SSブログ

ゲゲゲ・9からの連想 [社会]

今日のNHKTV小説「ゲゲゲの女房」では、布美枝の祖母・登志(野際陽子)がこの世を去る。
看病する登志の枕元で、父・源兵衛(大杉漣)が大福帳片手に、布美枝に話す場面が心に残る。
その大福帳(祖母がつけていた初期のもの)には、子どもの字のような拙い文字が並んでいた。
今は達筆な祖母を知る布美枝に、父・源兵衛はそのわけを話して聞かせるのである。早く伴侶を
失った登志が、独学して女の細腕で店を切盛りするまでに至るには大変な苦労があったろう。

明治時代には、一部を除いて‘女に学問は要らぬ’と言う時代だった。そういう時代に育った
登志が、子育てをしながら、独学で立派に経理もこなせるようになり立派な呉服店の経営者と
なったという話に、私は、大いに感激し、様々な連想が閃いたのである。一部書き留めたい。
「独学」とは、先生なしに学ぶ事である。先生は与えられるのが普通の現代人には分からないが
私は、この‘独学の精神’こそ、現代日本に一番欠けている心構えだと痛感している。
それらの問題点を、現在の政治状況における具体的な事例を踏まえながら述べてみたい。

民主党政治の問題点は今まで様々な観点から述べてきたが、‘独学の精神’という視点からは
その精神に最も遠い政治だという事ができるだろう。マニフェストに掲げた政策のほとんどが
主に西欧諸国からのパクリである事からも明らかである。そしてその精神もパクリである事は
鳩山首相の友愛政治、或いは施政方針演説での故ガンジー氏の「社会的七つの大罪」等でも
ハッキリしている。精神を真似るならチャンと真似て欲しい。内容の伴って居ないマネはパクリ!

民主党だけで止まっていればまだ良いが、今や自民党その他の政党まで西欧のマニフェスト選挙
にかぶれ出した。民衆が飛びつきそうな政策を掲げ、或いは票集めに野合を図るとは情けない!
昨日も英国下院議院の総選挙で二大政党とも過半数割れとなり、二大政党政治の終焉も話題に
なっていた。昨年の5,6月頃、英議員の経費不正使用事件で30人以上が辞任・引退となり、また
下院議長も3世紀ぶりに任期途中の辞任に追い込まれた。欧米近代化の‘人権尊重等の精神’は
学ぶべきだが二大政党政治等の形ではない。行く行く不正議員の大量生産は勘弁して欲しい。

日本は今、持続的発展の道か?それともいつか来た破滅の道か?の岐路に立っている。この時
パクリ等していて、新しい道が切り開かれるはずがない。パクリは破滅の道へつながっている?
「独学」の力を発揮して、日本の新しい政治を創造しなければ新しい道を切り開けないだろう。
様々な先例を学びながらも、独学で新境地を開く事が、これからの日本に大切?如何なものか。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。