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京都散歩’090910 [散歩]

2009.09の京都周辺散歩も、今日が最終日である。連日2万歩を越える散歩に疲れを感じる。
昨夜,京都タワービル内の本屋で「京都 歩く下京 時遊自在」 という¥300也の格安ガイドブックをゲット。下京区130周年記念誌だからか?7コース詳細地図付でグルメ、ショッピングも含めて
観光スポットが細かく解説されていた。今日は、このガイドブックを供に散歩することにした。

最初は、六条通りと七条通りの間、東本願寺の真東にある渉成園という東本願寺別邸のお庭。
東本願寺が分派の後、徳川家康、家光等から寄進されたのがはじまりという。我が家は東本願寺
の檀家だからか立派な冊子を頂いた。その冊子によると、庭園は“池泉回遊式”、作庭は洛北の
詩仙堂を開いた石川丈山( じょうざん、天正11年(1583) -寛文12年 (1672)、江戸時代初期の文人)という。“渉成園”という名前は、陶淵明の有名な漢詩「帰去来の辞」の一節、
「“園日渉以成趣” 意味は:田園で、日々、趣きある生活を送る」 からとったという。
この詩は、若い頃には上級官僚であった陶淵明が、政変のために零落し、41歳の時にお金に
困って小役人になったが、世智辛い役人生活に順応できずに、“帰りなん いざ”と詠いだした。
その一節をとったというこの園は、陶淵明の帰りついた田園とはだいぶ違うような気がする。
DSC090910回トウ廊.JPG
ともあれ、園内には、瀟洒な建物、珍しい建造物、そして美しい庭があった。写真は、その内の1つ、屋根付の回棹廊(かいとうろう)。
屋根付の橋は世界にあるが、日本の屋根付橋については、
http://www.civilnet.or.jp/gallery/bridge/yane/nippon.htmDSC090910回トウ廊3.JPG
を参照されたい。
私が屋根付橋で最初に印象付けられたのは、ヨーロッパだった。
日本の屋根付橋は、両側の建物をつなぐ渡り廊下風?が多い。
また、長さや幅も不十分である。それでも日本の屋根付橋を見て回りたいという願望はある。

その後は、菅原道真公の乳母・文子が最初に道真公を祀ったという文子天満宮、弘法大師作という高さ約2.5mの駒止め地蔵、五条楽園の御茶屋街と歌舞練場、などを巡った。
軽めの京都散歩ではあったが、一日一万歩のノルマは達成できた。如何なものか。
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