターペアレントとルーピー鳩山の事例の
相似形から、両者の問題の根源は「家庭内教育」であることを閃いたのである。

日本の家庭の多くは、子どもを個性豊かに型にはまらない独創的な人間に育てようと考え、
従来の家庭内で(立派な家庭ほど)行われていた教育は捨て去られていった?また、そのため
親の干渉を避けた?だから親子の対話も尊重されず世代間も断絶?ルーピーかつ脱税王
鳩山のオン母上は、10数億ものお金を息子に渡したのに直接は愚か電話一本の連絡も
なさらなかった。親子の断絶、此処にあり!日本と西欧と違いに、人生観、宗教観、哲学観の深さ
がある。それらは全て家庭内教育の柱である。まだ明治維新の志士や明治時代の要人には中途
半端でも人生観、宗教観、哲学観の深さがあった。家庭内教育のポイントは基本に忠実で基本を
外さない事。“日本では型に嵌める”と最近では敬遠されがちだが、「急がば回れ」の諺もある。
要人にまで家庭内教育の衰退者が蔓延しているなら、日本の一大事である。如何なものか。
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