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2010.05月上京 [大家族]

数日間、関東方面に出かけて、都心の経験に特に乏しくなっている事、即ち“お上りさん”状態に
なっている事に気づかされた。幾つか、“お上りさん”体験を書きとめておこう。
① 液晶パネル式のコインロッカーに出くわして、四苦八苦。
② SUICAが、私鉄、JR、地下鉄(東京・横浜)共通になったこと。
③ 東京スカイタワーを初めて見たこと。(六本木ヒルズの展望台から遠望)
他にもあったような気がするが忘れてしまった。5月末で当地に引っ込んで丸八年、直後の7月に
生れたKotoが今年で小学2年、身長・130cmになるのだから、私も忘れていた年を感じる。

仕事の関係で二日とられたが、後の二日は、孫や子供たちとの再会。そして、今日、帰宅前に
絵には何の知識もないのだが、六本木ヒルズで開催中の「ボストン美術館展」に行ってきた。
昨夜はKotoと「オセロ」をやった後、延々と「隠れん坊」ごっこをした。
家の中での隠れん坊だったので、後半、私は隠れる場所が思いつかず、Kotoが隠れるのだが、
なかなかアイデアが良く、盲点を衝かれて何度も見つけることが出来なかった。
ついに疲れて休んでいた頃に、Keikoから連絡があり、お開きとなって解放された。

「ボストン美術館展」は、予期していた以上に素晴らしかった。
大原美術館でも所蔵されている名だたる画家の名が絢爛豪華に居並んでいた。展示品は80点
どれ1つとして見過ごしにできるものはなかった。最初の肖像画の部屋で度肝を抜かれた。
これだけ多くの肖像画(19点)。ルネッサンス時代の1545年~1910年のピカソの“女性の肖像”迄
イタリア、スペイン、フランドル、オランダ、イギリス、フランスの著名な画家達が競う。
踊り子の絵で有名なエドガー・ドガの妹夫婦を描いた肖像画(1865年頃:ドガ31歳頃の作品)は
生涯、自分の身近に置いていたという。解説には“格式ばった夫と物思いに耽り不安を抱えて
いる様に見える妻(妹)、人生の行動的および思索的側面の両方が表現されている”とある。

宗教画(10点)も勿論素晴らしかった。ドメニコ・フェッティの「改悛のマグダラのマリア」は感動もの
オランダの室内のコーナーでは「台所の内部」や「オランダの家」の内部の絵があった。1660~70年代
日本では徳川4代将軍の江戸前期、台所に美を感じただろうか?オランダではプロテスタントの信仰
厚く、家庭生活の美徳を描いている様である。会場を管理している画学生にそういう視点の
日本画はいつ頃生れたか聞いてみたが、思い出せなかったようだ。私は明治以降だと思う。
沢山、感動したがゴッホの「オーヴェールの家々」の色の輝きに息を呑んだ。書きたい事は
沢山あるが、睡眠時間がなくなるので、これでお開きとする。如何なものか。
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